それでは、正解を発表します!
【クイズ1】
祇園さん、天王さんと呼ばれ、神仏習合時代には牛頭天王をお祀りしていました。素戔嗚尊 (るび:すさのおのみこと)を祀る京都に鎮座する神社はどこでしょうか。
1.津島神社
2.上御霊神社
3.平野神社
4.八坂神社
正解(4)
祇園さん、天王さんとは、全国にある祇園社、天王社などのことです。ご祭神はともに出雲神話の八岐大蛇対峙で有名な荒ぶる英雄神・素戔嗚尊(須佐之男命)です。
【クイズ2】
この二つの神社は、古来、国家鎮護の神様として並び称され、崇敬されてきました。航海を司る神としても信仰され、地域への邪霊の侵入を防ぐ「境の神」という信仰もあったようです。この神社とは次のどれでしょう。
1.香取神宮・鹿島神宮
2.月山神社・羽黒山神社
3.霧島神社・高千穂神社
4.出雲大社・熊野大社
正解(1)
香取神社の総本社は千葉県香取市の香取神宮で、ご祭神は経津主大神(ふつぬしのおおかみ)、鹿島神社の総本社は茨城県鹿嶋市の鹿島神宮で、ご祭神は武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)です。古来、「香取・鹿島」と並び称され、国家鎮護の軍神として崇敬されてきました。
【クイズ3】
草薙御剣をご神体としてお祀りする日本武尊ゆかりの神社とは次のうちどれでしょうか。
1.焼津神社
2.三峯神社
3.酒折宮
4.熱田神宮
正解(4)
熱田神宮など全国の熱田信仰の中心地が、名古屋市熱田区にある熱田神宮で、草薙御剣をご神体としてお祀りしています。主催神は熱田大神で、その草薙御剣を御霊代として依らせられる天照大神のことです。
【クイズ4】
神話伝承の中で「太く深い柱で、千木が空高くまで届く」と形容され、実際、平安時代中期には東大寺大仏殿よりも高かったと伝えられる神社とは次のうちどれでしょうか。
1.出雲大社
2.神宮
3.小國神社
4.三島大社
正解(1)
神話伝承の中で出雲大社は「太く深い柱で、千木が空高くまで届く」と形容されています。実際、平安時代中期には、出雲大社は東大寺大仏殿よりも大きかったという文献があり、出雲大社の口伝によると、古くは高さ32丈(96メートル)、平安時代には16丈(48メートル、13階建てビルに相当)といわれていました。
いかがでしたか? 中には少し難しい問題もありましたが、全問解けた方はかなり神社に詳しいかもしれないですね。ぜひ神社検定にトライしてみてください!
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http://www.jinjakentei.jp
※問題の出典:『第1回神社検定 問題と解説 参級』(扶桑社)、『神社のいろは 神社検定公式テキスト(1)』(扶桑社)
取材・文/オノハルコ(晴レノ日スタヂオ)