新着記事

ココロとカラダの健康のために! 意識すべき3つの「ホルモン」

ココロとカラダの健康のために! 意識すべき3つの「ホルモン」

越後亀田縞ハンチング|伝統織物で仕立てた小粋な木綿ハンチング帽

失敗を恐れずに進むことが特効薬|『「感情の老化」を防ぐ本』

40代から始まる「感情の老化」を食い止める方法|『「感情の老化」を防ぐ本』

春の体調管理の鍵を握るのは免疫力を上げる「たんぱく質」!

春の体調管理の鍵を握るのは免疫力を上げる「たんぱく質」!

「褒められると伸びるタイプなんです」と言う部下への接し方

【ビジネスの極意】「褒められると伸びるタイプなんです」と言う部下への接し方

ペーパーグラス|眼鏡作りの聖地が生んだ驚異の薄型軽量読書眼鏡

仏像曼荼羅イメージ 東寺蔵

空海発案の立体曼荼羅21体のうち、15体が集合【特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」】

災害時に愛猫がPTSDに陥ったら!|知っておきたい「猫のPTSD」治療法

竹製のスタンドにヤシの葉のうちわを常備。和室はエアコンを設置せずに、うちわや扇風機で涼をとります。網戸がなく、窓を開けっ放しにしているため、家中のいたるところに置いている蚊取り線香入れは、バリ島でつくられたもの。

春過ぎて夏を待つ日に葉山の家へ【桐島かれん『KAREN’s』】

50代夫婦1000名に聞いた定年対策 実態調査!|「定年退職後も夫には外で働いてほしい」は9割近く!!

妻の9割は「定年退職後も夫には外で働いてほしい」|50代夫婦1000名に聞いた「定年後のライフスタイル」

サライ本誌最新号

住宅特集アンケート実施中です!

別冊付録「大人の逸品カタログ」商品はこちらから

ピックアップ記事

  1. オリックス・リビング社長、森川悦明氏。「グッドタイム リビング センター南」にて撮影。
  2. アウトサイド・ジャパン展

>>過去の記事へ

サライの通販

>>過去の記事へ

旅行

イギリスのブレグジット問題|あるスコットランド女性の憂いとチャレンジ

文・写真/石橋貴子(海外書き人クラブ/スコットランド在住ライター)

イギリス政治の中心地ロンドン・ウェストミンスター

イギリス政治の中心地ロンドン・ウェストミンスター

今、イギリスが揺れている―。

2019年3月末にEU<欧州連合>からイギリスが離脱(ブレグジット)することが、2016年に実施された国民投票の結果により決定しているのだが、離脱する合意内容が離脱直前になっても決定せず、ゴタゴタが続いている。

イギリス連邦国の一部であるスコットランドに住む人たちの感情は複雑だ。なぜなら、先の国民投票において、スコットランド人の62%がブレグジットに反対したのだから。そんな先の見えない問題に揺れながらも、果敢に挑戦する、スコットランド女性の言葉をお伝えしたい。

ブレグジット問題|あるスコットランド女性の憂いとチャレンジ

“Can you imagine after BREXIT?(ブレグジット後のことをあなたは想像できる?)”

これは、筆者の知り合いであるスコットランド女性の言葉。ブレグジット後の世界を想像できないイギリス人が余りにも多い。この事に憂いを感じている彼女の言葉だ。

たとえばということで彼女が出したのが欧州に多くの拠点を持つ航空機会社エアバスの例。

“エアバスのオペレーションがイギリスで2分止まったとしたら、何が起こると思う?

