
「日本六古窯」のひとつに数えられる常滑焼。無釉薬で焼成した器は多孔質となり、茶に含まれる渋み成分を吸着し茶の味をまろやかにする。
常滑焼(愛知県)の急須で淹れたお茶はおいしい。1000℃を超える焼成温度で焼き上げ、釉薬をかけない素焼き仕上げなので、渋みを吸着し味をまろやかにする作用がある。日本茶の専門家による試飲調査では、約8割が常滑焼はおいしいと回答している。
「九十九急須」という商品名は、職人がひとつひとつ丁寧に開けた99個の茶漉し穴による。人間であれば白寿(数え歳で99歳)にちなみ、いつまでも健康でお茶を愉しんでいただきたいという、窯元の願いが込められている。

器と蓋はしっかりと擦り合わされ、ガタつきがなく密閉度を高めている。
【今日の逸品】
常滑焼黒土九十九急須
遊土里窯(日本)
5,940円(消費税8%込み)
