兼六園や近江町市場などで賑わう金沢駅の東側とは反対、西側の閑静な住宅街に立つ『金沢彩の庭ホテル』。名前の通り四季の彩りを映す4つの庭園がホテルを取り囲み、豊かな緑や水音、さらに町家の坪庭や里山を体感できる。
客室はツインやトリプルのほか、3世代家族やグループ向けのコーナーファミリーがあり、皆が寛げる広いリビングで団らんを過ごせる。各客室を結ぶ回廊には、石川県に縁のある工芸作家の作品が展示され、さながら美術館のよう。見て歩くだけでも楽しいが、気に入った作品は購入もできる。
白山山系の地下水を用いた浴場や、作りたてのオムレツが好評なメニュー豊富な朝食など、充実。さらに、ホテルのグループ企業が運行する金沢周遊ラグジュアリーバスを、宿泊者は割引料金で利用できる。兼六園や金沢21世紀美術館、ひがし茶屋街など、人気の観光地を巡ることができる。
上質で閑静な滞在と優雅な周遊、利便性の高いホテルである。
金沢彩の庭ホテル
石川県金沢市長田2-4-8
電話:076・235・3128
チェックイン14時、同アウト11時
料金:1泊朝食付きひとり1万1600円~ 58室。
交通:JR金沢駅から送迎バスで約5分(無料)。
取材・文/関屋淳子 撮影/藤田修平
※この記事は『サライ』本誌2024年4月号より転載しました。