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身体が重だるくて、思うように動けない……たくさん寝ても疲れが取れない。やる気が起きないなど、30~40代の「プレ更年期」や、40~50代の「更年期」の女性には、自分ではどうにもならない不調が現れるもの。

実は、その不調には漢方がよく効くことをご存知でしたか?

私の不調にも漢方が効くのか知りたい!どうすれば根本解消できるの?

そんな女性たちの疑問を、漢方の専門家に全10回のシリーズで解説してもらいます。

第7回のテーマは、「だるさ」です。あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師の、清水みゆきさんに教えてもらいました。

1.「元気な同級生が妬ましい」だるくて家事をするのももう限界。義母の嫌味とだるさの板挟みから抜け出したい。

マキコさん(44歳)

義理のご両親と同居している主婦の方からご質問を頂きました。

「最近すごく身体がだるいんです。旦那の両親の世話をしながら家事を全部やっています。ひと通り朝の家事が終わったらもう疲れ果ててしまいます。そして、家事のやる気が全く起きません。『主婦だし、やる気でないけどやらなきゃ』と思ってなんとかやっています。以前、だるくて家の中のことができていないまま休んでいたら、義母に『家の中がぐちゃぐちゃじゃない。この家に住んでるんだから、ただ飯食ってないでちゃんとやってよ』って嫌味を言われて…。もう二度とあんなこと言われたくありません(怒)。だるさや疲れがずっと続くのは更年期のせいなんでしょうか?44歳だと、更年期が来るには少し早いですかね?私の同級生はまだ更年期は来ていなさそうで、『更年期?まだ早いでしょ。子育てに仕事に毎日忙しいよ~最近は趣味も始めちゃってさ』と言っています。正直、元気いっぱいで充実している友達が妬ましい気持ちすらあります。やる気も体力もなくて私の人生は意味がない気がして、落ち込むことも最近は多くなってきました。もし改善する方法があるようでしたら、教えてほしいです。このだるさがずっと続くなんて辛すぎます」

ご質問ありがとうございます。疲れやだるさで思うように動けないといつもできていたことができなくなって、心身ともに辛いですよね。

このような慢性的な疲労感やだるさは、更年期に生じる代表的な症状のひとつです。

一般的には、45~55歳の閉経前後にこのような不調を生じることを更年期障害と呼びます。更年期障害は、卵巣の老化による女性ホルモンの減少が原因です。

ただし最近では、30代後半~40代前半のまだ閉経ではない年代でも、更年期障害と同じような症状に悩まされるケースが増えており、これは「プレ更年期」と呼ばれています。

女性の体は、実は30代半ばが女性ホルモン分泌のピーク。その後、30代後半から女性ホルモンは減り始めるので、徐々に心と体の不調が出やすくなります。

 2.女性ホルモンのゆらぎやストレスが疲れやだるさの原因だった?

更年期やプレ更年期の不調は、卵巣の老化による女性ホルモンの減少やストレスが原因です。ホルモンバランスの乱れによって、自律神経のはたらきが不安定になり、疲れやすくなります。また、ストレスも自律神経に影響を与えるため、だるさが生じる原因となります。

東洋学的には、更年期に現れる疲れやだるさの症状は、気(生命エネルギー)や血(栄養を運ぶ血液)の不足によるものと考えられています。気血が不足すると、体だけでなく気持ちもしっかりと保てなくなります。

また、更年期になると、精(気をつくり出す生命活動の基本物質)を蓄えている腎が弱まるため、気が不足してしまいます。

こうして更年期のだるさや疲れの症状がでてしまうのです。

 3.漢方的な疲れ・だるさの改善法4選

更年期の不調の治療法のひとつに、ホルモン補充療法があります。これは、不足しているエストロゲンを薬で補い、ホルモンバランスの乱れを和らげていく方法です。 効果もありますが、同時に副作用などのリスクもありますので、通院して医師の管理下で治療する必要があります。

ホルモン療法には抵抗があるという方や、通院する時間がないという方には、漢方の考え方によるアプローチがおすすめです。

3-1.気を補う食材を積極的にとる!

疲れやだるさを改善するために、お米などの主食をしっかり食べ、元気の<気>を補う食材も積極的に取り入れましょう。

・気を補う食べ物
大豆・かぼちゃ・じゃがいも・さつまいも・お米(穀類)・うなぎ・牛肉・きのこ類など

体が冷えると、あたためるために気を消耗してしまいますので、あたたかい調理法を意識するとよいです。

3-2.ツボで体力アップする!

内臓のはたらきをよくするツボを刺激することで、体力を向上することができます。

・湧泉(ゆうせん):気力や生命力が泉のように湧くツボと言われています。足の裏の真ん中あたりのくぼみを刺激します。
・関元(かんげん):原気(元気)が集まるツボと言われています。おへその真下5センチあたりを刺激します。

3-3.しっかり睡眠をとる!

睡眠不足が続くと、体はエネルギーの補充ができず、気が不足した状態となってしまいます。特に、疲れやだるさを強く感じる、忙しさが続く場合には、消耗した<気>を補うために、しっかり睡眠をとるようにしましょう。

3-4.漢方薬を飲む!

更年期の不調には漢方薬もよく使われています。

一般的に西洋薬よりも副作用が少ないとされておりますし、対症療法ではなく、体質の改善に働きかけることで根本的な解決を目指すものですので、同じ症状を繰り返したくない方に最適です。

また、健康的な食事やセルフケアを毎日続けるのは苦手という方も、医薬品として効果が認められた漢方薬なら、症状や体質に合ったものを毎日飲むだけなので、手間なく気軽に継続できます。

<更年期の疲れやだるさにおすすめの漢方薬>

・胃腸が弱い、元気がない方に
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
胃腸のはたらきを整えて気を補い、更年期の体力低下を改善する漢方薬です。 
・めまいや冷え、むくみ、貧血も気になる方に
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
血を補い巡らせて体の中の余分な水を取り除き、疲労感やだるさを改善する漢方薬です。 
・手足の冷えやほてり、頻尿も気になる方に
八味地黄丸(はちみじおうがん)
体をあたため腎を補い、元気をつける漢方薬です。

ただし、漢方薬を選ぶ際には自分の体質に合ったものを選ぶ事が大切です。体質に合っていない場合は、効果が出ないことや、副作用が出ることもあります。購入時にはできる限り漢方に精通した医師、薬剤師等にご相談ください。

自分に合った漢方薬が知りたい。コスパ良く漢方を飲んでみたい。という方には、「オンラインAI漢方」などの、スマホで気軽に専門家に相談できるサービスもおすすめです。

4.セルフケアと漢方で疲れやだるさを吹き飛ばそう!

更年期、プレ更年期の疲れやだるさは、改善することができます。まずは食生活の工夫やしっかり睡眠時間を確保することで、体のバランスを整えることを心がけましょう。

根本的に体質を改善するには漢方がおすすめです。更年期の症状が和らぐにつれて、疲れやすさやだるさも少しずつ軽快していくと思います。体のだるさが改善すると、気持ちも落ち着き元気に過ごせるようになると思いますので、まずはできるところから始めてみましょう。

疲れやだるさを解消して、更年期も心も体も元気に毎日を過ごしましょう!

<教えてくれたのは…>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 清水みゆき
漢方薬・生薬認定薬剤師。漢方調剤薬局にて勤務。現在は、漢方の経験を活かし、「あんしん漢方」の漢方サポート・コンシェルジュにて漢方提案やお客様サポートを行っている。


記事内に登場した「あんしん漢方」とは?
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●あんしん漢方(オンラインAI漢方)

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