ダイエット中は小腹が空いても間食を我慢することが多いもの。しかし、食べる内容や食べ方さえ気をつければ、間食は体にいい栄養素を補給する、最高の機会となるのです。
間食に高カカオチョコレートを食べるというシンプルなダイエット法で、4か月で24キロものダイエットに成功した医師・鈴木幹啓先生の著書『医師が教える最強の間食術』から、間食を利用し、効率的に痩せるダイエット法をご紹介します。
文/鈴木幹啓
おすすめする最高の間食習慣、「チョコちょこ食べ」!
具体的に、高カカオチョコレートでどのような間食習慣を持てばいいのか、ひとつおすすめの方法をご紹介したいと思います。
まずこれまで説明してきたように、ポリフェノールの性質を考えれば、一度にまとめて食べるのではなく、数時間おきに少量ずつ毎日食べることが大切です。では、毎日どれぐらいの量を食べていけばよいのでしょう。
国立がん研究センターのがん対策研究所予防関連プロジェクトのウェブページで発表されている「多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告」から考えると、日本人は、大よそ男性で1000㎎/日、女性で900㎎/日のポリフェノールを摂取しているようです。そして、1日の理想のポリフェノール摂取量は1500㎎以上と一般的にいわれています。
つまり、足りていないのです。チョコレートの種類によって異なりますが、72%以上の高カカオチョコレートを25gほど摂取すれば、680㎎以上のポリフェノールが摂取できるので、不足分は十分に補える計算となります。したがって、1日に摂りたい分量の目安は25g。例えば、1ピース5gを5ピース、5回に分けて食べる「チョコちょこ食べ」はいかがでしょう。これならできそうな気がしませんか?
【一番続けやすい「チョコちょこ食べ」習慣。次ページに続きます】