新型コロナウイルスの影響により生活様式が大きく変化しました。当然、もうすぐ迎える年末年始の過ごし方も例年とは異なるものになるでしょう。そこで、auコマース&ライフは、全国20代~60代の男女500人を対象に「年末年始の過ごし方に関するアンケート調査」を行いました。他の人はどのような年末年始にしようとしているのか、ご紹介していきます。

■日常生活において、未だ全体の7割以上が外出に不安を感じていることが明らかに。

全国20代~60代の男女500人を対象に調査を行ったところ、コロナ禍における日常生活での外出に対して「大変不安を感じる(20.8%)」「やや不安を感じる(53.4%)」と全体の74.2%が未だ外出に不安を感じていることがわかりました。

一時はGo To トラベルキャンペーン事業やGo To Eatキャンペーン事業などをきっかけに、外出の動きも活発化していた一方で、2020年6月の過去調査で行った同趣旨の設問結果(全体の6割以上が「不安を感じる」と回答)と比較しても、外出への不安感は拭いきれない状況が続いているとみられます。

■2020年の年末年始について、全体のおよそ4割が当初の予定を変更

今年の年末に元々予定していた計画が新型コロナウイルスの影響により何らかの修正・変更をしたと答えた人は、全体の38.3%と約4割でした。

そのうち、予定の修正・変更内容については、「旅行を中止した(46.3%)」「帰省を中止した(25.9%)」(複数回答)と、大きな移動を伴う年末の予定が修正・変更されていることが分かりました。

■通常おせちを食べる習慣がある人のうち、2021年に「おせちを食べる」人は減少

正月におせちを食べる習慣があると答えた人は全体の62.0%である一方で、2021年の正月におせちを食べる予定があると答えた人は全体の45.6%と、16.4ポイントの差が生じました。

2021年の正月におせちを食べない理由の1位は「費用が高いから(40.4%)」、2位は「味が好みではないから(26.6%)」が選ばれました(複数回答)。

2021年正月用のおせちの購入場所は、「食品スーパー(67.8%)」が最も多く、新しい生活様式の実践例の中に「通販も利用」とあるように、今年注目が増している「総合ショッピングサイト(14.2%)」も1位との差はあるものの、2位に挙がっていました。

■2021年のお年玉について、「電子マネーでの送金」という新たな選択肢も登場

2021年のお年玉の予定については、約4割が「もともとあげる習慣があり、2021年もあげるつもりだ」と回答しました。お年玉の授受方法については、1位は変わらずに「現金をポチ袋に入れて手渡し」、少数派ながら「振り込みで送金(3.9%)」「電子マネーで送金(2.6%)」「その他(現金書留など)(2.6%)」という結果も見られ、電子マネーでの送金など新しい選択肢を選ぶ人も出てきているようです。

■2021年の初詣は、3人にひとり以上が「行かない」と回答。

2021年正月の初詣への外出意向について、全体の62.2%が初詣に行くつもりだと回答しました。例年とは違う行動を考えている人に注目してみてみると「例年とは違う日程・時間にずらして行くつもりだ(13.2%)」「例年は行っているが2021年は行かないつもりだ(10.8%)」と、新しい生活様式への意識がうかがえる回答も目立ちました。例年は初詣に行っているのに、2021年は行くつもりがない理由としては、83.3%が「病気がうつると嫌だ」と回答しました(複数回答)。

また、年末年始に開催されるイベント(各種年越しカウントダウンイベント・マラソン(駅伝)・音楽ライブ・スポーツイベントなど)への参加/観戦/鑑賞についても、60.8%が「イベントは参加/観戦/鑑賞しない」と回答しました。

男女別でみると、「発熱や風邪の症状がある場合は参加しない」の遵守意向は、女性の73.2%が「必ず遵守したい」を選択した一方で、男性の「必ず遵守したい」を選択した割合は52.8%と、20.4ポイントの差が生じました。

■2020年に実行できなかったこと1位、2021年に実行してみたいこと1位も「国内旅行」

2020年に実行できなかったこと、また、2021年に実行してみたいことのそれぞれのランキングは、

1位 国内旅行
2位 友人との食事会
3位 イベントの参加

とどちらも同じ結果が出てきました。
「国内旅行」の実行意向の高まりが分かる一方で、2020年にリモートワークなど働き方の変容により、メディアなどでも話題になった「引っ越し(郊外への移住)」「ワーケーション」への実行意向はいずれも1%台という低い結果となったのが印象的でした。

***

調査の結果、新型コロナウイルスは年末年始の予定や、お正月の習慣であるおせちの喫食や買い物、初詣の予定など、年末年始の過ごし方に大きな影響を与えていることが分かりました。少しでも早く収束に向かっていくよう、私たちひとりひとり意識して、日々気を付けていきましょう。

【調査概要】
調査期間:2020年11月6日~7日
調査テーマ:「年末年始の過ごし方に関する最新意識調査」
調査対象者:全国20~60代男女500人
調査方法:インターネット調査

 

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