写真・文/矢崎海里

年明けから5月ごろまでが旬のはっさくには、ほのかな苦みと甘酸っぱさがあります。
厚い皮に覆われているものの手で簡単に剥くことができ、薄皮も取り除きやすいのが特徴。
そのまま食べたり、マーマレードやゼリーなどに加工されることが多いですが、料理にも活用しやすい柑橘類です。
今回ははっさくの風味を生かした減塩レシピをご紹介します。
はっさくと春菊のハニーマスタードサラダ

【材料】(1人分)
はっさく 1/2個
春菊 3株
★粒マスタード 大さじ1/2
★はちみつ 大さじ1/2
★酢 大さじ1/2
★オリーブオイル 大さじ1/2
【作り方】
1.春菊は3cm幅に切り、冷水にさらして水気をきる。

2.はっさくは皮をむき薄皮を取り、半分に切る。
3.ボウルに★の調味料を混ぜ合わせる。

4.3に春菊、はっさくを入れてさっくり混ぜ合わせる。

5.うつわに盛り付けて完成。
旬のはっさくと春菊を使った季節のサラダです。
春菊は冷水にさらしておくことでシャキッとして、そのまま生でおいしく味わえます。
はちみつの甘さとマスタード、春菊の風味に、はっさくの酸味がよく合う、さっぱりとした一品。
油っぽいメニューとの組み合わせがおすすめです。
はっさく1/2個(150g)で、一日のビタミンCの目標量のうち1/3以上が補えます。
ビタミンCは熱に弱く、水に流れやすい特徴がありますが、はっさくのように生で食べられるものは栄養を逃がさず吸収できます。
食塩相当量:0.4g
ゆで豚のはっさくソース

【材料】(1人分)
豚ばらかたまり肉 150g
はっさく 1/4個
玉ねぎ 1/4個
★めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ1/2
★砂糖 小さじ1
★胡椒 少々
青ねぎ(小口切り) 適量
【作り方】
1.豚ばら肉は沸騰したお湯に入れて、落とし蓋をして弱火で30~40分加熱する。

2.1に火が通ったら冷めるまで放置して、水気をきり食べやすい大きさに切る。
3.はっさくは皮をむき薄皮を取り、細かくほぐす。玉ねぎはすりおろす。
4.3と★の調味料を合わせる。

5.2に4のソースをかけて、青ねぎを散らして完成。
脂の多い豚ばら肉は茹でて脂を落とし、柑橘系のソースでさっぱり食べるのがおすすめです。
ソースには油を使わず、はっさくの甘酸っぱさとほのかな苦みを生かしています。
はっさくや玉ねぎの甘さによって砂糖の量を調整してください。
ほかにもローストビーフや魚などのソースとしても活用できます。
はっさくのほのかな苦みや酸味、香りなどは減塩調理の物足りなさをカバーしてくれます。
ほかにもオレンジや日向夏など、季節の柑橘類で応用可能です。
柑橘類に含まれる酸味成分のクエン酸には、疲労回復効果や食欲増進効果が期待できます。
食塩相当量:1.0g
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はっさくは広島県の因島で発見された、日本特有の柑橘類です。
旬の時期以外にはなかなか手に入らないので、見つけたらぜひ手に取ってみてくださいね。
文/矢崎海里(やざき・かいり)
管理栄養士やフードスペシャリストなどの資格を生かし、企業で働く傍ら、Webメディアでも活動。おいしく食べて健康になれるごはんを研究中。
