Google Chromeを利用してインターネットで調べ物をする際、多くの方が検索機能を利用することでしょう。インターネット検索では目的の言葉を入力するだけで、簡単にその言葉に関連するWebサイト・ページを見つけることが可能です。

ただ、実際にヒットしたWebサイト・ページを見つけても、場合によってはそのサイト内の情報が膨大で、中々目当ての情報まで辿り着かない、という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。

そんな時に便利なのが、サイト内検索です。自分でWebサイトを運用している人も、このサイト内検索があることで、SEO対策(インターネット検索でより上位に表示されるための対策)への良い効果が期待できます。

今回の『Google活用基本のき』では、このサイト内検索は一体どのようなものなのか、どういった方法があるかのご紹介です。

目次
サイト内検索とは?
サイト内検索の方法
サイト内検索をするときの注意
サイト内検索は簡単に導入できる?
最後に

サイト内検索とは?

サイト内検索とは、文字通りWebサイトの中で特定の情報・コンテンツを見つけるために、単語を入力して検索する機能のことです。特に通販サイトで見かけることが多いのではないでしょうか。

通販サイトなどでは、自分の欲しい商品を見つけるために、ページ上部にある入力欄に商品名を入力し、検索を行うと思います。これがサイト内検索のひとつです。

サイト内検索の方法

サイト内検索を行うには、いくつかの方法があります。今回は、サイト内検索を行う方法の中でも、活用しやすい方法を確認してみましょう。

1:ブラウザの検索機能

元々、ブラウザには表示しているページ内の単語を検索する機能があります。ただ、この機能は表示しているページのみのため、サイト内すべてのコンテンツから表示できないという点に注意しましょう。

ページ内で、CtrlキーとFキーを同時押ししてください。すると、画面右上に新しく長方形のバーが表示されました。これがブラウザの検索機能です。

表示されたバーに単語を入力すると、そのページ内に入力した単語が存在する場合、下記のようにオレンジ色で表示されます。

ブラウザの検索機能

ちなみに、複数存在する場合はEnterを押すか、入力箇所の右にある上下の矢印をクリックすることで次に見つかった箇所へ移動することが可能です。

2:検索オプション

Google Chromeの機能である検索オプションを利用する方法もあります。この検索オプションを利用する場合は、まずGoogle検索のトップページにアクセスしましょう。続けて、画面右下にある「設定」をクリックし、「検索オプション」をクリックしてください。

検索オプション

すると、様々な検索オプションが表示されました。スクロールすると表示される「検索結果の絞り込み」の中に、「サイトまたはドメイン」という項目があります。

ここにサイト内検索をしたいサイトのドメインを入力し、一番上にある検索するキーワードを入力して「詳細検索」をクリックしましょう。

検索結果の絞り込み

すると、「サイトまたはドメイン」に入力したサイトの中で、検索キーワードに入力した言葉が存在するページのみヒットしました。

検索オプション結果

3:検索コマンド

検索オプションに近いですが、Google検索では検索バーに特定のコマンドを入力することで絞り込みが行える検索コマンドが存在します。サイト内検索を行う場合は、「site:」と入力し、サイト内検索を行いたいサイトのドメインを入力して検索しましょう。

すると、検索結果にそのサイトのページだけが表示されました。検索バーにスペースを入力してから検索したいキーワードを入れると、そのキーワードに当てはまるページのみ表示されます。

検索コマンド

画像を見て気づいた人もおられるかもしれませんが、この検索コマンドは検索オプションと同じものです。検索オプションはGoogle検索のトップページにアクセスする必要があるなど、少々ややこしいのですが、こちらは「site:」を追加するだけで簡単に利用できます。

ただ、検索オプションでは他のコマンドも同時に利用できるため、状況に応じて使い分けてみてはいかがでしょうか。

サイト内検索をするときの注意

サイト内検索を利用すると簡単に求めている情報を引き出すことが可能ですが、特定の文字は検索しても表示されないことがあります。それは、サイトのHTMLソースコードに含まれる文字列です。

サイト内検索では、実際にサイトを開いた際に見えている、Webページ上のテキストが検索対象となります。そのため、HTMLソースコードに含まれる文字列で検索をしても、検索結果には表示されません。通常HTMLソースコードを検索する機会はそうそうないかもしれませんが、覚えておくといざという時に役立つこともあるでしょう。

また、検索オプションでは、Googleがインデックスしたページ(Googleのシステムが検出したページ)のみが検索結果に表示されます。そのため、新しく追加されたばかりのページはヒットしない点に注意が必要です。

サイト内検索は簡単に導入できる?

自分でサイトを運用している人の中には、簡単にサイト内検索ができるよう、そもそも機能としてサイト内検索を導入したいという方もいるかもしれません。そんな方のために、Googleが提供している「Googleカスタム検索エンジン」があります。

Googleカスタム検索エンジンは、名前の通りサイト内でサイト内のコンテンツに対してGoogle検索を行うための機能です。実際にHTML・JavaScriptを追加する必要があるため、ソースコードを修正できる方は一度試してみてはいかがでしょう。

最後に

インターネット検索では、自分が求めている情報を手軽に集めることが可能です。ただ、情報を集めるのにかかる時間は、それぞれのサイトの中からどれだけ早く目的の情報を見つけ出せるかによって大きく変わってきます。より円滑に情報収集を行う手段の1つとして、今回ご紹介したサイト内検索を活用してみてはいかがでしょうか。

●構成・執筆/西田 絢(にしだ あや|京都メディアライン・https://kyotomedialine.com
国家試験「情報処理技術者試験」の区分にある「ITパスポート試験」「基本情報技術者試験」を保持。通販ECパッケージの開発・導入・保守サポートを行う企業にて技術面での保守サポートを行っている。

 

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