日本には古来「応量器」という、入れ子式の漆器の器がある。禅宗の修行僧が食事に使った器が起源で、食事が済むと小さく収めることができる。そんな応量器のような使い方ができる、美濃焼(岐阜県)の食器セットをご紹介。
セットは大・中・小の器に平皿を兼用する蓋の4点からなる。大きさの違う3つの器に、おかずやスープ、ご飯などを装い、蓋は取り皿にするなどの使い方ができる。ひとり用の最小限の食器ともいえる。2セット用意すれば夫婦の軽い食事にちょうどいい。段重ねにして食卓に運び、片付けも一度で流しまで運べる。決められた大きさの器は洗うのも楽で、入れ子なので場所もとらないため収納も便利。
シンプルな造形は扱いやすく、和洋どんな料理もよく映え、休日の昼食などで便利に使える。「重ね食器」は、サライ世代の家庭にちょうどいいサイズの器である。
【今日の逸品】
美濃焼の重ね食器
ヤマキイカイ(日本)
4,400円(消費税込み)