新着記事

自宅で「小鯵の南蛮漬け」を上手に作るコツ【プロ直伝の技とコツ】 アゴの問題が姿勢に影響⁉|歩くための筋肉とアゴの意外な関係 アゴの問題が姿勢に影響⁉|歩くための筋肉とアゴの意外な関係 春風亭昇太さんの定番・朝めし自慢 落語家・春風亭昇太さんの朝めし自慢「週2〜3回は自分で調える純和風の献立です」 サライ読者に聞いた「好きな美術展のジャンル」ランキング 親の終の棲家をどう選ぶ?| 任せて大丈夫? 信頼できる老人ホーム紹介センターを探すには 親の終の棲家をどう選ぶ?| 任せて大丈夫? 信頼できる「老人ホーム紹介センター」を探すには 社長の年忘れ・新年の決意 平成最後の忘年会でやらかした「ぼったくりバーで5分20万円」! 初詣のお賽銭 平均「2394円」!|社長の忘年会・お賽銭事情 秋刀魚の味 小津映画の中で魅力を発散した女優・岩下志麻|『秋刀魚の味』【面白すぎる日本映画 第26回】 藻岩山 家から見える1番いい眺めはここ!|「札幌」「仙台」「広島」「福岡」の眺望ランキング ベスト10 メンタルヘルスを理由に出社できなくなる部下を減らすために|ストレスチェックの正しい活用法 【ビジネスの極意】メンタルヘルスを理由に出社できなくなる部下を減らすために|ストレスチェックの正しい活用法 減塩おかず2選 【管理栄養士が教える減塩レシピ】|野菜不足を補える簡単おかず2選

サライ本誌最新号

ピックアップ記事

  1. 松本零士 不滅のアレグレット〈完全版〉

>>過去の記事へ

サライの通販

>>過去の記事へ

健康

ひざ痛専門医が指摘する「ラジオ体操」のリスクとは

文/鈴木拓也

1951年にラジオ体操第一の放送が始まって以来、70年近くにわたり日本人に親しまれてきたラジオ体操。とっつきやすさもあって、シニア世代にも人気の運動になっている。

ところが「高齢者には、ラジオ体操は向いていない」「逆効果になることさえあり得る」と警鐘を鳴らすのが、戸田リウマチ科クリニックの戸田佳孝院長。著書『ラジオ体操は65歳以上には向かない』(太田出版)では、高齢者のラジオ体操には多少のメリットはあるが、デメリットも多いと綴っている。

いったいどういうことなのだろうか?

同書で戸田院長がまず指摘するのは、「ラジオ体操が生まれた時代と現代では、平均寿命も体格も異なる」という点。ラジオ体操が考案されたのは、男性の平均寿命が60歳程度に過ぎなかった時代。当時の考案者は、よもやそれよりも上の年代の人たちが、ラジオ体操をすることになるとは想像していなかったはず。このギャップが、様々なトラブルを生む土壌になっているとする。

そして、多くのラジオ体操実践者は、効果がないか、かえって身体を痛めやすい、間違ったやり方をしているとも指摘する。例えば「両脚で跳ぶ運動」では、とくに高齢者に、ジャンプはせず、ひざを軽く曲げて跳んだ真似だけする人が多い(着地時に前に倒れる恐怖心のため)。しかし、この動作の場合、靭帯が痛みやすく、ひざにはよくないという。もっとも、仮にきちんとしたラジオ体操をしても、高齢者にとっては、ひざや腰を痛めるリスクが高いものが、いくつもあるという。

これだけでなく、ラジオ体操は、肥満軽減(減量)、肩こり、呼吸機能の改善には効果はなく、高齢者に重要な足の筋肉を鍛えるものでもないなど、手間に見合う運動であるか疑問だとしている。

その一方で、一定のメリットもあるという。一番大きいのは血圧と血行の改善効果で、ついで精神面の健康維持にもよいという。そのため戸田院長は、必ずしもラジオ体操そのものを全否定はしていない。

ラジオ体操を続けたい高齢者に対し、戸田院長が勧めるのは、ひざの筋力を強化し、骨盤周辺の柔軟性を高めるエクササイズの実践だ。具体的には3種類あって、いずれもカンタンで長く続けやすいものばかりである(詳細については本書を参照いただくとしよう)。

同書で戸田院長は、ラジオ体操の習慣とともに、これらのエクササイズを行うことで、最後まで自分の脚で歩ける生活が実現しやすくなると力説している。

とくにラジオ体操が日常生活の張り合いとなっている方は、安心のためにも本書を読まれてはいかがだろう。

【今日の一冊】
『ラジオ体操は65歳以上には向かない』
(戸田佳孝著、太田出版)
http://www.ohtabooks.com/publish/2016/02/17000005.html

文/鈴木拓也
2016年に札幌の翻訳会社役員を退任後、函館へ移住しフリーライター兼翻訳者となる。江戸時代の随筆と現代ミステリ小説をこよなく愛する、健康オタクにして旅好き。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

関連記事

  1. 好みでシナモンかバニラエッセンスをひとふりして完成 アンチエイジング効果があると話題の「アーモンドミルク」の秘密
  2. 日本で初の「薬やめる科」の医師が提唱する「減薬・断薬のすすめ」とは? 薬の9割はやめられる|日本初「薬やめる科」の医師が提唱する「減薬…
  3. 医学部教授が考案!長生きするための簡単みそレシピ3選
  4. 「年のせい」とほっといてはダメ!350万人以上がかかる病気、脊柱…
  5. あなたの「舌」は大丈夫?100歳まで生きるための舌トレーニング
PAGE TOP