ペットを飼っていると、なかなか旅行しにくくなりますよね。また、初めて旅行に連れて行く際には、緊張するものです。では、最愛のペットと一緒に旅行に行く時は、どのようなことに気をつければいいのでしょうか? そこで、ペット業界に人とITでイノベーションを起こす株式会社TYL(https://pet-tyl.co.jp/)は、獣医師24名を対象に「ペットと旅行に行くときの注意点」に関する調査を実施しました。
ペットを連れて旅行に行く際の、参考にしてみてくださいね。
■ペットと旅行に行くときの注意点とは?
ペットと旅行に行くときの注意点、第1位は、旅行先の「気温や環境について」でした。「普段住んでいる場所と温度や湿度が違いすぎないか確認すること」と回答した獣医師が約6割となっています。その中でも「移動時の車内での温度管理を徹底することが大切」という意見が多く見受けられました。特に、夏場は熱中症になりやすく、冬場はエアコンをかけすぎることが原因で、ペットにとっては思わぬ体調不良を引き起こしてしまうことがあります。ペットに過度なストレスを与えないように車中では室温22~25度、湿度50~60%を推奨しています。(TYL所属 獣医師監修)
▷ペットと旅行に行くときの注意点ランキング
第1位:気温や環境について・・・37.5%
第2位:しつけ・マナーについて・・・33.3%
第3位:病気や怪我について・・・16.7%
第4位:フードについて・・・8.3%
第5位:その他・・・4.2%
■ペットのしつけだけではなく飼い主のマナーが重要
ペットと旅行に行くときのしつけ・マナーについて気をつけるべきことを伺いました。移動中や旅行先では、「ペットは必ずリードに繋げること」または「ケージに入れること」で、逃げ出し防止や事故・怪我を未然に防ぐことができます。
普段からペットのしつけをすることは大切ですが、旅行先では飼い主も気分が高揚していることも多く、思わずリードを長くしてしまったり、リードをつけずに自由に散歩させてしまったりすると、周囲の方や他の動物に危害を加える可能性があります。旅行先では、ペットだけでなく飼い主の意識や行動がより重要ですね。
■ 車が苦手なペットには酔い止めも必要?
旅行中のペットの病気や怪我に関しては、約半数が「かかりつけの獣医師に旅行することを伝え、注意することなどを聞いておく」と回答。治療中のペットは勿論ですが、車酔いしやすいペットは動物病院で酔い止めを処方してもらうことで、移動時の体調不良や負担を緩和することができます。
「治療中の薬剤はもちろんですが、元々体調を崩しやすいペットには、頓服薬としてその対策の薬剤もご用意していただくと良いです。酔い止めも準備が必要です。(東京都・獣医師)」とのこと。
また、次に気をつけるべきこととして多かった回答が「旅行先周辺の動物病院を調べておくこと」が約3割となっています。しかし、ペットの飼い主向けに意識調査をした結果、「旅行に行く際はペットが元気な時が多いので、事故や病気になる可能性があることを深く想定していないことが多い(飼い主A様)」や「一時的に薬剤を服用していたときしか調べたことがない(飼い主B様)」というコメントが目立ちました。旅行先周辺の動物病院を必ず調べている飼い主は、1割という結果です。宿泊先によってはかかりつけの動物病院があるので、予約時に教えてもらうという手段もあります。トラブルが起きた時に慌てずに直ぐに対処できるよう事前準備の徹底をされることをお勧めします。
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いかがでしたか? 大切な家族の一員であるペットと共に快適な旅行となるよう、事前にかかりつけの獣医師に相談する・周辺の動物病院を調べておくなどの準備をしておきたいですね。素敵な旅行になりますように!