新型コロナウイルス感染拡大により、激変した生活環境。依然収束の目途が立たず、4月16日に全国に拡大された緊急事態宣言は、5月末まで延長となりました。感染拡大が深刻でない地域では社会活動の再開が容認されましたが、特定警戒都道府県では引き続き外出自粛の日々が続きます。
働く女性たちは外出自粛が続く今、どのようなことに興味関心を持っているのでしょうか、またアフターコロナを見据え、どんなことを計画しているのでしょうか。そして、緊急経済対策の一環で国民1人あたり一律10万円の使い途は? これら気になるトピックについて、ソフトブレーン・フィールド株式会社(https://www.sbfield.co.jp)が、20代〜60代の会員713名(平均年齢49歳/働く女性)に、アンケート調査を実施しました。それぞれの結果を見ていきましょう。

■外出自粛が始まって、新しく始めたこととは?

はじめに「外出自粛が続く中で、興味関心が高まったことや新しく始めたことはありますか?」(複数回答可)と聞いたところ、「ある(57.2%)」と、約6割の方が回答しました。
その方たちを対象に、どんなことに興味関心が高まったのか、新しく始めたのか選択肢で尋ねると、「部屋の片づけ(47.3%)」が最多となり、半数近くの方が回答しました。
「今まで気になりながらも、時間を取ることができなかった、家の中の整理整頓、不要なものを処分し掃除している(50代女性)」といった、長年見て見ぬふりをしてきたことを、突然できたまとまった時間の中で部屋の掃除や片付けをしているといった声が多くみられました。

また、最近ではマスク不足を解消するために布マスクを自作する方も増えており、「マスク作りなどのお裁縫(34.3%)」が続き、「マスクは売ってないので自分で作り、さらに裁縫に目覚めて暇な時間に掃除用の雑巾なども手縫いしています(60代)」、というようにマスク作りがきっかけとなり、裁縫の魅力にはまったという方もいるようです。

他にも、「家で子どもたちと柔軟をしている。健康への意識が高まった(40代)」、「ウォーキングを始め、身体が軽くなった(50代)」などといった、「健康への意識(34.1%)」や「運動(27.2%)」や、「買い物の回数を減らして、ネットでレシピを調べて常備菜や自家冷凍食品作りに励んでいます(50代)」、「食事のレパートリーを増やすため、レシピサイトを見て作り、お菓子作りも始めた(50代)」といった、「料理(33.6%)」も選ばれていました。

「外食ができないのでテイクアウトをよく利用するようになった(40代)」、「幼稚園に行けない幼児の為に、オンライン授業や学習系動画を利用するようになった(40代)」などといった、「テイクアウト・お持ち帰り(32.4%)」や「教育・学習(18.6%)」などといった、新たなサービスを利用したという声もありました。

■アフターコロナを見据え、計画していることとは?

「新型コロナウイルス終息後に、計画していることや興味関心があることはありますか?」(複数回答可)と聞いたところ、58.1%もの人が「ある」と回答しました。

その方たちを対象に、「計画していることや興味関心があること」を選択肢で尋ねると、「国内旅行(68.8%)」で7割以上の方が回答しました。現在各地の観光地が大きな打撃を受けており、感染終息後の回復に向け多くの方のニーズがあることがわかりました。

「いつも家族で行っている旅行先で、温泉には入り美味しい料理を食べようねと話している(40代女性)」といった家族旅行や、「秋に学生時代の友人たちとの旅行の計画があるので、行ける状態になると信じて楽しみにしながら計画を立てている(50代)」といった友人との旅行を楽しみにしているといった声が集まりました。
次いで、「友人との会話(46.6%)」となり、「友人と集まってワイワイと騒ぎたいし、カラオケにも行きたい(50代女性)」といった声がありました。

他にも、「買い物(32.9%)」、「演劇・コンサート(27.8%)」、「レジャー(27.1%)」が人気となり、「とにかくおしゃれをして買い物したい。欲しいものリストを作っている(30代女性)」、「幼稚園が再開され、ひとりの時間ができたらゆっくり買い物をしたいと思っている(40代女性)」といった声や、臨時休園中のレジャー施設に行きたいといった声がありました。

また新型ウイルスの感染拡大を防ぐために、在宅勤務が広がりを見せている中で、「今後、在宅でできる仕事を調べている(50代女性)」や、「接客業である為に今は休業しているので、テレワークが出来る職種に転職を考えて調べている(20代)」といった、「転職・副業(14.7%)」を挙げ、外出自粛の中でも続けることができる仕事を、新たに検討し始める方もみられました。

■緊急経済対策の10万円、使い途は?

最後に、緊急経済対策の一環で、国民1人に一律10万円給付が決定しておりますが、その使い途について調査をしました(複数回答可)。
「自粛期間中の生活費を補填する(52.0%)」が半数以上を占め最多となり、「貯蓄する(31.1%)」が続き、「自粛期間中の娯楽や快適に過ごすために使う(16.3%)」や「欲しかった商品の購入(12.1%)」といった新たな消費に充てるといった回答は2割に満たない結果となりました。

「既に収入が減って食費が増えているので、食費に補填する(40代)」といった声や、「後でどんな出費が発生するか予想できないので今は貯金する(60代女性)」などといった、生活を維持するために使う・貯蓄するといった声が目立ちました。

***

今回の調査から、外出自粛が続く中の自宅で過ごす時間を、断捨離や片付け、料理や運動などで、有効的に活用しているといった声が多くありました。今はじっと耐えながらも、コロナ終息後の楽しみ方に思いを馳せるのもいいですね。

 

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