「あれ? なんて漢字だったけ」と悩むことが多くなっていませんか? 少しだけ思い出す努力をしてみるものの、結局は「まあ、いいか」と諦めることもあったりして、記憶の衰えを実感することもあるのではないでしょうか? しかし、思い出すことが記憶力の鍛錬につながると言われています。

動画を見ながら漢字の読み書きをすることで、脳のトレーニングとなります。また、この記事を通じて、読むこと・書くこと・漢字の意味を深く知り、漢字の能力を高く保つことにお役立てください。

「脳トレ漢字」第62回目は、「燕尾服」をご紹介します。オーケストラの指揮者、社交ダンスの大会、オペラ、演劇鑑賞などの際に着用する服装です。

脳トレ漢字の動画を見ながら“読んで書く”ことで、記憶力を鍛えながら、漢字への造詣を深めてみてください。

「燕尾服」はなんと読む?

「燕尾服」という漢字、読み方に心当たりはありますか? 「燕」の「尾」のような「服」といえば……

正解は……
「えんびふく」です。

『小学館デジタル大辞泉』では、「男子の正式礼服」と説明させています。色は黒で、上着の後ろの裾が長く、先がツバメの尾のように長く割れているのが特徴的です。

裾がぱっくりと割れた形をしている「燕尾服」の起源は、「乗馬」だとされています。乗馬に用いるコートの裾が、馬の鞍に触れてしまわないように切れ込みが入れられました。その後オシャレとして流行し、今ではフォーマルの最上級の礼装として着用されています。

「燕尾服」の漢字の由来とは?

「燕尾服」を構成する漢字を見ていきましょう。「燕尾」は裾の形が「ツバメの尾」と似ていることに由来しています。「燕」の「尾」のような「服」という漢字は、まさに「燕尾服」を表した言葉です。

他にも「燕」(つばめ)を「えん」と読む言葉として、ツバメとスバメのような小鳥を表す「燕雀」(えんじゃく)や、仕事をしないでくつろいで過ごすことを指す「燕居」(えんきょ)などが挙げられます。

「燕尾服」と「タキシード」の違いは?

「燕尾服」と混同されやすいものに「タキシード」があります。どちらも黒と白でまとめられた礼装ですが、大きな違いは“後ろの尻尾があるかないか”です。

そもそも「タキシード」とは、煙草を吸いやすくする為に「燕尾服」の長い裾を短くカットした「スモーキン・ジャケット」が定着してできた礼装です。そのため、裾が長いものは「燕尾服」、裾が短いものが「タキシード」だと言えます。

パーティーなどのドレスコードで用いられる「ホワイト・タイ」は「燕尾服」を、「ブラック・タイ」は「タキシード」を指しています。

***

いかがでしたか? 今回の「燕尾服」のご紹介は皆さまの漢字知識を広げるのに少しはお役に立てたでしょうか? 言葉の成り立ちと一緒に漢字も覚えていきましょう。

来週もお楽しみに。

文/豊田莉子(京都メディアライン)
アニメーション/鈴木菜々絵(京都メディアライン)
HP:http://kyotomedialine.com
Facebook:https://www.facebook.com/kyotomedialine/

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