8月12日(水)~17日(月)の6日間、東京・日本橋の日本橋三越本店で「北斎漫画の世界へようこそ」と題した催しが行なわれます。期間中は、江戸後期に活躍した浮世絵師・葛飾北斎(1760~1849)の代表作のひとつ『北斎漫画』の世界的蒐集家・浦上満氏(浦上蒼穹堂 代表)がコレクションを提供し、『北斎漫画』の江戸摺稀少本をページごとに分け、額装して販売したり、江戸情緒を満喫できる体験イベントなどが行なわれます。
これに先立ち、今回コレクションを提供する浦上満氏に『北斎漫画』の魅力や、日本橋三越本店でコレクションを販売する意義などについてお聞きしました。

※8月12日から東京・日本橋の日本橋三越本店で行なわれる「『北斎漫画』の世界へようこそ」の紹介ページもご覧ください。
https://serai.jp/news/28010

 ●浦上満(うらがみ・みつる)さん
1951年、東京生まれ。学生時代より『北斎漫画』の魅力に取り憑かれ、江戸摺のオリジナル版本を1500冊以上蒐集する世界的なコレクターとして知られる。『北斎漫画』をテーマにした国内外の展覧会などにコレクションを出品し、その再評価に尽力する。本業は、東洋古美術の専門美術商で、昭和54年(1979)年4月、東京・日本橋に設立した「浦上蒼穹堂」は、この界隈でも有名なサロン。父・敏朗氏も著名な浮世絵のコレクターとして知られ、そのコレクションを寄贈した山口県立萩美術館・浦上記念館の名誉館長を務める。

■『北斎漫画』とは

ーー改めて、『北斎漫画』の魅力を教えて下さい。
「葛飾北斎『北斎漫画』は、中学校の歴史教科書でも「冨嶽三十六景」と並ぶ北斎の代表作として紹介される作品なのですが、どんなことが描かれているのかは、意外と思い浮かべていただくことができない作品です。“漫画”と付くので現在の漫画のルーツのようにお考えになる方がいらっしゃるのですが、正確には彼が習得した画技や画法を漫然と描いていったものと捉えるのが妥当です。ただ北斎自身が『北斎漫画』と名付けて出版され大流行したことで、「漫画」という言葉が人口に膾炙するきっかけになったとはいえます。その意味では、現在のマンガに通じるところはあるでしょうね。
この『北斎漫画』で描かれている題材はとても幅広く、色々なことが描いてあるんです。人物もあるし、風景も、動物も、植物も、あるいはお化けや妖怪、気象など、こんなものが絵になるのかという対象も題材になっています。その意味では、北斎が興味を持ったもの、好奇心の対象がふんだんに描かれているのが絵手本という形で発表されたのが『北斎漫画』です」

