日々の生活において、受け取りたくないのが突然の訃報。とりわけ、近親者、親しい友人・知人の訃報となれば、その悲しみは大きく、誰しもが到底冷静でいられないでしょう。しかしながら、“おくりびと”の立場となった瞬間から、悲しんでばかりではいられないのも事実です。

その時の状況、置かれている立場によって、粛々と執り行わなければならないことが山のように押し迫ってきます。葬儀の場において、弔意一つ表すにも細かなしきたりや作法があり、どのように振る舞うべきか戸惑ったという経験をお持ちの方も決して少なくないように思われます。

何時来るかわからぬ訃報。深い悲しみの中にあっても冷静に振る舞うには、葬祭にまつわる正しい知識を持つことが、大きな支えの一つになることでしょう。

そこで、この記事ではお通夜の流れとすべきことについて、京都・滋賀で80年の歴史を持ち年間約6,000件の葬儀を施行する、葬祭専門企業・公益社(https://www.koekisha-kyoto.com)がご紹介いたします。

もしもの時、その日の時に、この記事をお役立てください。

お通夜とは

「お通夜」とは故人と過ごす最後の夜を、灯りや線香を絶やさずご遺体を夜通し見守る儀式のことをいいます。一般的には葬儀・告別式の前日に親族や親しい友人が集まり故人の冥福を祈り、別れを惜しみます。ところが近年では半通夜といって、夜通し行うことは少なくなりました。

お通夜の流れ・何をするのか一般的な流れをご紹介

「お通夜」の一般的な流れと、親族と参列者が何をするのかについてご説明させていただきます。

一般的な通夜の流れ

お通夜の流れについてご説明させていただきます。会場に到着されましたら、まず受付を行います。開始時間が近づいてきましたら席の案内がありますので座席に着席。

お通夜が開式されましたら僧侶の読経が始まります。その後、座席の順に従ってご焼香となります。全員のご焼香が終わりましたら、喪主の挨拶のあと閉式です。その後、通夜振る舞いが行われる場合があります。以上が一般的な通夜の流れです。

因みに通夜振る舞いとは、弔問客一同に略式の酒肴や軽い食事か茶菓等が出されること。一部のご家庭ではこれらの代わりに折詰やお菓子等をお渡しするケースもあるようですが、合理的だと最近では好評を得ています。

親族は何をすべきか

親族が通夜の前にすべきこととしては、以下が挙げられます。
・喪服の準備
・祭壇の飾りつけ供花や供物の並びの決定
・弔電の整理
・通夜振る舞いの準備
・葬儀会社との打ち合わせ
・受付の依頼
・会葬(弔問)御礼の数の確認

お通夜が開式したあとは、焼香される方への黙礼、喪主は閉式の前に弔問客へのご挨拶、通夜振る舞いへのお誘い、翌日の葬儀・告別式の案内などを行います。

参列者は何をすべきか

参列者の方が、通夜の前にすべきこととしては以下のことが挙げられます。
・香典と袱紗(ふくさ)の用意
・服装のマナーを守ってお通夜の会場へ向かう
・到着したら、受付でお悔やみの言葉を添えて香典を袱紗から出して手渡す

その後、案内に従い着席。僧侶が読経を始められ順番に焼香が回ってきたら、ご遺族の方に向かって黙礼をしてご焼香を行います。ご焼香を終えたら、席に戻りましょう。

僧侶の読経が終わり喪主の挨拶が終わりましたら、案内係の指示に従い退席します。通夜振る舞いのお誘いがあれば応じたらいいですが、長居はしないようにしましょう。途中退席する場合には、「お先に失礼します」と周りに声を掛けるのがマナーです。

到着しておきたい時間の目安

訃報は突然やってきます。突然の連絡に、ショックや悲しみも大きいものですが、そうした気持ちは癒えぬ間にお通夜・葬儀の案内は来るものです。お通夜当日、会場には、どれくらいの時間に到着すればいいのでしょうか? 目安について説明します。

時間帯の目安

18時開式を例にした、一般的な時間帯の目安になります。一連の流れをおさえる意味で、ご参照ください。

17:30〜 受付開始
17:50〜 遺族・参列者着席
18:00〜 開式 僧侶入場・読経
18:10〜 お焼香
19:00〜 僧侶退場・閉式、喪主挨拶
19:10〜 通夜振る舞い 21:00頃まで

親族の場合

親族の場合、事前に葬儀会社と祭壇の花や弔電の名前確認など細かな打ち合わせがありますので、1時間30分前に葬儀場に到着しておくことをお勧めします。打ち合わせがない場合でも、30分から1時間前までに到着するようにしましょう。

家族葬の場合

近年小人数でのお葬式が多くなり、家族葬が増えています。家族葬ではお通夜も葬儀も同時に行うケースが多く、また一般の参列者も呼ばれることはほぼありません。家族葬に呼ばれた場合には、同様に30分から1時間前までに到着するようにしましょう。

参列に遅れる場合にはどうしたらいいか?

通夜は、遅れてでも駆けつけるのがマナーとされています。30分から1時間程度の遅刻であれば、あきらめず参列しましょう。なお、遅れた場合は、遅れたことに対してのお詫びを伝えましょう。2時間を超えて遅れる場合、故人との関係性が深い場合は遅れることを連絡した上で駆けつけるのがいいでしょう。そうでない場合は控えたほうがいいでしょう。親族の場合はどんなに遅くなっても連絡を入れて駆けつけるのがいいと思います。

お悔やみの言葉

ご弔問時の心得として、お悔やみの言葉をご紹介します。

「このたびはご愁傷さまでございます。心よりお悔やみ申し上げます」

「ご愁傷様です」という言葉は話し言葉ですので、文面での使用は控えましょう。「お悔やみ申し上げます」は、話し言葉でも文面でもどちらでも使えます。

例えば、急な事故でお亡くなりになられた場合は、「突然のことで、何と申し上げてよいものかわかりませんが、心からお悔やみ申し上げます」などとお伝えしたらいいのではないでしょうか。

「誠に残念なことでございます。どうかご看病疲れの出ませぬように」

長い間の看病などでご逝去された場合は、このように看病への労りの言葉を添えてお伝えいただくと良いかと思います。

「ご冥福をお祈り申し上げます」

よく耳にする言葉ですが、こちらは仏式のみ使える言葉になりますのでご注意ください。

まとめ

お通夜の形も近年多様化しています。以前は、自宅で弔問客を迎え親戚一同駆り出して通夜振る舞いの料理を作ったものでした。ご遺体を自宅に迎え、一晩中線香と灯り絶やさないように寝ずの番をしたものです。お通夜や葬儀の形は変われども、亡き故人への思いは変わらずに持ち続けたいものです。

●編集/中野敦志(京都メディアライン・https://kyotomedialine.com FB

●取材協力・監修/公益社(https://www.koekisha-kyoto.com

京都・滋賀で80年に渡り葬儀奉仕の道をひと筋にあゆんでいます。「もしも」のとき安心してお任せいただけるのが公益社です。

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