「あれ? なんて漢字だったっけ」と悩むことが多くなっていませんか? 少しだけ思い出す努力をしてみるものの、結局は「まあ、いいか」と諦めることもあったりして、記憶の衰えを実感することもあるのではないでしょうか? しかし、思い出すことが記憶力の鍛錬につながると言われています。

動画を見ながら漢字の読み書きをすることで、脳のトレーニングとなります。また、この記事を通じて、読むこと・書くこと・漢字の意味を深く知り、漢字の能力を高く保つことにお役立てください。

「脳トレ漢字」第17回目は、「煮凝」をご紹介します。料理に関連した言葉です。脳トレ漢字の動画を見ながら“読んで書く”ことで、記憶力を鍛えながら、漢字への造詣を深めてみてください。

■「煮凝」はなんと読む?

「煮凝」という漢字、読み方に心当たりはありますか? 日本料理では一般的に魚を使って作られます……

正解は……
「にこごり」です。

『小学館デジタル大辞泉』では、「煮凝」は「魚などの煮汁が、冷えて固まったもの。また、魚などを柔らかく煮て、煮汁ごとゼラチン・寒天などで固めた料理」という意味で説明されています。汁が冷えて固まったものと、寒天などを用いて固めた料理の両方を指す言葉です。「煮凝り」と送り仮名がつく場合もあります。続いて「煮凝」の漢字の由来についてご説明をいたしましょう。

■「煮凝」の漢字の由来とは?

「煮凝」を構成する漢字を一文字ずつ見ていきましょう。「煮」という字は、魚などの煮汁を表しています。「凝」は「水分を含んだものが固まったり、凍ったりすること」を意味します。「凝」(こごり)は「凝る」(こごる)という動詞が名詞化したものです。また、「煮凝」は「煮凍り」という表記もあります。地域によっては、「こうごり」「こんごり」などとも呼ばれるようです。

■他にもある、料理に関する難読漢字

「煮凝」の他にも、料理に関する難読漢字は多く存在します。以下に、ご紹介しましょう。

「天麩羅」「外郎」「鹿尾菜」
これらの漢字の読み方に心当たりはありますか?

正解は順に……
「てんぷら」「ういろう」「ひじき」です。どれも身近な食べ物ばかりですが、漢字での表記はあまりされません。そんな漢字もさらっと読めるとかっこいいですね。

***

いかがでしたか? 今回の「煮凝」のご紹介は皆さまの漢字知識を広げるのに少しはお役に立てたでしょうか? 最近は寒くなってきたので、「煮凝」もできやすくなってきましたね。

来週もお楽しみに。

文/豊田莉子(京都メディアライン)
アニメーション/貝阿彌俊彦(京都メディアライン)
HP:http://kyotomedialine.com
Facebook:https://www.facebook.com/kyotomedialine/

 

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