ーー幾つもの版画が綴られた絵手本という形で出されたわけですよね。
「絵手本というのは、北斎が全国に約200名いたとされる弟子たちに向けて作った絵の手本です。本当は肉筆でさらさらっと描いて直伝するものなんですが、弟子の数が多いですし、全国に散らばっている。そこで木版画という形態をとったんです。ただ全国に約200名の弟子がいるといっても採算が合わない。そこで一般向けにも販売したところ大変な評判になりました。
当時の旦那衆というのは、絵描きではなくても「席画」といって宴会や集会の席で、さらさらっと絵が描けるんです。歌も今のカラオケのような素人芸ではなく、清元(清元節の略。浄瑠璃の一流派)を習っていたりと、ひとつの芸事を身に付けていた。そうした旦那衆たちの格好のお手本帳になったんです。あとは一部の職人さんたちが、これを参考にしてモノ作りをしたという話もあり、多方面に影響を与えた画集という見方もできるのです」
「『北斎漫画』は、浮世絵のジャンルのひとつということも知っていただきたいところです。画家が描く一点ものである肉筆の作品は、西洋で言えば王侯貴族や富裕商人、遡れば教会や寺院、日本でも将軍家、大名家、寺社といった依頼主のために描かれるのが普通です。
しかし浮世絵版画は、木版印刷なので、たくさん摺れる。廉価で売れるので、上は大名家、下は庶民まで階層に関係なく皆が楽しめる。そうした需要と供給のメカニズムが働いて技術的にも発達し、さらに精巧なものが作られるようになって質が向上していく。こうしたことを背景に、当時の日本は世界でも稀有な木版文化が発達して大衆化する。これが識字率の向上にも寄与したことは言うまでもありませんし、明治以降の近代化のときに日本が列強に伍すものになろうとしていく際の礎にもなっている。日本人の教養の高さの源泉に、木版印刷文化があったことは見逃せません」
「北斎は当時の平均寿命が50歳前後といわれているなかで、90歳まで生きました。その55歳のときに『北斎漫画』の初編を刊行します。よく知られている『冨嶽三十六景』は70歳を過ぎてからの作品で、北斎というと風景画の印象が強いんですが、実は、役者絵、美人画、花鳥画も描くんです。その中に狩野派、琳派、土佐派などのさまざまな流派のスタイルを取り入れたり、明清の中国画、ヨーロッパの遠近法や明暗法までもが取り入れられています。普通だとひとつのスタイルが出来るとそこで安住するんですが、北斎は次々と新しいことに取り組む。絶えず変化を繰り返し、変化と書いてヘンゲと読む、「変化(ヘンゲ)の作家」なんです。そうした画技画法、着想、イマジネーションなど様々なエッセンスが『北斎漫画』には込められていて、葛飾派の旗揚げを意識して作った絵手本が『北斎漫画』という見方もできると思います。
ちなみに『北斎漫画』の初編は、約200年前の文化11年(1814)に出ますが、全15編として完結するのが65年後、つまり北斎没後の明治11年です。なぜ? と思われるかもしれませんが、非常に人気だったためで、版元が残った画稿を集めて出版したというわけで、『北斎漫画』がベストセラーであり、ロングセラーといわれる理由には、こうしたことがあります」

ーー浦上さんが『北斎漫画』と出会ったときのことを教えていただけますか。
「学生時代に浮世絵のコレクターとしても知られていた父と浮世絵を見て回っていたときに、たまたま『北斎漫画』を見つけたんです。これは良いな、と思ったのと、当時は学生でバイトなんかもしていた私でも購入できる値段だった。父なんかは目にも止めていなかったんですけれど、衝動買いです。普通衝動買いというのは後から後悔するのオチですが、飽きずに今までコレクションしていて、18歳から計算すると45年も続いていますね。もちろん本格的にコレクションをし始めたのは、この仕事(中国・朝鮮・日本の焼き物などを扱う古美術商)を始めてからで、現在約1500冊あるんですが、約600冊集めた36歳(現在は64歳)のときに世界一と言われ、いまでは2倍以上になりました。そのうち約3分の1くらいは外国から買い戻したものですね。ただ数を集めているだけでなく、江戸摺の早い摺りで保存状態の良いものを中心に蒐めています」

ーーコレクションする過程で印象深いエピソードを教えて下さい
「前にも触れたとおり、江戸時代のベストセラーでロングセラーですから、いろいろな摺りのものがあります。すべての浮世絵がそうであるように売れるだけ摺るんですね。なので版木が摩耗してきますし、線もだるくなってくるため、初摺に近いものが良い。
また『北斎漫画』は色がないといっても、3色摺り(墨、薄墨、肌色など)くらいはあるんですが、色を後から塗り絵のように塗っているものがあったり、墨でいたずら書きがしてあるものもある。 さらには、古いものですから、虫喰い、汚れ、破れなど、状態もさまざまで、閉口するようなものもあるんです。それでも挫けず、より早い摺り、良い状態のものを求めて蒐め続けて、気がついたらこれだけになりました」

