いい味出してる、北香那演じるお葉。(C)NHK

ライターI(以下I):今週は、なんていっていいのか・・・・・・。

編集者A(以下A):ポジティブにいきましょう。今週はなんといっても家康の側室に選ばれたお葉(演・北香那)のキレキレの演技が強く印象に残りました。東京都出身の25歳。業界でも話題の新進気鋭の俳優ということです。

I:彼女が演じたのは実在する家康の側室、西郡の方。数多い家康の側室の中でも特段有名な存在ではありません。家康にはもっと著名な側室がいますからね。

A:北香那さんは、昨年の『鎌倉殿の13人』では源頼家(演・金子大地)の正室つつじを演じていました。公暁の母親ですね。2年続けての大河出演なのですが、これが同じ人かと思うほど、役にはまりきっていました。

I:憑依型の俳優なんですよ、きっと。いわれなければ昨年のつつじと同一人物とは思えませんでした。北さんの今後がすごく楽しみですね!

ちょっとびっくりした藤吉郎の台詞

どうなる、家康(左/演・松本潤)と藤吉郎(演・ムロツヨシ)!?(C)NHK

I:さて、そのお葉の話です。3週にわたって展開された三河の一揆が終結して、新たな局面が始まると期待していたのですが、肩すかしにあってしまいました(笑)。なんと家康(演・松本潤)の側室選びに焦点を当てた回になりましたね。

A:大河ドラマは1年間の長丁場ですから。途中に緩急の「緩」の回は珍しくありません。今週も「緩急の緩」の回ということなのでしょう。

I:於大(演・松嶋菜々子)が家康と瀬名(演・有村架純)に3人めの子どもができないのかと問いただすシーンがありました。現代の感覚と戦国時代の感覚は異なりますから、あまりとやかく言いたくはないのですが、「このシーンいります?」と思っちゃいました。

A:今週は「側室をどうする?」ですからね。於大が側室を持つように勧めているわけですから、そうなりますよね。

I:側室の選び方についてもなんだかなあ、というのが正直な感想です。〈殿がお喜びなることなら、どんなことでも〉という側室志願者がいたり……って、そもそもああいう側室の選び方あります? なんだかとっても残念な場面になりました。そうかと思ったら極めつけの台詞が飛び出しました。お市(演・北川景子)が浅井長政(演・大貫勇輔)と結婚したことを家康に伝えに来た藤吉郎(演・ムロツヨシ)が、こともあろうに〈一回やっとけばよかったと思っているだろう〉と……。ちょっとがっかりしました。歴史上の人物や演者へのリスペクトがないのかしらと。申し訳ないですが、「謎の回」になってしまいました。

A:藤吉郎のかねてからの色好みキャラ設定もあり、コミカルな場面はちょっと一息入れたい時には効果的だと思いますが、あまりに狙いすぎると逆効果。叱咤激励の意味をこめて敢えて言及させてもらいますが、今回はさすがに大スベリかなぁ。ちなみに昨年の4月からNHKのBSプレミアムでは1981年の大河ドラマ『おんな太閤記』が放送されています。主人公はねね(演・佐久間良子)。秀吉(演・西田敏行)と秀吉実母なか(演・赤木春恵)と三者のやり取りが後の『渡る世間は鬼ばかり』を彷彿とさせるものでした。

I:『おんな太閤記』は『渡鬼』より約10年前の作品なんですよね。

A:『おんな太閤記』 をリアルタイムで見た時は中一でした。タイトルからして「女性の視点から描いた太閤記」なわけですから、当時は納得して見ていたものです。

I:なるほど。今週の側室選びの場面と比較してしまったわけですね。

働き盛りの家康が拠点にした浜松が初登場! 次ページに続きます

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