偏差値60以上の中学に通う子供の保護者が中学受験期の悩みで多かった回答は「夜寝る時間が遅くなること」(36.7%)、「成績」(29.3%)

受験生のお子さんがいるご家庭はもとより、来年に受験を控えるお子さんのご家庭でも様々な受験の悩みがあると思います。
ひまわり教育研究センター(https://www.himawari-child.com/center/profile.html
)では、偏差値60以上の中学校に通う中学生の保護者の方々に「中学受験期の悩み」についてのアンケート調査を行いました。保護者の方の具体的な悩みの実情、その解決法など詳細に調査しました。中学受験をしようと考えている保護者の方にとって参考になる結果が得られたのではないかと思います。
さっそく、ご紹介しましょう。

調査の内容

・お子さんの中学受験の間で、あなたが悩んでいたことに近いものを2つまで選んでください。
・選択いただいた項目について、具体的な悩みとどのような対策をしたのか教えてください。

調査対象について

偏差値60以上の中学校に通う子供をもつ保護者150人のうち、保護者の性別は男性81人(54%)女性69人(46%)でした。子供の性別は、男子69人(46%)、女子81人(54%)で、子供の年齢は中学1年生16人(10.7%)、中学2年生68人(45.3%)、中学3年生66人(44%)でした。

子供の通う中学校がある地域は、関東が一番多く、62人(41.3%)でした。続いて多いのは近畿の33人(22%)、中部19人(12.6%)でした。地域の詳細は以下のグラフの通りです。

偏差値60以上の中学校に関してはこちらのランキングを参考にしています。( https://www.minkou.jp/junior/ranking/deviation/

Q. あなたのお子さんが通う中学校がある地域を教えてください

調査の詳細

Q. お子さんの中学受験の間で、あなたが悩んでいたことに近いものを2つまで選んでください。

偏差値60以上の中学校に通う子供をもつ保護者150人に「お子さんの中学受験の間で、あなたが悩んでいたことに近いものを2つまで選んでください」という質問をしたところ、一番多かった回答は、「夜寝る時間が遅くなること」の55人(36.7%)でした。次に多かった回答は「成績」の44人(29.3%)、続いて多かったのは「お子さんの機嫌が悪いなど精神的に不安定だったこと」の28人(18.7%)でした。「悩んでいたことはない」と回答した保護者は22人(14.7%)いました。

「お子さんの機嫌が悪いなど精神的に不安定だったこと」と回答した保護者のうち、子供の性別が女子は18人、男子は10人でした。調査人数が女子のほうが8%多いことを加味しても女子のほうが多い結果となりました。

次に、父親、母親別に調査結果を比較しましょう。

偏差値60以上の中学校に通う子供をもつ保護者150人に「お子さんの中学受験の間で、あなたが悩んでいたことに近いものを2つまで選んでください」という質問をしたところ、母親、父親共に回答で一番多かったのは、「夜寝る時間が遅くなること」(父親37.0%、母親36.2%)、次に多かったのは、「成績」(父親30.9%、母親27.5%)でした。

母親が父親と比べて顕著に多かった回答は、「お子さんが体調を崩すなど体力的に無理があったこと」(母親11.6%、父親1.2%)「中学受験が子供のためになっているのかわからなくなったこと」(母親14.5%、父親2.5%)でした。父親が母親と比較して顕著に多かった回答は、「パートナー(夫や妻)との意見の相違」(父親9.9%、母親2.9%)でした。         

(青:父親 赤:母親)

Q. 選択いただいた項目について、具体的な悩みとどのような対策をしたのか教えてください。

1. 睡眠時間について

・寝られない。
・寝不足
・睡眠時間が足りてない。
・寝る時間なのに勉強する。
・睡眠不足、体調不良は、体に良くない。
・宿題のボリュームが多すぎて、睡眠時間が少なくなる。
・小学校高学年の子供が11時すぎまで起きているのは健全とは言えないと思った。
・塾に行くまでは9時に寝ていたのに、塾に通い出してからは宿題が終わらず、寝る時間が12時超えていた。
・本来なら寝ている間に記憶の定着が行われるが、集中して勉強していない為に追いつかないので遅くなり寝不足になり、より勉強が進まなくなるという負のスパイラルになり成績も伸び悩んだ。
・対策のしようがないので目をつぶった。
・勉強の時間が足りなくて睡眠時間を確保できるよう、声をかけた。
・あまり遅くならない様に寝る時間の確保をする。
・塾に行く前に少し仮眠してました。
・短い時間でも昼寝をさせた。
・眠いときはしっかり寝かせた。
・塾から帰宅した後に出来るだけ早く食事、入浴が出来るように準備をしておく。
・睡眠不足、体調不良は、良くないので、温かい飲み物やマッサージ等して対策をしました。