「後に『北斎 漫画と春画(とんぼの本)』として出版される本の元になるんですが、美術雑誌『芸術新潮』の特集で、近世の文芸美術研究家として知られ浮世絵研究の第一人者であられた故・鈴木重三(1919~2010)先生と対談をしたんです。対談には3~4時間くらいスケジュールを空けていたんですが、その前日に「予行演習しましょう」といって10時間くらいくたくたになるくらいお話をしたんです(笑い)。非常に真面目な学者さんだったので、どんな話をするが下打ち合わせというのではなく、認識を深めるために、あれやこれやとお話をされるんです。そのときに私はすでに何百冊か『北斎漫画』を持っていて、「僕としては、こうした仮説を立てたいんです」などとお話をすると、「(父・敏朗氏とも交流があったため親しみを込めて)満さん、それにはこんな資料とか、あんな資料がないと言えない。まだ甘いね」と指摘をされて、う~んと思っていたんです。
対談は無事に終わったのですが、その数週間後にパリから送られてきた『北斎漫画』が3~4冊あったんですが、その中に鈴木先生が指摘されていた、これとか、あれとかの資料(=絵手本)のずばりが入っていたんですね。うわぁ~、と喜んだ直ぐ後、背筋がずわっとしてきたんです。ひょっとしたら幽冥界の北斎先生が「お前が本気で『北斎漫画』を広めたいと思うのなら、これを授けてやろう。しかし、金儲けのために売っぱらってうまくやろうと考えているなら承知しないぞ」という声が聞こえてくる気がしたんです。「はい、北斎先生。まじめにやりますのでよろしくお願いします」と心に決めましたね」

■美術品を「買う」行為が審美眼を養う

ーー『北斎漫画』の普及や啓蒙にも尽力されているそうですね。
「公立美術館で行なわれる『北斎漫画』の美術展にも協力してきています。以前ある美術館で『北斎漫画』の展覧会を企画していたとき、客足が心配だからと『冨嶽三十六景』も他所から借りてきて併設展にしたんです。すると『冨嶽三十六景』は見たことがあるけれど、『北斎漫画』は見たことがないと喜ばれました。だったらと、その後は『北斎漫画』だけで全国展開したところ来館者数は多いし、滞留時間が長い。これまで年2~3回平均で、30数回やってきています。
このように『北斎漫画』を知っていただくための活動はしてきて、今後も続けていくのですが、本当にものを評価していただくというのは、買っていただくという行為と思うんです。もちろん展覧会で見ていただくのも良いのですが」

ーー額装して販売する『北斎漫画』の魅力をもう少し教えて下さい。
「『北斎漫画』は絵手本として流通していたものなので、ご覧いただいた後は書庫にしまうのが普通ですよね。ですが、今回のように額装すると絵として部屋などに飾り、いつも見て楽しんでいただけます。ただ綴られているものをバラすのは文字通り断腸の思いなんです。一応私も国際浮世絵学会の常任理事を務めていることなどを通じて学者の先生たちとも深いお付き合いもありますし、良本をバラすことに抵抗がないといったら嘘になります。でも『北斎漫画』の本当の良さを伝えたい。額装した一枚一枚の作品にすれば、1冊丸ごとでなくとも好きなものをお頒けできる。
また絵手本の状態では、手元から30cmくらいのところで見るのが一般的ですが、額装すると5mくらい離れたところから眺めることもできる。見方を変えると、私は絵手本を、本来の木版画に戻しているともいえます。もともと浮世絵ですから、北斎が描いて、彫師が彫って、摺師が摺って、版元が売り出すという流れは、『冨嶽三十六景』などと変わらず、発表の形式が絵手本だっただけ。それを元の状態に戻している。
今までも額装をした人がいたかもしれません。けれど、それは難があって本の状態で売れないため額装にでもして売るかといった理由だったり、明治以降に出た復刻ものを額装してしまえばわからないからなど、動機が違うように思う。私は、ひとつひとつに「USPD」(USPDは、Uragami Soukyudo Print Departmentの頭文字。浦上蒼穹堂プリント部門の意。本業の陶磁器部門と区別する意図がある)というロゴをマットにエンボスし、さらにシリアル番号を入れて各々の版画に戸籍を持たせている。これにより、私が厳選したものを安心して買っていただくことができるからです。私には45年間コレクションしてきたノウハウもありますし、在庫も豊富にあるので、他所の方が一朝一夕に真似をしようと思っても難しいでしょう」

