関係が近いからこそ、実態が見えなくなる家族の問題。親は高齢化し、子や孫は成長して何らかの闇を抱えていく。愛憎が交差する関係だからこそ、核心が見えない。探偵・山村佳子は「ここ数年、熟年夫婦、そして我が子や孫を対象とした調査が激増しています」と語る。この連載では、探偵調査でわかった「家族の真実」について、紹介していく。

***

今回の依頼者・桂子さん(仮名・62歳)は結婚35年の夫(65歳・会社役員)が、55歳の秘書と浮気をしていると確信し、私たちに調査を依頼。浮気がわかったのは、夫の日記を見たことからでした。

【それまでの経緯は前編で】

夫が腕を組むように促す

調査は夫の勤務先からスタート。コロナ禍でありながらも、あまり気にしていない夫は、健康のために電車移動を選んでいるとのこと。

依頼者・桂子さんから詳細な夫の行動パターンを事前にいただいているので、調査もスムーズです。確実に遅くなるという曜日に絞って、調査日を設定したのです。

浮気調査は、事前に調査対象者がどのように行動するか、情報をいただくことで、こちらの労力もかからず、依頼者側の費用も圧縮でき、いいことづくめなのです。

調査は会社からスタート。退勤時間の18時から10分ほど経過して、夫がビルから出てきました。

桂子さんも均整がとれた体型をしていましたが、夫も引き締まった体型をしています。夫婦は似ると言いますが、雰囲気も含めて本当に似ている。似ている夫婦は仲がいい傾向がありますが、きっと桂子さんも日記を見るまでは「何もない、当たり前の毎日」を送っていたんだろうと思います。

夫もそんな桂子さんの細やかな愛情や信頼を受けていたからこそ、仕事も人生もうまく行っているのでしょう。健康的な食事をしているからでしょうか、65歳ですが、50代に見えます。ジャケットスタイルをカジュアルに気崩していて、コートにもホコリひとつない。妻・桂子さんが着るものの手入れをしっかりしているんだと感じました。

既婚男性が魅力的に見えるのは、妻の力が大きい。この調査をしていると、妻がしっかりメンテナンスをしているからこそ、夫は輝くと感じます。これは逆も然りです。

夫は最寄り駅まで歩き、2駅乗って下車。駅の改札で立ち止まり、人を待っている様子。すると、小柄で肉感的な女性がやってきて、夫の手を握ります。マスクをしていますがチャーミングな容姿であることがわかりました。

おそらく、この人が日記に書かれていた秘書でしょう。そして夫は左腕をトントンと叩き、そこに秘書が腕を絡ませている。腕を組むというのも文化と世代差、個人差があると感じます。夫は人との距離感が近い人だと拝察しました。

【どちらかというと、女性の方がノリノリだった……次のページに続きます】

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