くじらナイフ

写真左からニタリクジラ、ナガスクジラ、マッコウクジラ

高知県の土佐湾には鯨が多く生息し、ホエールウォッチングも盛んなことから、鯨形の愛らしいナイフが人気を博している。

「冨士源刃物製作所」2代目・山下哲史さんは、土佐打刃物を作って42年の伝統工芸士。本品は、子供が安全に鉛筆を削れるナイフを作ってほしいと、ある母親に頼まれたことがきっかけで誕生した。「刃先を丸くし、持ちやすい形状を考えていたら、その形がたまたま鯨に見えたのです。親しみと土佐らしさを感じ、『くじらナイフ』と名付けました」(山下さん)

型抜きを除く全工程を山下さんが手作業で鍛造。特に、焼き入れや焼き戻しの工程では鉄の温度を目で見定める必要があり、長年の経験がものをいう。土佐打刃物の名人が仕上げる切れ味はそのままに、安全で扱いやすいナイフは、アウトドア、工作にも活躍する。

くじらナイフ

適度な重さと大きさで鉛筆が削りやすい。両刀なので左利きの方にも対応する。

【今日の逸品】
くじらナイフ

冨士源刃物製作所
7,480円(消費税込み)

 

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