スマートフォンが、今のように普及するまでは、離れた人とのコミュニケーションといえば、ほとんど電話か手紙でした。それが今では、電話よりもSNSで連絡を取り合う方が、多くなっているようです。
一口にSNSといっても、種類はさまざま。新しいサービスが増えています。
電話や電子メールは、送信方法と受信方法を知っていれば問題なく利用できますが、SNSではそうはいかないようです。電話にはない便利な機能が、たくさん提供されています。
せっかくの機能を利用できないとなると宝の持ち腐れになります。そうならないために、今回は、「LINEウォレット」について解説します。端末は、Androidを想定しています。
目次
LINEウォレットとは
LINEウォレットで、できること
最後に
LINEウォレットとは
LINEウォレットは、決済・レシート管理・証券・クーポン・ポイント管理などをまとめた機能のことです。LINEウォレットはSNSアプリ「LINE」の一部なので、LINEの中で決済やチャージ、レシートの読み込み、投資、クーポン獲得などが可能です。
LINEウォレットは大きく2つに分かれ、「ウォレット」と「資産」からなります。「ウォレット」では、多くの機能が利用可能。クーポン・ギフト・レシート管理・証券・決済などの機能が提供されています。
「資産」では、「LINE Pay」などの資産情報やLINEポイント数を把握することが可能。資産に関する情報が掲載されています。
LINEウォレットで、できること
次に、LINEウォレットでできることについて、紹介していきます。この記事では、Androidでの操作を解説。
支払い
LINEウォレットでは、LINE Payを使うことで支払いや送金が可能です。ウォレット画面の上にあるLINE Payのタブ右端に矢印アイコンがあるので、これをタップしてください。すると、「支払い」「送る」などのメニューがあるので、ここからバーコード読み込みの支払いやQRコード読み込みの支払いなどができます。また、飲み会代の割り勘などで、友だちに送金することも可能です。
LINE Payの詳しい使い方については、LINEの公式サイトを参照してください。
チャージ
ウォレットでは、チャージ(入金)もできます。前述の「支払い」と同様に、ウォレット画面の上にあるLINE Payのタブ右端に矢印アイコンがあるので、それをタップ。すると、「チャージ」とあるので、そこからチャージを行ないます。
なお、チャージするには銀行口座の登録が必要です。また、設定した金額を下回ると、口座から自動的にチャージされるという仕組みもあります。
ポイントの管理
LINEウォレットでは、LINEポイントの管理もできます。現在のポイント数を確認したり、ポイントを稼ぐためのさまざまな方法を探したりすることも可能。「LINEポイントクラブ」とあるので、そこからLINEポイントクラブに入ります。
LINEポイントクラブでは、LINEポイントを稼いだり、スタンプ購入などに利用したり、獲得履歴や使用履歴を確認したりすることが可能です。なお、LINEポイントには有効期限があり、期限を過ぎると失効してしまいます。注意してください。
クーポン
LINEウォレットを通じて、さまざまなお店のクーポンを受け取ることができます。クーポンを利用することで、お得に買い物をすることが可能。
「クーポン」から、クーポン一覧に入れます。コンビニ・レストラン・ドラッグストア・レジャーなど、いろいろなところで使えるクーポンを見ることが可能です。
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クーポンを使う時は任意のクーポンをタップすると、表示された画面の下に、「クーポンをつかう」とあるので、それを選びます。後は、表示されたクーポン番号を入力したり、店員に提示したりすることで利用できます。
レシートの読み込み
LINEウォレットには、レシートを読み込む機能も備わっています。レシートをカメラで撮影することで、支払い履歴の管理や、近隣店舗との価格比較が可能です。また、商品の口コミを登録すると、LINEポイントを獲得することができます。
レシートを登録する時は、「レシート/価格比較」を選んでください。そして、画面下にある「ホーム」タブをタップすると、「レシートを撮影する」というボタンが表示されるので、それを選びます。後は指示に従って、レシートをスマートフォンのカメラで撮影。レシート登録後、レシート情報や月の支出情報が記録されるようになります。
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投資
LINEウォレットでは、投資も行なうことができます。
ただし、LINE証券の事業再編に伴い、順次提供サービスを終了していくようです(https://line-sec-info.landpress.line.me/securities_info)。また、各種口座開設の申請も、2023年6月27日15時をもって受付を終えています。そのため、証券についての項目は、将来的には表示されない状態になるかもしれません。
なお、LINEには、「LINE BITMAX」という暗号資産取引サービスもあるので、投資についてはこちらを利用することも可能です。
最後に
LINEウォレットは、日常生活での支払いやポイント管理など、さまざまな機能を提供しています。これによって、スマートフォン1つでいろいろな取引や買い物が可能です。LINEウォレットをまだ使ったことがないた方は興味のある機能から試してみてはいかがでしょうか。
●構成・執筆/三鷹 れい(みたか れい|京都メディアライン・https://kyotomedialine.com FB)
プログラマー。中小企業のDX化など、デジタル分野での支援をしている。主な開発分野はバックエンド・フロントエンド・アプリ。その他、歴史などの人文系にも興味を持つ。