16歳上の上司と不倫関係になり、6年間を耐え抜いて結婚へ
相手の年齢は真子の16歳上。不倫関係になったときには相手は41歳だった。真子さんはこの不倫関係を「普通の不倫ではない」と言い切る。
「私と知り合った頃にはすでに別居していて、奥さんから『女性を作るならご勝手に』と言われていたそうです。だけど、奥さんから『子どもが高校を卒業するまでは離婚はしない』とも言われていた。彼の一人息子は母親と一緒に暮らしていたのですが、彼とは定期的に連絡を取り合い、とても可愛がっていました。そんな条件を飲んでいたのも、息子と今の関係性を守りたかったんじゃないでしょうか。
私とは不倫関係でしたけど、別居で不倫は妻の公認でもあったので、普通に彼の家で週末ずっと一緒に過ごすこともありました」
そのまま付き合いは続き、相手が46歳、真子さんが30歳のときに離婚が成立。その1年後に2人は入籍した。不倫関係になってすぐに真子さんは転職して、夫も離婚成立前に知り合いが紹介してくれた会社に転職。共通の知り合いには一切結婚の報告はしていないという。
「周囲から好奇の目で見られたくなかったですから。周囲の目は徹底的に排除しました。親には祝福してもらいたい思いから、相手の離婚の時期だけ嘘をつきました。47歳の男性と交際歴1年弱で結婚は色々詮索されそうだったので。
当時の私はやっと大好きな人と結婚できたと、幸せの絶頂期にあって、夫さえいてくれたらなんでもできるって本当に思っていました。でも、結婚生活ってそんな気持ちだけでやっていけないんですよね」
真子さんは入籍する2年前の29歳のときに大阪府寄りの兵庫県内にマンションを購入。そこで新婚生活を迎えることになったのだが……。【~その2~に続きます】
取材・文/ふじのあやこ
情報誌・スポーツ誌の出版社2社を経て、フリーのライター・編集者・ウェブデザイナーとなる。趣味はスポーツ観戦で、野球、アイスホッケー観戦などで全国を行脚している。