■ご飯の与え方~ちょっとずつ食べる猫の場合
常に餌がある状態の飼い猫ですと、小動物1匹分くらいの量のごはんを食べたら、食事はとりあえずおしまい。再びお腹が空いてきたら次の食事タイムとなります。常に餌があるので、状態としては、ハンティングの上手な猫と同じくらい獲物にありつけているということになります。
あなたの飼い猫が、健康状態もよく、このようにちょっとずつ食べる猫であれば、仕事などで猫にお留守番をさせる場合でも、器に多めにごはんを入れておいても大丈夫です。猫は自分のペースで、好きな時に好きな分量だけ食べます。
■ご飯の与え方~毎回ごはんを完食してしまう猫の場合
ちょっとずつ食べる猫がいるかと思えば、とにかく食いしん坊で、与えられたごはんを一度に全部食べてしまう猫もいます。これは本能的なハンティングの習性由来の食事行動ではなく、野良出身だとか、ごはんを取り合うライバルがいるなど環境的な要因か、性格的な要因によるのではないかと思います。
与えた分を一度に全部食べてしまう猫にお留守番をしてもらう時には、ごはんを多めに置いておくのは得策ではありません。1日分を一度に食べてしまって、あなたが帰宅したらまた「お腹すいた!」と催促。その結果、1日の摂取量以上を食べて、肥満になってしまう可能性もあります。
こういう猫の場合は、タイマー式のフィーダー(自動給餌器)が活躍してくれます。設定した時間に、設定した量のごはんが自動的に器に入る仕組みになっているので、1日分の給餌量を管理できます。
最近は、いろいろな種類のフィーダーがあります。録音機能がついたものであれば、飼い主さんの声を録音しておくと、ごはんの時間に飼い主さんの声で呼びかけてくれるので、猫もさみしいごはんにならないかもしれませんね。