客室のテレビでは船内の情報番組をはじめ、BSNHK、吹き替え版の映画やドラマなどを視聴できます。インターネットカフェもあり、インターネット利用(有料)もできますが、衛星経由なため通信速度が遅いので必要最低限がいいようです。ここはぜひ、非日常を味わうためにも、デジタル生活から離れてみましょう。スーツケースの中身をクローゼットなどに収め、貴重品は貴重品ボックスへ。船内ではお財布は不要で、支給される1枚のクルーズカードが客室の鍵と船内用クレジットカードと身分証となります。今回のクルーズ代金は149000円~745000円。アルコールや一部有料のレストラン、ショップでの買い物やスパなど、カジノ、チップ以外はすべてこの旅行代金に含まれています。
18時出航を前に必ず全員が参加しなければならないのが、避難訓練です。客室にあるライフジャケットを持ち、指示された集合場所へ向かいます。広い船内で右も左もわからないながら、この集合場所だけは確実に頭にたたきこみました。夕闇迫る横浜港。大勢の見送りの人々に手を振り、消防艇のアーチ放水を眺めながら船が出発します。そして横浜ベイブリッジへ。じつはこれが最初のビックイベントだったのです。そう、ベイブリッジの下を通過すること。橋に近づけば近づくほど、船のマスト部分が橋に届いてしまいそうな! 乗客の視線を集めながら、わずかの差で無事通過。あたりは大きな歓声と拍手、そして満面の笑みが溢れました。
今回は約2300人の乗客のうち、約8割が日本人。60代~70代がもっとも多く、リピーター率が高いことにも驚きました。その秘密がどこにあるのか、クルーズの日々を過ごす中で徐々に明らかになってきました。
プリンセス・クルーズ http://www.princesscruises.jp/