新型コロナウイルスの流行によって、今やWEB会議は広く普及しました。オンラインでのセミナーや講演会はもはや珍しくありません。多くのIT企業がWEB会議のアプリケーションをリリースし、さまざまな個人や組織で使われています。

Googleが提供しているWEB会議ツールに、「Google Meet」というサービスがあります。アンケートや挙手機能によって積極的な参加を促すといった豊富な機能が特徴です。

この記事では、Google Meetの概要や基本的な使い方について解説していきます。

目次
そもそもGoogle Meetとは?
Google Meetの始め方
Google Meetの使い方
Google Meetには時間制限がある?
最後に

そもそもGoogle Meetとは?

以前は有料会員限定のサービスで、「Hangouts Meet」と呼ばれていましたが、2020年4月に名称を変更。同年5月には無料版の提供も始まり、Google アカウントさえあれば基本的に誰でも利用できるようになりました。

ただし、無料版は有料版に比べて、最大参加人数や会議時間などに制限があります。また、録画機能を使うこともできません(2022年10月時点)。ビジネスでの利用を想定している場合は、有料プランを検討してもいいでしょう。

スマートフォン(以下、スマホ)のアプリも提供されていて、スマホからもGoogle Meetを利用できます。また、GmailやGoogle カレンダーからもGoogle Meetを始めることができます。

Google Meetの始め方

Google Meetで、主催者としてWEB会議を立ち上げる方法は3つあります。パソコンではブラウザで起動しますが、スマホではGoogle Meetのアプリが必要です。また、アカウントなしでは利用できず、事前にGoogle アカウントが必要です。

参加者としての参加方法は、主催者から共有されたWEB会議のURLをクリックかタップするだけです。

1: Google Meetから開始する時

パソコンでの方法について、まず説明します。

Google Meetのホーム画面で、「新しい会議を作成」を選びます。そして、「会議を今すぐ開始」をクリックしましょう。

すると、会議が始まります。開始後、画面左下に表示されるWEB会議のURLを参加者に共有するか、「ユーザーの追加」から参加者に招待メールを送りましょう。

参加者の追加かURLのコピーか
参加者を追加する画面

次にスマホでの方法について、説明します。スマホの時は、Google Meetのアプリを立ち上げましょう。

そして、画面右下に「新規」とあるので、ここから会議をスタート。あとの流れは、パソコンの時とほぼ同じです。

2: Google カレンダーから開始する時

次に、Google カレンダーから始める場合について説明します。まずは、パソコンでの手順についての解説です。

会議を開く日時にイベントを作成しましょう。そして、Google Meetを追加します。

会議に参加するメンバーを追加後、参加者にWEB会議のURLをメールで送ることができます。内容が確定したら、「保存」を押して完了です。

WEB会議に参加する時は、イベントを選択して「Google Meetに参加する」から参加できます。

次にスマホでの手順について、説明します。

まずGoogle カレンダーで、WEB会議を開催したい日の時間帯をタップします。イベント設定画面が出てくるので、「ユーザーを追加」で参加者を追加。そして、「ビデオ会議を追加」でGoogle Meetを設定します。設定が完了したら、画面上部の「保存」を押して終了です。

3: Gmailから開始する時

最後に、Gmailから始める場合について、解説します。まずは、パソコンでの手順について説明しましょう。

Gmail画面左にあるGoogle Meetのアイコンをクリックします。その後、「新しい会議を作成」で会議をスタートできます。

「今すぐ開始」を押すと、会議が始まります。

「招待状を送信」を押すと、参加者にWEB会議のURLをメールで送ることができます。

次にスマホでの操作方法について、説明します。

Gmailのアプリを立ち上げた後、画面下部にGoogle Meetのアイコンがあります。そこから、新規にWEB会議を始めることができます。

Google Meetの使い方

この記事では、パソコンでの手順について説明します。

画面共有の方法

画面共有は、自分の画面をWeb会議の参加者に共有できる機能です。手元の資料を参加者全員で確認したい時などに活用できます。

まず、画面下部の画面共有アイコンを選択。次に共有する画面を選びましょう。

「あなたの全画面」はフルスクリーン、つまりパソコンの画面全体を共有します。「ウィンドウ」はエクセルやブラウザなど、アプリごとのウィンドウを共有すること。そして、「タブ」はブラウザの各タブのことです。

画面共有を終える時は、画面上部にある「共有を停止」ボタンを押しましょう。

背景設定の方法

Google Meetでは、背景を設定することもできますよ。背景をぼかした状態にする「ぼかし」、背景に画像や動画を設定する「背景」、ユーザーの顔を面白く加工する「フィルタ」があります。

フィルタで宇宙人の顔になった筆者の顔

会議を始める前に背景を設定する時は、カメラ画面右下にある星マークを選択しましょう。

すると、設定画面が出てくるので中央の「効果」をクリック、適用したい項目を選びます。

「効果」を選ぶ
適用したい効果を選ぶ

会議参加後に背景を変えたい時は、画面下部にある縦の三点リーダーをクリック。「ビジュアル エフェクトを適用」を選択すると、先ほどと同じように背景設定項目が表示されます。適用したい項目を選びましょう。

録画の方法

録画は有料版でのみ利用可能です。

まず、画面下部の縦の三点リーダーをクリック、「ミーティングを録画」を選びます。

「録画を開始」を選びます。

すると、録画が始まり、画面左上に赤く「REC」という文字が表示されます。これが出ている間は録画中です。

録画を停止する時は、画面右にある「録画を停止」を押すと、録画は停止します。録画データは、録画を始めた人のGoogle ドライブに保存されます。

退出の方法

画面下部に電話マークがあるので、これをクリックすると、会議から退出できます。

Google Meetには時間制限がある?

無料版であっても、Google Meetの基本的な機能は利用できます。

ただし、有料版に比べて会議時間に制限があります。例えば、3人以上でのミーティングの際、有料版なら24時間まで可能ですが、無料版なら1時間しか会議を開催できません。

さらに、会議への参加人数にも上限があり、最大100人まで。また無料版では、会議の録画・ノイズキャンセルができません。

社内で本格的な利用を検討しているならば、制限がない有料版を選んだ方がいいでしょう。

最後に

ビデオ会議サービスとして、高い評価を得ているGoogle Meet。利用方法も簡単、パソコンからもスマホからも開始できます。Google カレンダーやGmailからオンライン会議を始められるのも、他のWEB会議ツールにはない大きな特徴です。

Google アカウントがあれば、無料ですぐに始められます。一度、試してみてはいかがでしょうか。

●構成・執筆/京都メディアライン・https://kyotomedialine.com/ FB

 

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