歴史あるキャンパスには、大人が興味を惹かれる施設や場所が多数ある。医学史、自然誌、演劇、文学から仏教美術まで。大人の好奇心が大満足!

キャンパスツアーは、大学を短時間で深く知るいい機会だ。高校生や受験生のための受験案内の一環として催されるケースもあるが、社会人も参加できるツアーがほとんどだ。試しに、ツアー内容が充実していると評判の早稲田大学のそれに参加してみた。
同大のツアーは時期により頻度は異なるが、4か所のキャンパス(早稲田・戸山・西早稲田・所沢)で催されている。英語やオンラインツアーもあり、いずれも参加費は無料、公式ホームページ上から手軽に申し込める。ツアーガイドは半年の研修を受けて試験を通過した現役早大生。受験生親子のほか、卒業生や地域のお散歩サークル、訪日外国人が観光がてら参加することも多いそうだ。
予期せぬ場所の見学も

一行が最初に足を踏み入れたのは、大隈記念講堂。この日は、普段立ち入ることができない時計塔の内部を案内してくれた。開催日によりルートは変わるが、一般公開していない場所が含まれることも多々あり、ツアーならではの特
別感が味わえる。他にも、国際文学館(村上春樹ライブラリー)や演劇博物館、大隈重信像などの早稲田を象徴する施設や、各学部の棟を1時間ほどかけて見て回る。
ツアーガイドから立ち寄る先々で施設にちなんだクイズが出題され、知識も深まる。時計塔内では校歌の“熱唱”もあった。大学案内の冊子や早稲田グッズなどの土産ももらえる。大学散策の手段として、キャンパスツアーに参加す
るのも一興だろう。
早稲田大学早稲田キャンパス
新宿区西早稲田1-6-1
交通:東京メトロ東西線早稲田駅より徒歩約7分

