緊急事態宣言解除の報道などで一躍知名度が上がった「Go To Travelキャンペーン」ですが、詳しい内容を知っている方は多くないようです。一方で、新しい生活様式に慣れ始めてくると、やはり「旅行・レジャー」の文字が頭の中によぎり始め、週末になるとソワソワしてくるのではないでしょうか? そんなあなたに、トラベルズー・ジャパン株式会社(https://www.travelzoo.com/jp/)が、旅行好きな人を対象に行った、「Go To Travelキャンペーン」に関する意識調査の結果をご紹介いたします。「Go To Travelキャンペーン」の有効活用にお役立てください。

■「Go To Travelキャンペーン」の認知度は29.1%も、説明後の利用意向は87.5%

「Go To Travelキャンペーン」の知名度に関する質問では、「キャンペーン内容を知っている」と回答した割合(認知度)は29.1%に留まりました。「聞いたことはあるが、よく分からない(47.7%)」と答えた人と合わせた知名度は76.8%に昇りました。こうした調査結果から、キャンペーン内容が広く理解されていない現状が明らかになりました。
名称が先行しているものの、今後、7月に予定されているキャンペーンが開始されるまでに、一般消費者にキャンペーンの目的や内容を正しく伝える必要性があると考えられます。

ただし、「Go To Travelキャンペーン」の内容を説明した上で、その利用意向を尋ねた質問では、「利用したい」と回答した割合が87.5%に及びました。一方で「未定(11.0%)」および「利用しない(1.5%)」とした回答者も一定数いることから、新型コロナウイルスに対する不安も伺えます。
ちなみに、「Go To Travelキャンペーン」とは次のような内容です。
「国内観光需要喚起を目的として、旅行会社が販売する旅行商品や、宿泊施設が直販予約システムで販売する宿泊プラン等を予約する際に、最大半額相当(1泊あたり最大2万円)の補助が適用される」というものです。

■年内に複数回の国内旅行検討中、できれば昨年以上に旅行したい

7~12月に実施したい宿泊を伴う国内旅行の回数に関する質問したところ、97.2%が1回以上国内旅行したいと回答しています。このことから、早期旅行再開に対する意欲の高さが明らかになりました。また、「2回(38.4%)」「3回(27.0%)」を中心に、年内に複数回の国内旅行の意向を持つ回答者の割合は78.6%に上りました。さらに「6回以上」と回答し、毎月1回以上のペースで国内旅行を実施したいとする回答者も5.8%いることが明らかになりました。積極的に「Go To Travelキャンペーン」を利用したいという意向が示されたことなります。
昨年同時期(7~12月)と比較して質問をしたところ、「昨年と変わらない(43.6%)」「昨年よりも多い(21.9%)」「昨年の2倍以上(5.8%)」を合わせて、昨年同等以上の国内旅行回数を見込んでいる回答者の割合が71.3%に達しました。
新型コロナウイルスの影響がなかった昨年同時期のことを考慮すると、「Go To Travelキャンペーン」の効果により昨年同等以上の国内旅行需要が生まれていると言えます。

■「Go To Travelキャンペーン」利用のピークはいつごろになるのか!?

「Go To Travelキャンペーン」の利用時期に関する質問では、10月(55.0%)へ向けて旅行意欲が徐々に高まる傾向が明らかになりました。
例年旅行需要が、高まる4連休のある9月(46.7%)や、紅葉シーズンとなる11月(49.0%)などですが、新型コロナウイルスに対する不安と、旅行再開に対する意欲との心理的なバランスが影響しているのか、10月がピークになることが予想されます。

「Go To Travelキャンペーン」を利用する最初の旅行で検討している泊数に関する質問では、「1泊」が最多の45.1%、続いて「2泊」が35.7%という結果になりました。キャンペーンでは1泊あたり最大2万円相当の補助が適用されることから、長期滞在するほどメリットが大きくなる一方で、現実的に長期休暇を取得するハードルが高いことから、比較的短い泊数に留まっていると考えられます。

■「Go To Travelキャンペーン」を、利用してどの様に旅行するのが良いのか?

最後に、「Go To Travelキャンペーン」を利用した旅行の選択基準に関する質問をして回答を得ています。
やはり「混雑している時期や旅先を避けて旅行を計画したい」が、51.0%で首位となりました。「3密回避」の意向が強いことが分かりました。
2番目に多く選ばれたのは、「コロナ流行以前から計画していた旅先に行きたい(38.5%)」でありました。もともと決めていた旅行に対して、キャンペーンを適用することで、よりお得に旅を実現したいと考えている回答者も多いことが伺えます。
さらに、「最大半額相当補助されるのでいつもより豪華な旅をしたい」を選択した回答者が、37.9%で3位につけています。このことから、いままで手が出にくかった高級ホテルや、上級客室などに泊まる豪華な旅も含めて、キャンペーンにより新たな需要が生まれつつあることが明らかになりました。

***

これまで、旅行・レジャーに出掛けることをじっと我慢した方、あるいは周りの目を気にしながら近場のレジャーをこっそり楽しんだ方々が、待ちに待った都道府県を跨ぐ移動自粛も解除されます。「3密回避」の意識はあるものの、やっと自由な気持ちで旅行・レジャーを楽しみ、そして大きな打撃を受けた観光事業者の方々の支援ができるようになります。何かと話題になっている「Go To Travelキャンペーン」を有効にご活用ください。

【調査概要】
調査目的:「Go To Travelキャンペーン」に関する意向の確認
調査期間:2020年6月3日(水)~6月7日(日)
調査対象:日本国内のトラベルズーメンバー
調査方法:インターネットリサーチ
有効回答数:3,013

 

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