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愛猫さんがお膝に乗って安心してくつろいでくれたり、甘えてくれたら、飼い主さんも幸せですよね。

猫とひとくちにいっても、好みも性格もみんな異なります。筆者も猫を2匹(麦わら猫と黒猫)飼っていますが、それぞれ好きな食べ物も好きな遊びも、行動パターンも2匹ともまるで違います。

違ってくれて一向にかまいませんが、ひとつだけ、できたらして欲しいなぁと思っていることがあります。それは、「お膝猫」になること。

雌の麦わら猫は15歳ですが、一緒に暮らす雄の黒猫とはあまり仲がいいとはいえず、また、基本的に筆者以外の人間もあまり好きではないようです。その代わり、筆者に対しては大変な甘えん坊で、いかなる時も筆者の体によじ登ってきて、膝にのったり、ベッドに横たわっている時には胸の上にのったりと、とにかく密!いつもべったりとくっついていたい派の猫です。

雄の黒猫は13歳。大きな体ですが、雌猫に負けないくらい相当の甘えん坊です。トイレでもどこでもついてきます。でも、膝には決してのってくれません。抱っこも苦手で、抱っこしようものなら、もがいて蹴って、逃げていきます。この雄猫が、おとなしく筆者の膝にのってくれたら……そんなことを思いながら早13年。今日もむなしく蹴られ、逃げられ、でもべったりと甘えてくる矛盾を甘んじて受け入れています。

そんな悩み(?)を抱えていたところ、保護猫カフェ「ネコリパブリック東京池袋店」のボランティアさんから耳寄りな情報を仕入れることができました。

保護猫カフェとは、保護された猫たちと触れ合うことで、猫と家族になりたい人と猫との出会いの場を提供するカフェ。あまり人馴れしていなかったり引っ込み思案だったりする猫だと、お客さんへのアピールがうまくできなくて、家族に迎えられるきっかけを逃してしまいます。

そんなシャイだったりツンデレだったりする猫でも、 ある方法ならお客さんのお膝にするっとのるようになるのだとか。お膝にのって上手に甘えられる猫なら、家族にしてもらえるチャンスも大。カフェで仲良くなっていれば、実際にお引越ししてからもスムーズに一緒に暮らせるようになります。

では、どのような方法で人馴れしていない猫を甘えん坊のお膝猫にしているのでしょうか。

ポイントはじゃらし使い

座った状態で、足の周りでおもちゃをふって、猫が膝の近くに抵抗なく近づくように誘導します。
ソファなどに腰かけてやってもいいかもしれません。

気になるその方法は、座って、両膝の間に下から猫じゃらしを出したり引っ込めたり、カシャカシャと振ったりして猫を誘惑する、というもの。実に単純で、原始的。目からうろことはこのことです。順を追ってみてみましょう。

(1)最初のうちは、じゃらしそのもので遊ぶことに慣れさせていきます。

あまり人馴れしていない猫だと、高いところに避難していたり、物陰に隠れていたりしますが、ちょっと馴れてくると、どうしてもハンティング本能からじゃらしで遊びたくなってしまうもの。

(2)何度かじゃらしで遊ばせて、「この人間は遊んでくれる、怖くない」と覚えさせます。

(3)じゃらしに慣れてきたら、今度は前述のように、床やソファなどに座って、足の間からじゃらしをちらつかせ、狙わせます。猫さんの爪を切っていないと、がしっと足を掴まれてちょっと痛いこともあるので、気を付けましょう

(4)徐々に足周りで遊ぶことに慣れさせていきます。そして、今度はだんだん、上の方にじゃらしを移動していって、足、膝、体の上に猫さんがのるよう仕向けていきます。最初は体に手をつく程度かもしれませんが、興奮してくるとのってきます。

(5)これを繰り返すうちに、体にのったら、そっとなでなで。だんだんと、体にのっているとなんだか楽しい、なんだか気持ちいい、と覚えさせていきます。こうなると、もうじゃらしがなくても、体にのりたくなってくるのです。お膝猫の完成です。

ある程度年齢がいっていて、あまりじゃらしに反応しない猫さんであれば、おやつを体の上であげるなどして、練習してもいいかもしれません。

「猫の性格もあるので100%の保証はできませんが、この方法でお膝猫になって、里親さんが決まった猫たちが何匹もいます」(ボランティアさん談)

ボランティアさん曰く、じゃらしにつられて足の周りに来るような猫は、お膝猫になる可能性大だそう。

今回、撮影に協力してくれた2匹の保護猫ちゃんは、初めての挑戦ながらわずか30分ほどでお膝猫になってくれました。その後まもなく、2匹は里親さんが決まり、ネコリパブリック東京池袋店を卒業。今は里親さんのところで幸せに暮らしています。

とうわけで、筆者も今日から、我が家の雄猫をお膝猫にすべく、練習してみます。お膝猫願望のある皆様もぜひ、やってみてくださいね。

ここ(お膝)にいるといいことがある、楽しい!と思わせたらこっちのもの。
やがておもちゃがなくても、お膝にのってくれるようになります。

文/一乗谷かおり

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