2. 成績や宿題について

・周りの子と比べてしまう。
・成績にムラがある。
・成績があがらない、のびない。
・苦手教科がある。
・子どものやる気が出ない。
・模試の成績に波があった。
・とにかく宿題が多い。
・スケジュール管理対策
・塾に行った。
・通信教材をする。
・ひたすらくりかえして学習する。
・勉強については関わり過ぎず 塾や本人に任せるようにした。子供を信じるしかない。
・子供を励ました。
・見守った。
・耐えた。
・一緒に考えて相談して一緒に泣いて乗り越えた。
・なるようになるという気持ちを持つこと。

3. パートナーとの意見の相違など

・夫婦間での意見の違いがあった。
・とにかく目線合わせの話し合いの場を多く持つこと。
・話し合い。
・金額が高い。
・夫は中学受験自体を反対し、何一つ協力してくれませんでした。子供の意志は固く絶対に開成中学に入りたいと言ってました。それに対してお前なんか入れるはずはない。と言われましたが私は子供の気持ちを尊重し受験準備に着手しました。そんな中最終的には受験していいのは開成中学とお金のかからない都立のみだと言われました。 結局子供にお金をかけたくなかったのだと思います。対策としては一切夫には頼らないという事のみです。塾代は私の貯蓄してきたお金でやりくりしました。母と子の2人で必死に頑張り無事に志望校に合格し今は楽しく学校生活を送っています。

4.お子さんの精神面、体力面について

・辛そうだった
・ストレス発散ができない
・子供に合わせて、同じような生活リズムですごした
・子供がしたい事を1番に考えた。
・子どもの気持ちを大切にした。
・夜食を作る。
・しっかりした食事をとらせた。
・リフレッシュをした。
・気分転換
・勉強とゲームをつかい分けた。
・自由な時間を持たせたり、オンオフをしっかりともたせた。
・精神的に落ち込んでいるときは食事や買い物でストレスを発散させた。
・仏の心になり、とにかく子供に寄り添いました。
・受験が近くなるとイライラや機嫌が悪くなった。親が何かするよりも飼っている犬が癒しになっていた。
・ちょっとした成績でもすぐにイライラする状態だったので、怒らず、かといって甘やかさず、やる気と緊張感を高めるようにした。

調査結果

今回の調査により、偏差値60以上の中学校に合格した子供をもつ保護者の85.3%の方が、中学受験期に悩みを抱えていたことがわかりました。母親、父親共に一番の悩みは「夜寝る時間が遅くなること」、続いて「成績」でした。具体的な悩みや解決法の回答例より、多くの保護者の方が我が子の健康を気遣い心配し、できる限りの対策をとられていたことが伺えます。

父親にくらべて顕著に多かった母親の悩みは、「お子さんが体調を崩すなど体力的に無理があったこと」(母親11.6%、父親1.2%)「中学受験が子供のためになっているのかわからなくなったこと」(母親14.5%、父親2.5%)でした。大量の宿題や勉強をしている姿を一番身近で支える母親が、子供の体力面、精神面を心配し、約14.5%の母親が「中学受験は子供のためになっているのかわからなくなった」と受験そのものについて悩みながらも、親子で中学受験を乗り越えたということがわかりました。

私自身3人の子供の中学受験を経験しましたが、保護者の方々の切実な悩みは共感できるものばかりです。保護者の方が睡眠不足について一番悩んでおられましたが、中学受験期であっても、成長期である子供にとって睡眠時間を確保することはとても大切です。疲れていると感じた時は、塾に行く前に仮眠をとらせたり、昼寝をこまめにとらせたりして、子供の体力、精神力をうまく調整してあげながら、親子で中学受験を乗りきってほしいと思います。

ひまわり教育研究センター  所長 上田 尚子

調査のまとめ

1. 偏差値60以上の中学校に通う子供をもつ保護者150人が「中学受験の間に悩んでいたこと」
「夜寝る時間が遅くなること」55人(36.7%)
「成績」44人(29.3%)
「お子さんの機嫌が悪いなど精神的に不安定だったこと」28人(18.7%)
「悩んでいたことはない」22人(14.7%)

2. 父親、母親の悩みの相違
「お子さんが体調を崩すなど体力的に無理があったこと」(母親11.6%、父親1.2%)
「中学受験が子供のためになっているのかわからなくなったこと」(母親14.5%、父親2.5%)
「パートナー(夫や妻)との意見の相違」(父親9.9%、母親2.9%)

調査実施機関
ゼネラルリサーチ株式会社
調査時期
2022年8月16日~8月18日
アンケート設計
イノベーションシステム株式会社
「ひまわり教育研究センター」
調査方法 インターネット調査
対象者 偏差値60以上の中学校に通うお子さんをもつ保護者150人

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