普通のホットサンドメーカーでは量がちょっと多い……という人におすすめしたい「ホットサンドソロ」。作ったのは、燕市の「杉山金属」。新潟県の燕三条地域で70年以上にわたり、金物の自社一貫生産を続けている同社が、各界で活躍するクリエイターと共同で立ち上げた「4w1h」というブランドで販売している。
「自宅でパンを2枚使ったホットサンドを作って子供に食べさせていましたが、食べきれずに残してしまう。量が多すぎるのだと気づきました。だったら食パン1枚で作れないかと考え、開発を始めました」と、杉山金属の小川陽介氏は語る。
ヨコ型やタテ型、六角形や長方形などさまざまな挟み方や形状を試した結果、主流の上下2枚構造に決定。開いたときの角度も絶妙でパンが安定する。焼き型の形状も、小川氏いわく「従来型と同じでは、パンの耳同士がくっつかない」ということで波形に設定。どんな食パンでも裂けずに挟めるよう、型の深さも0.1mm単位で細かく調整した。
「とにかく試作が大変でした」(小川氏)
こうして完成した本品は、食パンが具材をしっかり巻き込むので中身がこぼれにくく、食べやすいホットサンドに仕上がる。折からのソロキャンプブームで大変な人気商品となっているが、家庭でも使いたくなる逸品だ。
【今日の逸品】
ホットサンドソロ
4w1h
4,950円(消費税込み)