エアバスは、イギリスを含む欧州各地で航空機の部品を生産し、フランスで部品を組み合わせて、生産をしている。もしイギリスで遅れが生じたら、その遅れがたった2分間であったとしても、欧州エアバスに大きな障害となる。もし合意なきブレグジットになったら、その恐れはまさに現実のものになる。実際にエアバスは、イギリスでの事業見直しの可能性について表明しているわ”

あらゆることがもの凄いスピードで、緊密に動く現代で、具体的にどうなるか想像してみることの大切さを、彼女は説く。

彼女のもう1つの憂い。それは、ブレグジットに関する国民投票が再び行われること。

“「国民投票をやり直して、EU残留すればいいじゃないか」と言う人がいるけれど、EU残留に決まる保証はない。もし仮にEU残留が再び拒絶されたら? イギリスは、今以上に手のつけられない、バラバラの状態になる”

 Language Hub設立者ミッシェル(左)とビジネスパートナーのアンドレア

Language Hub設立者ミッシェル(左)とビジネスパートナーのアンドレア

彼女の名前はミッシェル。スコットランド人の父とドイツ人の母の間に生まれ、ドイツで育ったバイリンガル。スコットランドで結婚し、その後2人の子供が誕生。受付の仕事をしながら、再び教師としてのトレーニングを始めようとした時に、自分が住むスコットランド・グラスゴーに、子供がバイリンガル教育を受ける場所がほとんどないことに気づき、そのギャップを埋めようと、語学を学ぶ拠点「Language Hub」を作った女性だ。

設立当初、英語とドイツ語のみの提供だったが、クラスが評判を呼ぶとともに規模を拡大。その後、スイス出身の女性アンドレア(ドイツ語、イタリア語、英語を話すことができる!)という強力なビジネスパートナーを手に入れ、現在Language Hubは、英語、フランス語、ゲーリック語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、アラビア語、ロシア語、日本語、中国語等、多言語のクラスを持つ。子供は歌いながら学び、大人はコーヒーを飲みながらリラックスして学ぶスタイルを取り、子供を預ける場所がない大人のために無料で預かるシステムも備えている。そして昨年末からはカフェ「Cafe Hub」をスタート。居心地の良い空間で飲み物、そして小さな子供にも安心安全な食べ物を提供している。

Cafe Hub

Language Hubのビジネス自体は順調だが、ブレグジットの影響を免れることはできないし、大きなリスクを含んでいる。スタッフ17名のうち、イギリスの永住権を持つのは、ミッシェル1人だけだ。

ミッシェルは言う。“スコットランドの労働力は、外国からの移民への依存度が非常に高い。ブレグジットが行われれば、国内が混乱し、移民がスコットランドから国外へ移る可能性は非常に高い。スコットランドは労働力が足らず、経済は大きな打撃を受けるだろう。”

“でも、泣いていても仕方ない。泣いて終わるか? それともチャレンジするか? 2択だ”

ブレグジットが予定される3月以降、ミッシェルはLanguage Hubに大きな計画を入れることができないでいる。なぜなら彼女のビジネスパートナーやスタッフが、今後どうなるか分からないからだ。それでも、彼女は言う。“2019年3月のブレグジット後にやってくる、チャレンジ、笑い、興奮、すべて受け止めてやる”

文・写真/石橋貴子(海外書き人クラブ/スコットランド在住ライター)
イギリス連邦国の一部である、スコットランドの最大都市グラスゴー在住。コピーライター・編集者としての25年以上の職歴と、ジャーナリスム専攻ならではの視点を活かし、日々アンテナを張り巡らせて、スコットランドの隠れた魅力をお伝えしている。海外書き人クラブ所属。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

関連記事

  1. 空から眺めるウルルの全容 ブリスベンとゴールドコースト、そしてウルルを巡る旅【ウルル編】
  2. オーストリア国鉄のシティジェット 世界で初めて世界遺産に認定された鉄道| センメリング鉄道を満喫す…
  3. メープルシロップ カナダの名産品「メープルシロップ」はどうやってできる?| 首都オ…
  4. 最終的に色付けをしてできあがり ユネスコの無形文化遺産、スペイン・バレンシアの「火祭り」|火祭り…
  5. 見た目のインパクトが大きい子豚の丸焼き・レチョン 世界中の美食家がフィリピンに注目!|「マニラガストロノミー」を体…
PAGE TOP