生活様式の変化や生活環境が変わって、気が付いてみると、比較的気楽に着られて動きやすい服装ばかりになっていませんか? 年をとったからといって、おしゃれに無頓着ではいけないように思います。それに、男の美意識が衰えるようでもこれまたよろしくないでしょう。おしゃれの意識も高めておくことが、いつまでも若々しくいられる秘訣の一つだと思います。
12月、1月は出かける機会も多くなりますので、男ぶりを上げる冬のファッションアイテムをいくつかご紹介します。
品定めをしながら、おしゃれ感覚を磨いてください。まずは、ジャケットからご紹介いたします。
1:国産 岡山デニムメンズジャケット
国産ジーンズ発祥の地・岡山県産の銘品
国産ジーンズ発祥の地とされる、岡山県。中でも倉敷市と井原市は、デニムの一大生産地であり、世界に誇る良質なデニムが生産されています。紡績から織りまで、県内で完結するデニムが「岡山デニム」と呼ばれます。
本ジャケットに使われている素材は、柔らかな質感が特徴です。
使うほど、体に馴染むジャケット
履き続けたジーンズが体に馴染むように、本デニムジャケットも、着続けるうちに体に馴染んでくるのが魅力。ノーネクタイでもおしゃれに決まり、チノパンやジーンズとも合わせやすいので、頼れる相棒的なジャケットになるでしょう。
春、秋、冬の3シーズンに対応しているので、長い期間活躍してくれるのも嬉しいところ。長く使っていると、汚れることもありますが、洗濯機で丸洗いできるので安心です。丈夫だからこそ、ラフに扱えるので、旅のお供としても活躍してくれるでしょう。
仕様:約720g(L)、約765g(LL)。綿100%。左胸ポケット×1、両側ポケット×2、左内ポケット×1。洗濯はネット洗い。漂白、タンブル乾燥、ドライクリーニングは不可。
日本製。
価格:24,200円(L、LL)
続いては、デニムジャケットに合うボトムスをご紹介します。
2:ヴィンテージ・セルビッチデニムパンツ
シニア男性に評判を呼んだジーンズとは?
シニア男性を中心に評判を呼んだ、「デニムワークス」というオーダーメイドのジーンズをご存知でしょうか? これまでに述べ2万人が注文をし、「若い頃と比べて体型が変わってしまったから、ジーンズは諦めていた……」という人たちの大きな希望となりました。
製作をしたのは、岡山県・児島のジーンズメーカー「ベティスミス」。同社は日本に現存する最古級のジーンズ工場を有し、繊細さが求められる縫製作業を経験豊富な約10名の職人が担います。
本品は、集積された型紙(パターン)を選び抜いたマスターパターンから誕生しました。
しなやかな生地が体型をカバー。快適な履き心地を実現
同社のジーンズを愛用するシニア男性たちに、その理由を聞いてみたところ、「心地よい着用感」と「美しいシルエット」という2点が多く挙げられました。これは、熟練の職人が柔らかい織り上がりのセルビッチデニムを、圧迫感のないソフトなはき心地になるように縫製しているから好評を得ているのだと思われます。
さらに、「ウエストに縫い付けるベルトには、腰まわりのフィット感を高める独自の『カーブベルト』を採用。緩やかな曲線に仕立て、ヒップ上部のたわみを解消しました」と、代表の大島康弘さんが教えてくれました。
こうした細部にまで行き渡る工夫により、長年はき込んだようにフィットする一本になっているのです。
仕様:サイズは適応ウエスト。裾上げなしの状態は股下84cm。綿100%。パッチは鹿革。フロントポケット×2(うち1つにコインポケット×1)、ヒップポケット×2。洗濯機使用可。
日本製。
価格:16,500円(レギュラーサイズ28インチ<75cm>30インチ<80cm>32インチ<85cm>34インチ<90cm>)
18,700円(ビッグサイズ36インチ<95cm>38インチ<100cm>40インチ<105cm>)
様になるジャケットとジーンズがあれば、気軽に出掛けられますが、せっかく男ぶりを上げるのであれば、腕時計を新調するのはいかがでしょうか?
