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【夕刊サライ/進藤晶子】原田泳幸さん、尋常ではない超人ぶりと年長者の目線(進藤晶子の暮らし・家計コラム 第8回)

夕刊サライは本誌では読めないプレミアムエッセイを、月~金の毎夕17:00に更新しています。火曜日は「暮らし・家計」をテーマに、進藤晶子さんが執筆します。

文/進藤晶子

仕事を通じてお目にかかる方のほとんどが、心身ともにエネルギッシュ。今回は、特に「超人!」と舌を巻きっぱなしの、原田泳幸さんのお話です。

アップル日本法人から日本マクドナルド、ベネッセ、そして現在はソニーの社外取締役を務めていらっしゃいます。様々なメデイアでもお馴染みですが、『がっちりマンデー新年会』にもたびたびご登場くださっていました。

TBSの局アナ時代から現在に至るまで、仕事やプライベートでも偶然に偶然が重なり、私たち夫婦の結婚式にまで参列していただくご縁に恵まれました。

初めてお会いしたのは、TBSラジオで私がパーソナリティを務めていた深夜番組『デジタル解決頭巾 デジムシ』にゲストとしてお越しくださった時でした。当時、原田さんはアップル日本法人の社長。まだまだパソコンやインターネットが今ほど一般的でなかった1998年頃、発売間もないiMacを紹介してくださいました。覚えていますか? あの、ブルーやオレンジ色の、スケルトンの、まるっとしたiMacです。

驚いたのは、その高価なパソコンを、気前よく番組にプレゼントしてくださったこと。出演者もスタッフも、触っているうちにすっかりMacファンになってしまい、その後、まんまと購入することになりました(笑)。

原田さんの影響で私も自分でこのiBookを購入しました。色は大好きなオレンジ色。デザインも斬新で、気に入っていました。

「マックからマックへ」と、日本マクドナルドの社長になられたのが2004年。その直後にお目にかかった折には驚愕しました。それまでは常に笑顔で、「原田さ〜ん!」と話しかけられる雰囲気だったのですが、顔つきが戦士のように厳しくなられて、まるで別人に見えたからです。赤字だったマクドナルドの売り上げを、社長就任後、急激に回復させ“原田マジック”と称されることになるわけですが、そのビジネス環境の変化にも即座に順応される、その一面を垣間見たように感じました。

とことん極めようとされるエピソードは他にもたくさんあります。「体力が落ちてきたから」とジョギングを始められたと思ったら、病気の子どもたちをサポートする施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」のチャリティーランナーとして東京マラソンに出場、さらにはトライアスロンにも臨まれます。いずれも60代からの挑戦です。

かつてご出演いただいた番組で、英語は「仕事で必要になり、1年で習得した」とおっしゃっていました。単語やフレーズを書いたポストイットを家中に貼って、片っ端から覚えていったそうです。働きながら1年で英語を習得するなんて、尋常じゃない熱意です。

ご家族と過ごす時間も大切にされていて、趣味のドラムの腕前もプロ級。カシオペアのメンバーや奥様の谷村有美さんと共演されたり……と、人生を目一杯味わい尽くしていらっしゃる。ホント、何もかも超人的!!

後進にドアを開き、そっと見守る大人の力

2008年に私が大学院で介護家族のための研究を始めた時も、読み語りのボランティアをする時も、ドナルド・マクドナルド・ハウスで研修させてほしいとご相談しました。すると即アドバイスをくださる。在宅医療の専門医をご紹介いただいたり、マクドナルド・ハウスが隣接する東大病院の小児科病棟で読み語りの場をもたせていただいたり。

きっと私のように相談を持ちかける後輩たちが、原田さんの周囲には、山のように集まって来ることと思います。後に続く者たちに、ドアをそっと開けるようにチャンスをくださる。

原田さんをはじめ、たくさんの尊敬する年長者に、導かれ、見守られ、許容されてきたのだと、最近強く感じるようになってきました。成果を上げられず、失礼なことや不義理もしてきてしまったことと思います。まさに若気の至りです。でもきっとそれも「年長者の目線」で「まだ若いのだから」と、許されてきたのだと感じるのです。

今後、そんなふうに成熟していきたい。道を模索している後輩たちにドアを開け、そっと見守っていられる、そんなふうに私もなりたいものです。

文/進藤晶子(しんどう・まさこ)
昭和46年、大阪府生まれ。フリーキャスター。元TBSアナウンサー。現在、経済情報番組『がっちりマンデー!!』(TBS系)などに出演中。

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