本体に凹凸のボタンらしき物は見当たらない。上部にはタッチ式のボタンがあり、そこに軽く触れるだけで音量や音楽ファイルの選択が可能。音楽入力方式を選ぶことができる。今回は、スマートフォンとBluetoothで接続してみた。
選曲や音量調整もスマートフォン側から可能。スマートフォンに収録した曲は約4000曲。どれも聞き慣れた曲だが、いつものヘッドホンではなく、高品位なスピーカーでの再生はまた格別なものがある。聞き慣れた曲だからこそ、ヘッドホンで聴く音との違いも明確だ。低音は厚みがあり、しかもしかもハリを感じる。また中高音は明瞭だ。
これはCDやMP3というデジタル方式で圧縮された音源をハイレゾ相当にまで高音質化する「DSEE HX」という機能の効果でもある。
もちろんハイレゾ音源も試聴。ハイレゾ音源はインターネットでダウンロードし、USBメモリーに保存した物を再生する。音の厚みはさらに豊かになり、まさに心が揺さぶられるほどだ。
クルーズの客室もオーディオにマッチしている。
船の骨組みは基本的に鉄骨であり、音漏れの心配はなし。室内はカーペットやベッド、ソファーなども揃い、必要以上に音が共鳴することもない。
むしろ、窓の外は大海原。窓を開ければ心地良い風が入り込む。この何とも言えぬ環境の中で音楽を聴くのはなんとも格別だ。
ふと思いついて『iPhone』で「ある曲」を検索し、やや大きめの音量で再生。
ロッド・スチュワート、そしてクリストファー・クロスの「セイリング」だ。
部屋の外にせり出したバルコニーに移り、燦々と降り注ぐ光を浴びながら、至高の時間を大いに満喫した。
