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【娘のきもち】娘の離婚にも気丈に振る舞う父。辛い経験を過去のものにできたのは父の言葉だった~その2~

取材・文/ふじのあやこ

家族との関係を娘目線で振り返る本連載。幼少期、思春期を経て、親に感じていた気持ちを探ります。~その1~はコチラ

今回お話を伺ったのは、大阪で1児を育てながら、ドラックストアで働く兼業主婦の真弓さん(仮名・38歳)。大阪市外の出身で、両親との3人家族。真弓さんは両親の願いもあり短大卒業後に就職。就職先の飲食店で同じく正社員として働く3歳上の男性と、3年の交際を経て結婚します。

「私は当時まだ23歳で、友人もほとんどが独身だったこともあり、遊びたいって気持ちというより、まだ自由でいたかった。正直まだ結婚したくなかったですよ。でも彼が早く結婚したいタイプで断ることもできなかったので。

結婚式は彼の父親はすでに亡くなっていたので、私の両親と彼の母親と妹のみで海外で行いました。披露宴はしていないのでお涙ちょうだいのイベントは一切なし。彼と話し合って、式までの時間は両親との旅行を楽しんだくらいでした」

事前に会社も辞めていた旦那。結婚生活は3年で強制終了に

結婚生活は穏やかには進まずケンカを頻繁にしてしまっていたそうですが、結婚を機にフルタイムの仕事を辞めてパート勤務に切り替えていた真弓さんは家事に奮闘していたそう。しかし、3年目を迎えた頃、衝撃の事態が起こります。

「彼は広島に実家があったこともあり、新居は私の実家から車で10分以内のところに構えました。旦那はそのまま同じ飲食店で勤めていて、私は旦那からのアドバイスもあり、歯科助手の仕事を時短勤務していました。

夫婦関係は、恋愛関係と違いました。でも、お金のこと、生活のリズムの違いなどでケンカはしょっちゅうだったものの、その日のうちに仲直りはしていましたし、数日口を聞かないなんて大きなケンカもなかった。夫婦仲はうまくいっていると思っていました。あの日の前日はいつもより少し大きめのケンカをしたんです。そうしたら、旦那が私に何も言わずに仕事を辞めてきたんですよ……。初めてその日中に仲直りをせずに別々の部屋で寝ました。朝起きたら、旦那は最低限度の着替えを持っていなくなりました」

真弓さんは状況を理解できないまま、母親に電話で報告。父親からすぐに折り返しがあったそうです。

「『今すぐ帰ってこい』と言われました。私はまだ何が起こっているのか理解できないままだったんですが、父の言う通りに着の身着のまま実家に帰りました。

父親はその日のうちに相手の実家に連絡。義母からの連絡にも旦那は音沙汰がないみたいで、義母はただ謝ってくるばかりでした。その後は怒涛のような出来事でしたね。離婚や、慰謝料についても親同士の話し合いで決まっていき、結婚生活を過ごしてきた家もすぐに退去の手続きを父親は取りました」

離婚の呪縛から抜け出せない娘に父親が語った「過去」という言葉

真弓さんは手続きがひと段落した時期に友人と旅行に出かけます。両親は気分転換になると、笑顔で送り出してくれたそう。旅行中にある出来事があり、「後から聞かされたことなんですが……」と真弓さんは話してくれました。

「私が旅行中に旦那が実家に謝りに来たみたいです。父親はそこでは怒りに任せることなく、淡々と離婚についての話し合いをしたと母親が教えてくれました。どんなにお互いの両親が離婚を望んでいても、離婚には彼の直筆が必要。私はあれ以来旦那の話題を出すことはなくなっていたし、両親も触れないようにしていたふしがあったので、そんなことがあったことは数年経った後に聞かされましたね」

その後、離婚届のやりとりで旦那と一度だけ連絡のやりとりを行い会ったそう。その行為を後押ししてくれたのは父親の言葉だったと言います。

「私は意地になっていたんだと思います。あっちが起こしたことなのに、なぜ私から連絡しないといけないのか。行動を起こすならあっちからだろうと。そんな私に父は『終わったことだから。後には何も続かない。意地でどうにかできることじゃない。次に進んでほしい』と言いました。

その言葉で、終わったことなんだ、過去にできていないのは私自身だったんだって気づくことができました。まだ私は囚われていたんだって馬鹿らしくなったんですよね。離婚届のやりとりで会った時に旦那の顔を久し振りに見たんですが、何の感情も芽生えませんでした。その時に『私、大丈夫だ』って思えました」

真弓さんはその後実家で9年間の時を過ごし、35歳で現在の旦那さんと結婚。翌年には男の子を出産します。現在の旦那さんは真弓さんの父親と仲が良いようで、「2人で飲みに行くこともあるんですよ。旦那は感情が表に出ちゃうタイプで、その好意を父も嬉しく思って、色んなところに連れ出しています。父親はもう一人子供が欲しかったみたいなので、旦那のことを息子だと思っているのかもしれませんね」と真弓さんは笑顔で語ります。

取材・文/ふじのあやこ
情報誌・スポーツ誌の出版社2社を経て、フリーのライター・編集者・ウェブデザイナーとなる。趣味はスポーツ観戦で、野球、アイスホッケー観戦などで全国を行脚している。

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