夜空いっぱいにひろがる神秘の天体ショー、オーロラ。一生に一度はこの目で見てみたい、大自然の一大スペクタクルである。
そんなオーロラを観に行くなら、いったいどこがいいだろうか?
北半球のオーロラ帯(オーロラベルト)は、緯度60~70度に沿った周辺であり、観測地としては、北欧ではトロムソ(ノルウェー)やラップランド地方(フィンランド)、北米ではフェアバンクス(アラスカ)やイエローナイフ(カナダ)なども有名だが、ここ数年、オーロラ観測ツアーの行き先として人気上昇しているのが、アイスランドである。
今回は、阪急交通社のアイスランド企画担当、江渡明子さんに、アイスランドがオーロラ観測ツアーの旅先として優れている理由について4つのポイントを上げていただいた。
■1:国土の大半が「オーロラベルト」の直下に位置している
国土のほとんどがオーロラベルト直下に位置するため、国内の観光地を周遊をしながらも、毎日オーロラのチャンスがある。だから、一か所に滞在して夜のオーロラだけをじっと待つ……という、オーロラツアーにありがちな退屈な旅にはなりにくい。
■2:周辺環境が暗く、かつ晴天が多い
オーロラを見るための条件となる、「周辺環境が暗く、かつ晴天である」ということもクリアする。アイスランドは地熱温泉エネルギーを積極的に活用しているため、空気が汚染されておらず、透明度は抜群だ。
また風が強い国で、雲が停滞しにくいというのも、オーロラ観測にとってはありがたい点である。
■3:緯度のわりには温暖
アイスランドをはじめ北欧エリアは、メキシコ暖流の恩恵により、緯度のわりには温暖なので、北米のようにマイナス30度近い極寒に耐えなければならない、という心配も不要である。
■4:出現する時間帯が早い
オーロラが出現する時間帯は20時ごろとなり、深夜3~4時にピークを迎える北米に比べて早いので、観測のために夜更かしをする必要もない。
「北欧でのオーロラ観測は、緯度のわりに温暖で、比較的早い時間に出現するということで身体に負担がなく楽しむことができます。国土のほとんどがオーロラベルト直下に位置するため、昼間は移動しながら各地の見どころを楽しみつつ、夜のオーロラ発生のチャンスを待ち望むことができます。大自然の驚くべき絶景が楽しめるスポットも多く、毎日が驚きと感動に満ちあふれる旅ができる、それがアイスランドです」(江渡さん)
見所の多さもスケールの大きさも想像以上。オーロラを見たいなら、アイスランドへ旅してみるのはいかがだろうか?
文/印南敦史&編集部
【アイスランドへのツアーについてのお問い合わせ】
阪急交通社クリスタルハート
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