「親族」とは、どこまでの範囲を呼ぶのでしょうか? また「家族葬」には、親族のみならず友人を呼んでもよいかなど、ご遺族の方から様々な相談をお受けします。従来とは異なる形式が広まっている今、お困りになることがないように解説いたしますので、ご参考にしてください。

この記事では、親族の範囲について、京都日葬(https://kyoto-nissou.com)の阿部 雅がご紹介いたします。

目次
親族の葬儀参加マナー
家族葬の葬儀参列マナー
最後に

親族の葬儀参列マナー

最初に、葬儀に参列した際に座るべき席順、さらに焼香の順番など、親族の範囲にまつわる内容について、ご説明いたします。

親族の範囲とは?

お見送りの場面では「遺族」や「親族」という言葉を耳にすることが多くあります。「遺族」とは、漢字の「遺(のこす)」が含まれることから「遺された家族」を指し、生前、共に暮らしていたご家族のことを「遺族」と呼びます。また、「親族」も漢字の通り「親子」などの血縁関係があるかないかが、一つの基準です。

「席順」を一般的な例でご説明すると、「喪主、~子供、~故人の兄弟、~故人の配偶者の兄弟」の順です。これは家族単位でお集まりください。さらに親族の範囲を細かくご説明すると、「喪主、~長男家族、~長女家族、~次男家族」などです。これも家族単位が基本ですから、長男のご家族に子供がいる場合(つまり喪主に孫がいる場合)は、お孫さんは長男家族に入ります。地域によって様々なしきたりがありますので、お困りの時は葬儀スタッフに確認すると安心です。

なお、「お焼香の順番」は、座った順で進んでいくので、席順どおりに従っていけば間違いないでしょう。

「親族席」は、祭壇向かって右側が「喪主、~遺族、~親族」が一般的です。これまでは右側が「遺族・親族席」、左側が「一般会葬者」が通例でした。昨今は家族葬が主流ですから、右前から「喪主・遺族」、左前から「親族」と、前列から順に座る形が多くなりました。身内だけで執り行う家族葬では、会葬者がいない想定のため席の用意がなく、こちらから導かれた席順になります。

親族の服装

参列する際の「服装」につきましては、親族だからと特別に何かをする必要はありません。また、通夜の際は遠くから駆け付ける場合や、急な知らせであるため、平服でも構わないとされています。しかし、できるだけベーシックな色でまとめるなどの配慮をされた方が良いでしょう。

親族の香典相場は?

親族の「香典」については、適切な金額、相場を把握しておくことも重要です。ただ、できる範囲で無理のないように、心からお渡しするお気持ちを忘れないでください。

その上で、一般的な相場をご説明いたします。
両親、10万円
兄弟姉妹、5万円
祖父母・叔父叔母・従妹、1万~3万円

お付き合いの度合いによっても変わることから、親族の香典については、周りのご家族とよく相談されてから決めることをお勧めいたします。

家族葬の葬儀参列マナー

ご家族ごとに最良とされる葬儀の形がございます。昔は「しきたり」として受け継がれてきた葬送の儀式でしたが、今は家族が決め、故人の望んでいた形でお送りする形が葬儀の主流です。

家族葬とは

「家族葬」とは、今から15年ほど前から広がった葬儀の形です。これに対し、「密葬」という言葉を耳にされたことがあると思います。誰も呼ばずに家族、身内だけで葬儀することを「密葬」と呼びます。しかし「密葬」となると、友人は呼べないの? ご近所さんは? など、一概には決められず、お断りしたくない個別の事例も多く生じました。さらに「密葬」の場合は、「本葬」を執り行うのが本来の形です。もともとは、「本葬」で皆様にお越しいただくために、先に「密葬」を執り行い、家族だけで見送る、という意味合いがあります。わかりやすい例は芸能人等の葬儀で耳にする、葬儀は近親者のみで「密葬」を執り行い、のちに「お別れ会」を開く、という流れです。

静かにゆっくりと遺族・親族で送って差し上げることができ、親しかった友人等にもお見送りしていただくこともできる「家族葬」が広がった背景には、こうした流れがあります。要するに、ご生前中の故人とご家族の意思を尊重しやすい形が、「家族葬」なのです。

家族葬に参列すべきかどうかの判断基準

家族葬でのお見送りの場合、参列すべきかどうかを迷うことが増えました。私個人の場合は、ご家族に連絡してお伺いすることが、負担をかけず誠意が伝わる手段だと思っています。いただいた返答を一番の判断基準として行動してみてはいかがでしょうか。

連絡がとれない場合には、葬祭ホールに確認するのもいいと思います。ただし、無理に参列することは先方の負担になることもあります。まずは確認をされてから、参列することをお勧めいたします。

最後に

予め決められた「しきたり」よりも、お見送りするご家族の想いを大切にしたいことから「家族葬」が浸透しました。ご家族の気持ちを基準に物事を決めることで、故人様が一番喜んでくださる送り方ができると思います。一方で地域や宗教によって、いまだ残されている「しきたり」もまた、大切なお見送りの形です。双方の良いところを残しながら、深い思いやりによって故人を弔うことが、どなた様も安心できる葬儀になることと存じます。

●執筆/阿部 雅(京都日葬 https://kyoto-nissou.com

「毎日のことから万一のことまで」地域を支える京都日葬グループ。不安から安心へ~をモットーに、様々なご相談にお応えしている。変化していく宗教観、家族観の中で弊社ができることは何か?  なんでも相談できる集団であり続けることが、お客様の不安を安心に変えられる一番の方法だということを実感し、独自の京都日葬グループを確立。

●構成・編集/京都メディアライン(https://kyotomedialine.comFB

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