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渡辺南岳筆「鯉図」(右隻)〔江戸時代 黒川古文化研究所蔵〕

渡辺南岳筆「鯉図」(右隻)〔江戸時代 黒川古文化研究所蔵〕

四季のはっきりした日本では、梅雨が明けると暑い夏がやってきます。古来、人々は夏の暑さをしのぐために様々な対策をしましたが、文明機器のなかった時代にあっては、建物や衣服の工夫といった具体策はもとより、気分的な涼感も大いに求められました。そしてそれは、美術品にも及びました。

そんな「涼しさ」をテーマに選ばれた、絵画やガラス工芸の名品を楽しめる展覧会が、奈良市の大和文華館で開催されています。「涼を呼ぶ美術-滝・鯉・龍-」と題されたこの展覧会では、滝、鯉、龍という水に縁のある3つのモチーフをテーマに、同館蔵の絵画・工芸品と、他館より特別出陳の作品を交えて、「涼を呼ぶ美術品」の数々を展示しています。

「藍色薩摩切子小瓶」〔江戸時代 大和文華館蔵〕

「藍色薩摩切子小瓶」〔江戸時代 大和文華館蔵〕

本展の見どころを、大和文華館・学芸部の古川攝一さんにうかがいました。

「ジメジメとした蒸し暑い梅雨が明けると本格的な夏の到来です。人々は様々な工夫をして暑さをしのいできました。涼やかなモチーフが描かれた絵画や工芸品、ガラスや麻といった素材に、人々は涼を感じ、楽しんできました。

本展では、“滝”の描かれた山水画、水と密接な関わりのある「龍」、龍のイメージをもとに「立身出世」「子孫繁栄」を象徴するデザインとして好まれた「鯉」が表された絵画や工芸品を展示します。

目に涼やかなガラスのうつわや衣装もあわせてご覧いただき、“涼を呼ぶ美術”をご紹介します」

夏本番を前に、爽やかな気分を味わえる展覧会です。涼を感じにお出かけ下さい。

【涼を呼ぶ美術-滝・鯉・龍-】
■会場/大和文華館
■会期/2016年5月27日(金)~7月3日(日)
■住所/奈良県奈良市学園南1-11-6
■電話番号/0742・45・0544
■料金/一般620円 大高生410円 ※中学生以下無料、20名以上の団体は各2割引(そのうち1名は無料)、障がい者手帳所持者と同伴者1名は2割引
■開館時間/10時から17時まで(入館は16時まで)
■休館日/月曜日
■アクセス/近鉄奈良線学園前駅より徒歩約7分。

大和文華館のHPはこちら

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