それでは、正解を発表します!
【クイズ1】
天地がはじめて開けたときに最初に現れたのは、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)です。次に高御産巣日神(たかみむすひのかみ)、神産巣日神(かみむすひのかみ)が出現しました。これらの神様のことを総称するとき、最も適しているものはどれでしょうか。
1.別天つ神
2.造化三神
3.神世七代
4.道主貴(みちぬしのむち)
正解(2)
最初に、高天原に生まれた三柱を「造化三神」といい、次に出現した二柱を加えた五柱を「別天つ神」、続いて生まれた十柱が「神世七代」といいます。「道主貴」は宗像三女神のことです。
【クイズ2】
「国生み」についての質問です。伊邪那岐命と伊邪那美命が最初に生み出された島とはどれでしょうか。
1.おのごろ島
2.大八島国
3.淡路島
4.対馬
正解(3)
おのごろ島は、伊邪那岐命と伊邪那美命が沼矛で海面をかき回したところできた島です。その島で伊邪那岐命と伊邪那美命が結婚されて「国生み」を行います。その際、初めて生まれたのが「淡路島」です。
【クイズ3】
伊邪那岐命と伊邪那美命は次々に多くの神々を生み出されていきます。しかし、伊邪那美命はある神様を生んだことがきっかけで神避(かむさ)られてしまいました。この神様は何の神様でしょうか。
1.火の神
2.水の神
3.災いの神
4.鉱山の神
正解(1)
この火の神様は火之夜芸速男神(ひのやぎはやおのかみ)、またの名を火之炫毘古神(ひのかがびこのかみ)といい、さらにまたの名を火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)といいます。この神を生んだことにより、伊邪那美命は陰部を火傷して病み伏せってしまいました。
【クイズ4】
伊邪那岐命は、亡くなった伊邪那美命を一目見たいと思い、黄泉の国へと追いかけて行かれました。しかし、その変わり果てた姿を見て逃げ帰ります。そして、最後に伊邪那岐命と伊邪那美命が岩を隔てて対峙された場所とはどこでしょうか。
1.手間山
2.比婆山
3.阿波岐原
4.黄泉比良坂
正解(4)
手間山は大国主神が兄たちからいじめを受け、赤い猪に見たてた焼け石を転がされ、殺されてしまったところです。比婆山は伊邪那岐命が伊邪那美命を葬った場所です。阿波岐原は黄泉の国から戻られた伊邪那岐命が禊祓をされたところです。
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※問題の出典:『第1回神社検定 問題と解説 参級』(扶桑社)、『神話のおへそ 神社検定公式テキスト(2)』(扶桑社)
取材・文/オノハルコ(晴レノ日スタヂオ)