6位石川県 兼六園(87票)
「日本のいろんな紅葉スポットに行ってきたれど、兼六園は行ったことがなくて写真を見たら凄く雰囲気が良さそうで落ち着きのある場所だから行ってみたい」(ドイツ、女性、30代)
7位奈良県 東大寺(77票)
「今住んでるところから近いから毎年秋になると家族で行っているの。自分の国にも紅葉はあるけど日本のように“紅葉スポット”として人気な場所はないなぁ」(フィリピン、女性、40代)
「過去に行ったことがあって気に入ったので、次は家族と行きたいですね」(アメリカ合衆国、女性、30代)
8位以下には、滋賀県高島市のメタセコイア並木、愛知県豊田市の香嵐渓、青森県十和田市の奥入瀬渓流が続き、各地方で話題となっている紅葉名所にも注目が集まっています。
8位滋賀県 メタセコイア並木(75票)
「名前のように(メタセコイアは英名でdawn“red”woodのため)秋を体感するにはすごく良い場所だと思う。自国にも紅葉はあるけど、色はここみたいに綺麗ではないの」(ジャマイカ、女性、20代)
「行ったことはないけどウェブサイトの評価がとても高かったから是非行ってみたい。自分の国では四季がないので、もし皆日本に来たら私のように日本全国の紅葉を楽しめると思う」(インドネシア、女性、20代)
9位愛知県 香嵐渓(43票)
「香嵐渓は家から近いし、とにかく綺麗な景色だから行きたいと思っている。ブラジルには紅葉の文化がないけど、YouTubeでずっと見ていて気になっていたんだ」(ブラジル、男性、30代)
10位青森県 奥入瀬渓流(21票)
「友達が紹介してくれて、写真を見て気に入ったの。聞いたことのない場所だからレアだし、静かな雰囲気がいいと思った」(フィリピン、女性、30代)
「奥入瀬渓流は綺麗な滝や紅葉を楽しめるし、山をハイキングするのが大好きだから行きたい。旦那さんが日本に来て初めての年なので、一緒に秋の紅葉文化を楽しみたいわ」(アメリカ、女性、30代)
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いかがだったでしょうか。2位以下には、栃木県の日光、広島県の宮島、京都府の金閣寺が続き、日本人の紅葉スポットとしても人気が高い行楽地が人気を集めました。また、近場の紅葉スポットや日帰りで名所へ行きたいというニーズが高く、大都市圏に近い紅葉名所が上位3位を分け合う形となりました。
今回のアンケート調査では、自国に紅葉を楽しむ文化はない(60%)、自国に紅葉スポットはない(70%)との回答が多くを占めた一方、ほぼすべての外国人(99%)は今年紅葉を見に行きたいと考えていることがわかり、外国人の間で日本の紅葉文化に対する強い関心が伺えました。内訳としては、見に行く予定がある(70%)、行く予定はないが行きたい(29%)という結果になりました。また、見に行く予定があると答えた人のうち、過半数の回答者は紅葉シーズンに母国から知人や友人、家族を呼ぶ予定があると答えています。
日本の紅葉が好まれている理由について、回答者からは、日本ならではの自然の豊かさや四季の移り変わり、観光名所の近くや地元で楽しめる手軽さ、紅葉が文化として確立されている点などを評価する声が聞かれました。
「日本の紅葉との違いは葉の種類。パキスタンでも日本のように四季はあるが、日本はエリアによって全然景色が違うから良い」(パキスタン、男性、20代)
「自分の国ではあんまり足を止めて紅葉を眺めるということをしない。葉っぱも茶色から黄色に変わるだけで日本の紅葉のように赤やオレンジのような鮮やかな色がない」(ベルギー、女性、20代)
「日本の方がアメリカよりも四季がハッキリしているので、紅葉ももっと特別感がある。自国では寒い時期と温かい時期が急に変わったりするからあまり秋を楽しむ時間がない」(アメリカ合衆国、女性、30代)
「ウルグアイでは紅葉が綺麗なところは田舎で観光スポットや観光施設がないから行っても楽しくないんだ」(ウルグアイ、男性、40代)
そのほか、自国に紅葉スポットがある(30%)と答えた人に聞いた海外で人気の高い紅葉スポットには以下のような場所が選ばれています。
ブラジル人ユーザーおすすめの紅葉スポット:グラマード(ブラジル、リオグランデドスル州)
アメリカ人ユーザーおすすめの紅葉スポット:アスペン(アメリカ合衆国、コロラド州)
インド人ユーザーおすすめの紅葉スポット:カシミール(インド及びパキスタンの国境付近)
韓国人ユーザーおすすめの紅葉スポット:ソラク山(韓国、江原道)