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  1. 大開口窓は開放感が得られると同時に、季節ごとの光と風を取り込むことができる。芝生は建物周辺の温度を下げることが期待でき、庭木は夏の日差しを和らげる効果がある。
  2. 勾配天井により天井高は最高4mを実現。1階と1.5階がゆるく繋がることで、人の気配を感じながら、個室で過ごす感覚が楽しめる。
  3. 居室は35~75平方メートル、と広めに設定され、多彩なタイプが用意される。高齢者の暮らしやすさに配慮した設計が特徴だ。写真は66平方メートルの部屋。

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旅行

青蓮院門跡|京都・東山の穴場で過ごす静かなひととき【京の夏の旅】

取材・文/末原美裕

京都へ来ると、あれこれたくさんの神社仏閣を訪れたくなりますが、一つのお寺をじっくり味わい尽くす過ごし方もまたいいものですよね。

静かなひとときを過ごすのに最適な「青蓮院門跡」(しょうれんいんもんぜき)をご紹介します。

青蓮院門跡は、京都の中でも寺社や史跡、名勝が多く観光地としても有名な東山に位置しています。

八坂神社から徒歩10分、知恩院の北隣と、「あと一歩」足を伸ばさないとたどり着けない場所であるため、観光客の人数も比較的多くなく、東山の清らかな空気感が保たれています。

天台宗総本山比叡山延暦寺の三門跡の一つとして古くから知られる青蓮院門跡は、現在は天台宗の京都五箇室門跡の一つに数えられています。

門跡寺院というのは、門主(住職)が皇室或いは摂関家によって受け継がれてきたお寺のこと。青蓮院門跡は昔から皇室と関わりが深く、格式の高い門跡寺院とされています。

門をくぐり、建物の入り口を通ると、華頂殿(かちょうでん)へと通じています。そして、作庭家として名高い相阿弥(そうあみ)作の庭が目に飛び込んで来ると、筆者の心はいつも安らぐのです。

蝉の鳴き声も、夏の暑さも、この深い緑に溶けて、永遠に続くかのようなきらめきを感じるからかもしれません。

縁側に腰を落ち着け、心ゆくまで眺めてみてください。(モデルは2017年京都・ミスきものの伊谷英里子さん)

華頂殿は部屋の中も美しく、絵師・木村英輝氏が描いた色とりどりの蓮の襖絵が60面並び、天井には三十六歌仙の額絵が飾られていて、見飽きさせません。

青、赤、黄、白、と「極楽浄土」をイメージして描かれた襖絵。

渡り廊下を歩いて、「小御所」という建物へ行くと、また新しい感覚が得られます。相阿弥が人工的に造った庭と東山の自然の山麓の融合の巧みさに思わずため息が漏れます。

自然と美しく共存してきた、日本文化の奥深さを改めて感じる瞬間ですね。

左手から迫る木々と庭園の調和が素晴らしい。

また宸殿(しんでん)には「おみくじ」が置いてあるのですが、ただのおみくじではありません。いまでは全国の寺社仏閣で見受けられるおみくじですが、実はこちらのおみくじが、日本のおみくじの元祖と言われているそうなのです。

考案者として伝わるのは、法然上人・親鸞聖人の師である元三大師(良源)。大師はおみくじの役割について次のように語り残しています。

「後世の複雑な社会に処していく人々の困難を救うために、観音様から戴いた処方箋がある。これを自分の像の前に置き信心をこめて吉凶を占えば、その願いに応じて招福を知らしめるであろう」

なんだか今を生きる私たちに向けられた言葉のようで、胸が熱くなります。元三大師の思いを継ぐこちらのおみくじを引けば、きっとその時に必要としている言葉がいただけることでしょう。

青蓮院の庭園は、池泉回遊式庭園になっています。ゆっくり歩いて、疲れたら休んで、何度でも巡って……。思い思いに過ごせる最適な場所です。

暮れ行く夏、訪れれば、生命力豊かな緑が活力をくれることでしょう。

【青蓮院門跡】
■住所:京都市東山区粟田口三条坊町69−1
■拝観時間:9:00~17:00(16:30受付終了)
※春・ゴールデンウィーク・秋に夜間ライトアップを開催しています。
■拝観料金:大人500円 中高生400円 小学生200円
■電話:075-561-2345
■アクセス:地下鉄東西線「東山駅」下車、徒歩約5分。または京都市営バス5・46・100系統「神宮道」下車、徒歩約3分。※門前の大楠が目印です

※「京の夏の旅」特設サイト
https://www.kyokanko.or.jp/natsu2017/natsutabi17_01.html#04

※「そうだ 京都、行こう。」サイト
2017年夏特集「テーマでめぐる京都旅 宇治&伏見」
http://souda-kyoto.jp/tokusyu/summer/2017/index.html

取材・文/末原美裕

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