ーーつまり本物の『北斎漫画』を安心して気軽に購入できる機会なんですね。
「そういうことですね。私としてはちゃんとした北斎の作品を購入し、暮らしの中で楽しんでいただきたい。今回扱うものは、すべて江戸摺りの本物ですから、自宅が美術館になるようなものです。また『北斎漫画』は、多色摺りの浮世絵と違って色があせる心配が少ないので、飾っておいても安心です。
私が最初に『北斎漫画』を買った動機のひとつに、江戸の人も現代に生きる我々も変わらないじゃないかということがあります。確かに私たちは丁髷や日本髪を結っているわけではありませんし、日常で着物を着ているわけではありません。ただ『北斎漫画』には、庶民の生活が活写されていて、もちろん中には歴史上の人物などもいたり妖怪変化も題材になっていますが、主なものは普通の人の普通の暮らしぶり。そうしたものを北斎ならではの温かい眼差しを向けながらスケッチしている。平安時代の絵巻物『伴大納言絵詞』や、安土桃山時代の『洛中洛外図屏風』なんかにも庶民が活き活きと描かれていますが、あくまでも背景であり、主役ではないんです。庶民を主役としているところに『北斎漫画』の新しさがあって、初編が出てから約200年ですが、あまり人間の本質は変わっていないように思う。人々のやっていることが面白いし、愛おしいし、こんなバカなといったものまで非常に豊かです。また動物、カエル、蛇、芋虫といったものに至るまで個性を持っているように北斎が描いている。ただ上手に描くだけではなく、動き出しそうだったり、これは一癖あるカエルだなぁ、とか、そうした眼差しが面白いんです。こうしたものは慌ただしく暮らしている私たちが取り戻さなければいけない人間的な感覚です。
そして、そうしたものが外国人の心も捉えて、印象画の画家たちを驚嘆させ、ジャポニズムというムーブメントを興した。つまり北斎の眼差しや、物事の捉え方が、国を越えた同時代人に共通して受け入れられたのでしょう。一介の貧しい浮世絵師なんですよ、実際の北斎は。でも、その作品が幕末から明治にかけて海を渡って海外では大ブームを興す。印象派の父・マネが模写したり、モネがコレクションをしたり、ドガは人物の動きの参考にしているなど、さまざまな影響が見られる。近年では、パウル・クレーも北斎を模写していたことがわかるなど、自分の弟子はおろか世界中の画家の「絵手本」になったんです、『北斎漫画』は。 それを生活の中で楽しみましょう、というのが私からの提案です」

「今年1月までパリのグラン・パレで「北斎展」をやっていたんですが、これまでは「赤富士」や「大波」(いずれも『冨嶽三十六景』の一作品)が話題の中心だったんですが、今回は『北斎漫画』に関心が集まったそうです。向こうのメディア関係者と話をしていてハッとすることがあったんですが、北斎はあなた達の曾祖父さんと同じくらいの印象派の画家たちが夢中になったり、惜しまぬオマージュを捧げたんだと説明すると、そうした歴史的事実などは「へぇ~、そうなんだ」といった感じで、「そんなことよりも、目の前にあるこれが凄い」と作品の話をしてくれとか、次は何時パリに来るんだといった反応なんです。ひょっとしたら『北斎漫画』が海を渡ったときも、外国の人たちにこの作品が素直に良いとかインパクトがあることを見抜く普遍的な審美眼があったのではないか、と。歴史的にこうした凄いことがあったから驚けよ、という感じではなく、「そんなこともあったんだ」とか「それはそれだね」と突き放し、作品が良いと評価する。
日本人は知識から入ったり、こう評価されていると人の評価を聞いてから、どれどれと見始める。北斎とは別のある展覧会での出来事ですが、来場者がたくさんいるんですが作品の前ではなく、解説に人が集っている。自由に鑑賞できてないなぁ、と思いましたね。解説は大事なんですよ。でも作品を見てから後に読めば良い。
少し話が逸れましたが、普段から本物の美術に触れる生活をしていると目が肥えてくるし、豊かになってくる。本やカタログは本物を彷彿させることはできますが、そのものではない。これは陶磁器もそうですが、本物は一種のオーラを出しているんです。そうしたものを感じながら暮らすというのはもの凄く豊かなことと思います」

