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【夕刊サライ/進藤晶子】食材はムダなく冷凍保存。決め手は「小分け」&「平たく」(進藤晶子の暮らし・家計コラム 第9回)

夕刊サライは本誌では読めないプレミアムエッセイを、月~金の毎夕17:00に更新しています。火曜日は「暮らし・家計」をテーマに、進藤晶子さんが執筆します。

文/進藤晶子

今回は我が家の食材節約術をお話しします。といっても、冷凍保存するだけなんですけどね〜。

我が家には冷蔵庫が2つあります。冷蔵室は比較的スペースに余裕があるのですが、冷凍庫は常にパンパン。はちきれそうになっています。なぜなら、美味しそうな食材を見つけると、何を作るかを考える前にとりあえず購入し、食材に応じた下処理をしてすぐ冷凍。余った食材も迷わず即冷凍庫に投入しているからです。

こんな「冷凍マニア」になったきっかけは、2011年の東日本大震災でした。当時は、食品や日用品の供給が不安定になりましたよね。そんなときでも、子どもに栄養バランスのよい食事を食べさせたくて、食材の備蓄を考えるようになったのです。

新米ママだった私には、お料理や食品についての知識は乏しく、どうしたものかと思っていた矢先に神の手が! 冷凍保存の虎の巻のような本を見つけてしまったのです。以来、それが食材やりくりのバイブルにもなりました。

『ビジュアル版 食品保存節約マニュアル』(講談社)が私の食品節約術のバイブルです。さらに最近話題になっている本『その調理、9割の栄養捨ててます!』(世界文化社)が追加されました。

私のバイブルにはお役立ち情報が満載。食材を手にするたびに、少しずつ学んでいきました。

「アサリやシジミなどの貝類も、フルーツも冷凍できるのね!」

「残った葉物野菜は、熱湯でサッと茹でれば保存できる!」

とか、

「冷凍したほうが、栄養価が上がる食材もあるんだ!」

と、うれしい発見の連続でした。
バナナや小松菜は、かえって栄養価がアップするのだそうです。驚きですよね?

我が家の冷凍室は保存袋でいっぱいです。写真のように、貝類も種類ごとに分けて冷凍しています。

冷凍技術ってすばらしい!と、ますます私の「マニア」ぶりに拍車がかかります。お魚やお肉など生ものはもちろん、パンも一枚ずつスライスした後、小分け用の保存袋に入れます。長ネギやタマネギはみじん切りに。ごはんはだいたい一杯ずつくらいに小分けしてラップで包み、鶏ガラのスープも一度にどんと作り、使いきれなかった分を冷凍庫に。

忙しい朝も、上手に解凍すれば、おいしいごはん、おいしいスープがいただけます。冷凍庫が強い味方になってくれるのです。

私の冷凍保存のポイントは「小分け」と「平たくする」こと。

たとえば生クリーム。保存袋で平たく薄く伸ばした状態で冷凍すれば、あとで使いたい分だけパリパリと割って使えます。固形のカレールウのような感じです。大根おろしも余ったら薄くのばして保存。少しずつ使っています。

残った野菜はなんでもピクルスに!

でも、ひとつ問題は、冷凍庫の中で眠り続けてしまう食材があること。忘れ去られたものがないか、ときどきチェックするようにしています。

先日の休みの日、買い物に行くのがおっくうで冷凍庫をのぞいてみたら、トマトピューレ(トマトを湯むきしてソース状にしておいたもの)とセロリのみじん切りとイカがありました。お刺身用に買ったのに食べきれず、残った物を保存していたのです。

イカとセロリって合うかしら?と一瞬迷いましたが、トマトソースといっしょに煮込んだらとてもおいしかった。

ストックされているおかげで、時間や食材が足りない時に助けてもらえたり、これで何が作れるかなと考えながらお料理する楽しみも、思いがけず生まれました。

とはいえ、下処理の手間が面倒で、使いきれずに冷蔵庫に残してしまうことがあります。

そんなときはピクルスです!

半分残ったニンジン、キュウリ、少しだけ残った大根などなど。野菜類はなんでも細長く切って保存容器に入れ、市販の「らっきょう酢」をドバドバかけて漬けておくだけです。一日漬けておけば、おいしいミックスピクルスになり、我が家では料理に添える彩りとして大活躍。みんなでポリポリしています。

自家製のミックスピクルス。このときはミョウガ、セロリ、パプリカに空豆も入っていました。我が家ではオタフクソースのらっきょう酢を愛用しています。

冷凍保存術は忙しい方やひとり暮らし、小食の方にも重宝すると思います。食品ロスを減らすだけでなく、空いた時間に思い切ってひと手間かけることで、逆に時間の節約にも、家計の節約にもなります。栄養価が上がる食材も多いですしね。
みなさんもぜひお試しください!

文/進藤晶子(しんどう・まさこ)
昭和46年、大阪府生まれ。フリーキャスター。元TBSアナウンサー。現在、経済情報番組『がっちりマンデー!!』(TBS系)などに出演中。

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