国が行なった調査によると2015年時点での生涯未婚率(50歳時で一度も結婚をしたことがない割合)は、男性23.4%、女性14.1%。この値は、年々増加傾向にあるといわれている。
この度、中高年向けパートナー探しサービスを提供する楽天オーネット「スーペリア」が、50歳~69歳の独身男女488名を対象に「中高年のパートナーに関する意識調査」を実施した。そこから見えてきた、中高年のリアルな恋愛事情とは? 結果とともに見ていこう。
独身の中高年、半数以上が婚姻経験なし!
アンケートでは、まずこれまでの婚姻歴を聞いている。すると全体の56.4%が「一度も結婚をしていない」となり、「婚姻歴あり(離別を経験)」の42.2%を上回る結果に。男女別では男性の「一度も結婚をしていない」が65.2%、女性が47.5%で、男性の方が女性より20%近く高い割合となった。
また男女とも年齢が上がるごとに「一度も結婚をしていない」割合が低くなる傾向がみてとれ、晩婚化な現状が読み取れる。
パートナーがいる割合 男性は5人に1人、女性は4人に1人
現在独身(未婚状態)の方に「現在あなたは異性のパートナーがいますか?」と聞いたところ、全体で78.5%の男女は「パートナーがいない」と回答。パートナーがいる中高年は20%程度、男性が5人に1人、女性が4人に1人程度であることがわかった。
パートナーと会う頻度「月に2~3度」が最多
「パートナーがいる」と回答した人に、会う頻度を聞いている。最も多かったのは「月に2,3度会っている」で30.0%。細かくみると、パートナーと「同居」(15.6%)をしたり、「頻繁に会っている」(25.6%)をあわせると約4割が頻繁に会っている一方で、「週末のみ会っている」(15.6%)、「月に2、3回会っている」(30.0%)と、ときどき会っているという人が約5割程度だった。
3人に1人が「パートナーがほしい」。しかし男女間で格差が!
では、現在パートナーがいない方は、パートナーを望んでいるのか。
前設の質問で「パートナーがいない」と回答した男女に、「今、あなたはパートナーがほしいですか?」と質問をしたところ、3人に1人にあたる35.0%が「パートナーがほしい」という回答をした。
しかし、一方で男性の「パートナーがほしい」という回答が50.1%に対して、なんと女性は17.8%。男女で大きくパートナーに対する意識が違う結果となっている。特に、女性では年代が上がるにつれて「パートナーはいらない」と思っている傾向が強い。この回答には、婚姻歴あり(離別を経験)の方も含まれてれているので、“ひとりの方が気楽だ”と思っている女性は多いのかもしれない。
今回の調査では、男性の方が「パートナーがほしい」と思う人が多いことが判明した。
昨今、著名人をはじめ「熟年恋愛・婚活」や「熟年結婚」など、年齢を重ねた者同士が結ばれるケースも増えている。「結婚」というカタチにこだわらず、それぞれに合った付き合い方が求められているのかもしれない。
結婚相手紹介サービス楽天オーネットが運営する「スーペリア」調査より
文/鳥居優美