ーー多くの方にとって美術品を購入するのは障壁が高いと思いますが、、、。
「私が美術商をしてきた40年以上の経験からいうと、今の日本人は美術品を買うことに躊躇している印象です。これは日本の文化を豊かにすることに良い影響を与えていません。質の高い美術展に人が集まり、何時間も並んでみることは良いことです。
これを私がいうと少しバイアスがかかっているように聞こえるかもしれませんが、美術展に足繁く通っている方に「美術品を買いませんか?」というと、「私には、そんなお金はありません」と拒否反応を示す。うちに来るお客さんの中にはもの凄く富裕層の方もいますが、普通のサラリーマン方や学生さんもいます。実は、その気になれば誰でも買えるものなんです。ところが始めから先入観を持って「こんなもの(=本物の美術品)には手が出ない」「買ったらバチが当たる」「騙されちゃいけない」といった感じで受け付けない。これはある種の危機です。展覧会で本物を見ることも大事と思っていますが、もう一歩踏み込んだ世界に入ってきて欲しい。
誰だって偽物や変なものを買いたくないはずなので、ならばちゃんと信頼のおけるところで買えばいいし、そういうところは高いかといえば、決してそうとは言い切れない。またちゃんとしたものは相応の価格がついていますし、その価値を見出さないなら買わなければいい。これなら自分でも買えると思ったら買えばいい。ただ鑑賞するだけでなく、そうした愉しみを持つことで世界が広がる。コレクションって、そういうものなんです。作品を見る目を養い、経験を積み重ね、本物と一緒に過ごすことなんです。毎日の日常の暮らしに本物の美術品があると、審美眼は養われるんですよ」

ーー日本橋三越での催しは、本物の美術品と出会うきっかけになりそうですね。
「今回日本橋三越さんとの話をいただいたときに聞いて驚いたんですが、8月のお盆の時期は、1年で一番の人出で33万人も来る。もちろん素通りする人もいるでしょうが、数%でも万単位の人が『北斎漫画』の世界に触れることになる。展覧会に足を運ぶような方でなくても、ちょっとしたきっかけで関心を持つようになったら、これはこれで凄いことなので、そうした期待感はあります。
また日本橋三越という格式のあるところで、催しとしてやってくれることは、単純に『北斎漫画』を知らしめることにもなりますし、もしかしたら美術品の世界に興味を持ってくれるかもしれない。人間って何か出会いのきっかけが要るんです。そういうものになってくれたら、と思っています。旅行が良い、食べるもののほうが良い、それは百貨を扱う百貨店の催しだから、いろいろ好きなことがあるわけですから。ただ、その中には美術が好きな人がいてもいいわけで、百貨のひとつになってくれると良いですね」

↑浦上さんが手にしてるのは絵手本として綴られている『北斎漫画』。

↑浦上さんが手にしてるのは絵手本として綴られている『北斎漫画』。

「百面相、八艘飛」 文政2年(1819) 17.5cm×12.3cm 税込291,600円

↑「百面相、八艘飛」文政2年(1819)17.5cm×12.3cm 29万1600円 ※販売時は額装されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

江戸の人々の様子や、その人々に身近だったものなどを題材にした『北斎漫画』。これを手に入れることは、自分の生活を見直すきっかけになったり、暮らしの中で思わぬ発見をする機会になるなど、暮らしに新しい視点が加わるに違いありません。そして今回、日本橋三越本店の催しで扱うものは、すべて浦上氏が自信を持っておすすめする良質な本物の作品です。
これを機会に足を運んでみてはいかがでしょう。

【「『北斎漫画』の世界へようこそ」の開催概要】

会期:8月12日(水)~17日(月)

会場:日本橋三越本店 本館1階 中央ホール
お問い合せ:
日本橋三越☎03・3241・3311

参考文献:
葛飾北斎<初摺>北斎漫画(全)』(小学館 2005)
浦上満/鈴木重三/林美一/永田生慈著『北斎 漫画と春画(とんぼの本)』(新潮社)

 

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