3:ekiウォッチ×SOMES 別注シート革黒パンチングバンド
世界的デザイナー五十嵐威暢さんがデザインした札幌駅の時計を腕時計に
JR札幌駅のコンコースに設置された駅時計は、札幌市民にとってはおなじみのデザインでしょう。先を急ぐ人が一目で時間が分かるように、視認性のよいデザインが施されています。このデザインを手掛けたのは、世界的なデザイナーで彫刻家の五十嵐威暢さん。作品はニューヨーク近代美術館をはじめ、各国の美術館に収蔵されています。
札幌駅の時計と高級車のシート革が調和する、腕時計
秀逸なデザインを誇る、札幌駅の時計を腕時計化したのは、時計企画室コスタンテ「SPQR(スポール)」(長野県)。腕時計になっても見やすさはそのままに、端正なステンレスケースに収めています。
時計のバンドには日本の馬具メーカーであり、高品質な革製品で定評のあるソメスサドル(北海道砂川市)の革を採用。この革は、国産高級車の座席シートに採用されており、強靭で耐久性に優れていながら、柔らかいつけ心地を実現します。
駅時計と高級車の革シートという優れた特徴が融合し、しゃれた腕時計となっています。
仕様:ケース径3.0×厚さ0.7cm、約30g。対応手首回りは約13~18cm。ケースはステンレススチール(ホーニング仕上げ)、風防はサファイアガラス。バンドは牛革(シート革ブラックパンチング)。ムーブメントはセイコーエプソン製薄型3針アナログクォーツ。日常生活防水。平均月差±15秒。メーカー保証1年。
日本製。
価格:33,000円(ホワイト/ブラック/グレー)
ジャケット、ジーンズ、そして腕時計とおしゃれが決まったら、やはり忘れてはならないのは足元のおしゃれではないでしょうか。続いては、軽快なレザースニーカーをご紹介します。
4:ヤマトイズム デニムとレザーのカジュアルシューズ
国産の素材を厳選して作られた、レザースニーカー
レザーとデニムという異なる素材を上品に仕立てた靴は、足元のおしゃれを引き立てます。さらに、デニムは倉敷(岡山県)、レザーは姫路(兵庫県)と、本場の素材が厳選されています。製作したのは、日本有数の革靴生産地である奈良のオリエンタルシューズ。熟練の職人が、一足一足丁寧に作り上げています。
デニムをあしらった軽快なレザースニーカー
レザーにデニムのストライプが斬新なデザインながら、履き心地がよく、軽量で歩きやすいのが特徴。カジュアルシューズの名が示す通り、スニーカー感覚で気負わずに使えるでしょう。
しっかり織り込まれたデニムは、深い藍色を醸します。また、丁寧になめされたレザーは、履いたときに足によくなじむでしょう。時とともに変化していく一足をお楽しみください。
仕様:約276g(25.5cm、片足)。ヒール2.5cm。牛革、デニム生地、合成ゴム。
日本製。
価格:19,580円(ブラック、ホワイト、ライトブラウン、ワイン/サイズ:24.5cm-27.0cm)
ジャケット、ジーンズ、時計に靴で出かける準備は整いました。あとは快適な鞄があれば、寒い冬でも軽快に出かけられそうです。
5:10号帆布と牛革かぶせショルダーバッグ
本革と帆布で作られた、街歩きに最適な鞄
「大きすぎず小さすぎず、ほどほどのサイズ感で、使い勝手がよい鞄」があれば街歩きに便利です。当品は、そんな鞄だと言えるでしょう。
素材も選り抜きのものが使われています。植物タンニンでなめされた本革と丈夫な帆布を組み合わせた、ショルダーバッグは上質な雰囲気を漂わせながらも、軽量なので長時間持ち歩いても、負担を感じさせません。
機能的に収納できるため、使いやすい
牛革があしらわれたフラップ(かぶせ)を上げると、前面には大・小2つのオープンポケットがあります。ここには、筆記具やメモ帳などを入れておけます。
主室には、オープンポケットが2つとペットボトルホルダーも備えています。幅32センチメートル、高さ22センチメートルと決して大きな鞄ではありませんが、限られたスペースに機能性を高める収納が装備されています。
天面にはファスナーが付いているので、財布やスマートフォンなどが飛び出す心配もありません。牛革と帆布の素材は使うほどに味わいが増すので、永く飽きずにご愛用いただけるのではないでしょうか。
仕様:前面にオープンポケット×2、主室にオープンポケット×2とペットボトルホルダー。牛革(植物タンニンなめし)、綿100%(10号帆布)。ショルダーベルトの長さは約82~125cm。幅32×高さ22×マチ幅9.5cm、約420g。
日本製。
価格:13,750円(ブラック/キャメル/ブラウン/濃紺)
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冬のファッションアイテム5点をご紹介してきましたが、おしゃれ心を刺激する品はございましたでしょうか? もし、お気に召す商品がございましたら、おしゃれをして外出をされたらいかがでしょう? 数に限りがある商品もございますので、お早めにチェックしてみてください。
※すべて数量限定につき、売り切れとなる場合がございます。
編集/末原美裕(京都メディアライン・HP:https://kyotomedialine.com FB)