賑やかな悪魔祓いのお祭り「オゴオゴ」も終わり、打って変わって静寂の新年「ニュピ」が訪れたバリ島。「外に出てはいけない」この一日を、敷地内に石像が点在し、寺院が9つもあるバリらしいリゾートホテルの中で過ごしてみました。

 

窓一杯の緑を見て一日が始まる

旅行の計画を立てる時、あそこに行って、ここも見て、あれも食べてと、つい欲張ってしまうもの。私もかつて、毎日くたくたになるまで観光地を見てまわっていました。同じホテルのプールサイドで1日中、動かない西洋人の旅行者を見て、「せっかく遠くから来たのに、もったいないなあ」と思っていたのです。

1_IMG_5184

しかし、歳を重ねるにつれ、旅の目的が観光ではなく、日ごろのストレスから開放され、ただただリラックスするための「リゾート満喫旅」も良いのではないかと思えるようになりました。

そんなリゾート初心者におすすめなのが、バリ島の中央に位置するウブドの町はずれにあるホテル『ザ・ロイヤル・ピタマハ』。バリでは悪魔が練り歩くバリの大晦日の祭り「オゴオゴ」が終わると、静寂の新年、「ニュピ」が訪れます。

ニュピの日は、“悪霊が地上に這い出してくる日”とされているので、島民は存在を気づかれないように、電気を消して静かに過ごさなければなりません。

飛行機も飛びませんし、テレビの放送もありません。外に出たら罰金です! 動いていいのは救急車だけ。本来は家の外に出てもいけないのでしょうけれど、ホテルの敷地内であれば散策しても良いとのこと。この日は、半ば強制的に(?)ホテル・リゾートを満喫することになりました。


部屋で鳥の声を聞く楽しみ

昨夜、部屋にたどり着いたときは、真っ暗で何も見えなかったのですが、朝、カーテンを開けると、目に飛び込んできたのは一面の緑と朝の光! どのヴィラからもこんな美しい景色が見られるようです。

2_IMG_5320

各ヴィラの敷地面積は、およそ300平方メートル。どこの部屋からも覗かれる心配がないので、思い切りくつろげます。次々と小鳥がやってきて飽きません。

3_IMG_5318

庭には、1棟ごとに約30平方メートルの大きなプライベート・プールがついています。朝風呂ならぬ朝プールで泳いだ後は、かつて出会った「プールサイドでゴロゴロする西洋人」の真似をしてみました……が、ゴロゴロするのも慣れないと、なかなか難しいのです(笑)。

 

1 2 3 4

 

ランキング

サライ最新号
2025年
1月号

サライ最新号

人気のキーワード

新着記事

ピックアップ

サライプレミアム倶楽部

最新記事のお知らせ、イベント、読者企画、豪華プレゼントなどへの応募情報をお届けします。

公式SNS

サライ公式SNSで最新情報を配信中!

  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • LINE

「特製サライのおせち三段重」予約開始!

小学館百貨店Online Store

通販別冊
通販別冊

心に響き長く愛せるモノだけを厳選した通販メディア

花人日和(かじんびより)

和田秀樹 最新刊

75歳からの生き方ノート

おすすめのサイト
dime
be-pal
リアルキッチン&インテリア
小学館百貨店
おすすめのサイト
dime
be-pal
リアルキッチン&インテリア
小学館百貨店