新型コロナウイルス感染症の影響によって、私たちの生活は大きく変化しました。不織布マスクの不足が話題になり、最初の緊急事態宣言が発令されてから早や1年。マスク生活も当たり前のものとなりましたが、同時にさまざまなお悩みも耳にします。

そこで、クロスプラス株式会社(https://www.crossplus.co.jp)が、20代~60代の男女1,000人を対象に、マスクに関するアンケートを実施しましたのでご紹介いたします。常に身に着けるようになったマスクについて、どんなこだわりを持つ人が多いのでしょうか。

■ マスクのこだわり1位は、「不織布であること」

「直近1か月で着用したマスク」について複数回答で聞いたところ、「不織布マスク」が約9割にのぼりました。コットンやポリエステルなどの「布マスク」を着用した人も約半数おり、不織布マスクとの使い分けをしている人が多いことがわかりました。シチュエーションによる使い分けは日常化してきているようです。

また、「同じマスクのリピート購入の経験があるか」という質問では、「ある」と答えた人が7割にのぼりました。不織布、布マスク、ウレタンマスクなど、生地の種類に関わらず、「着け心地」「息のしやすさ」「安心感」「価格」などが理由に挙げられました。

「マスクの機能として優先していることを3つ挙げてください」という問いに対しては、約半数が「不織布であること」という素材への信頼が圧倒的な一方、2位は「フィット感」、3位には 「耳が痛くならない」と、装着感についての声が4割の人から挙がり、毎日着けるマスクへのリアルな声も挙げられました。

「抗ウィルス効果の高さ」「喋りやすさ・息苦しさの軽減」は約3割で、着用感の方が優先されていることがわかります。また「肌への負担の少ない素材」も約2割。肌触りなどを重視している傾向も見られます。

■ 布マスクを選ぶ一番の理由は、洗えること

不織布マスク以外の、布マスクやウレタンマスクを好む人にその理由を聞いたところ、「洗えるから」が約3割、次いで「喋りやすさ・息苦しさの軽減」、「肌への負担の少ない素材」と続きました。また、「ごみを増やしたくない」と答える方が、「デザイン性」「ファッションのコーディネート」よりもポイントが高く、エコ志向から選択に繋がっていることも見て取れます。

また、「不織布以外のマスクをする理由」について、自由記入の返答をポイント化したところ、「洗えるから」が同じく1位で、さらに「繰り返し使用できる」「エコだから」「節約になる」という声のほかにも、「使い捨てについて嫌悪感がある」とのコメントも見られました。2位は肌への優しさやフィット感、耳の痛みの軽減など、「着け心地」に関するコメントで、そのうちの半数が肌荒れや肌触りに言及していました。

3位の「おしゃれ」については、50~60代からも「ピンクなどの可愛いカラーで、明るい気持ちにしたいから」「不織布の上に重ねることで、フィット感とおしゃれを叶えたい」といった声がありました。

少数コメントのなかでは、「運動するときなどは、暑さ対策としてマスクを交換する」「不織布は汗をかくと気持ち悪い」などが目立ちました。

■ 夏マスクの3大悩みは、 暑い! 蒸れる! 苦しい!

マスク生活が始まって、2度目の夏がやってくることへの不安を聞いたところ、全世代で約8割が「暑い」を挙げました。次いで「蒸れる」「呼吸が苦しい」と続き、夏季の気温の高さやマスクの蒸れ、息苦しさに悩みを抱えていることがわかりました。夏はほかの季節に比べ、身体的な負担になっていることがうかがえます。

■マスク購入2万円以上出費する人も

全国的な不織布マスクの供給不足や、全国民への布マスクの配布が始まった異例の春から1年が経ちました。昨年の春から1年間で「マスクにかけた出費額」を聞いたところ、最多価格帯は「3,000円~4,999円」でした。

また、約3割が5千円以上出費したと回答。そのうち約1割は1万円以上出費しており、「2万円以上」も約5%いました。

コロナ禍以前との、マスク購入額の差額は「5千円以上」と答えた人が約3割おり、1年で大きな支出になったことが見て取れます。

***

一時期の全国的なマスク不足は解消され、今では量販店、コンビニエンスストア、ドラッグストアなどでも安心して購入できるようになりました。 さらには、マスクを着用する生活の中、少しでも明るい気持ちになれるようにと、メーカー各社が様々な製品を発売しています。これから暑くなる季節には、肌ざわりのいいひんやり素材で、息がしやすく、汗をかいても速乾する、など機能面への期待は高まるばかりです。今後もマスクを着用する生活は続くと思われますので、快適なマスクの登場がますます待ち望まれます。

【調査概要】
調査名:マスクに関するアンケート
調査方法:インターネット調査
調査対象:一都三県(東京、神奈川、埼玉、千葉)、二府二県(京都、大阪、兵庫、奈良)、東海三県(愛知、岐阜、三重)の20~60代男女1000人
調査期間:2021年4月6日~4月8日

 

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