頼朝(演・大泉洋)の最期の1日が丹念に描かれた。(C)NHK

ライターI(以下I):さて、前編(https://serai.jp/hobby/1105994)では、第21回までを振り返りましたが、第25、26回で源頼朝(演・大泉洋)が亡くなる日が描かれました。

編集者A(以下A):頼朝の死については、暗殺説など、なんか世の中をあっといわせる展開にしてくるのかなとも思いましたが、三谷幸喜さん曰く〈厳かに頼朝を看取る回〉ということで、胸に染み入る回になりました。

I:当欄では、三谷さんのインタビューをもとに構成した「三谷幸喜氏の肉声からにじみ出る“大河愛”“頼朝愛”。43年めに解放された〈頼朝の呪縛〉もやっぱり〈大泉洋のせい〉」というリポートを発表しました。(https://serai.jp/hobby/1079874

A:最終回まで見てから改めて振り返ると、頼朝の死を描いた第25、26回の「厳かな空気」が、特別な感じがします。

I:嵐の前の静けさのような印象も受けますし、タイトルに付したように、三谷さんの「大河愛」「頼朝愛」がにじみ出る回になりました。振り返りでみると涙がこぼれてきそうな気がしています。

A:頼朝の死の前後には、義経(演・菅田将暉)や範頼(演・迫田孝也)といった頼朝の弟の死も描かれました。

I:平家の滅亡もありましたし、その際、安徳天皇の入水という日本の歴史の中でも最大級の悲劇がありました。

A:わが国初の武家政権というのは、ほんとうにたくさんの犠牲の上に成立したのだな、というのを実感させられますね。

連続粛清劇を総集編にどう落とし込むのか?

I:さて、頼朝の死後は粛清ラッシュ。最終回で義時(演・小栗旬)が「消した」人物をひとりひとり名前をあげて回顧しました。梶原景時(28回)、阿野全成(30回)、比企能員(31回)、仁田忠常(32回)、源頼家(33回)、畠山重忠(36回)、平賀朝雅(38回)、稲毛重成(36回)、和田義盛(41回)、源実朝(45回)、源仲章(45回)、公暁(45回)、阿野時元(46回)……。消された人々の名前と劇中の話数を並べるとやっぱりすごいですね。さて、この人たちの最期を総集編ではどのように編集するのでしょうか。

A:粛清以外にも、北条時政(演・坂東彌十郎)の退場などがありますからね。総集編というのは誰が、どのような形で編集しているのかわかりませんが、本作の総集編は、スタッフの力量が問われる形になりそうですね。

I:それを確認するためだけでも、面白そうですよね。「なるほど。こういう編集できましたか」って。

小栗旬から松本潤へ。主演俳優による異例の対談。次ページに続きます

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