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ー原材料や生産地などがより明確にー新しい表示基準で日本ワインはこう変わる|『第5回 日本ワイン祭り~JAPAN WINE FESTIVAL~』

国産葡萄を100%使用することが「日本ワイン」の絶対条件。産地呼称など生産者は対応を余儀なくされているが、背景を理解することで日本ワインの味わい方も変わりそうだ。

新しい表示基準で日本ワインはこう変わる

2018年10月30日から、国税庁が制定した「果実酒等の製法品質表示基準」が適用される。明治初期からの日本のワインの歴史の中で、ラベルに関して初の表示ルールが定められた。明治学院大学法学部教授・蛯原健介さん(46歳)は語る。

「今までは、日本産のワインに使われる葡萄が国産でも、海外から輸入した濃縮果汁などでも、特に法律上の表示義務はありませんでした。しかし、新しく設けられた『表示基準』では国産葡萄を使用し、国内で醸造したものに限って『日本ワイン』と表示できます。それ以外は単なる『国内製造ワイン』であり、原材料が輸入ワインや濃縮果汁の場合は、その旨もラベルに記さなければなりません」

さらには産地名、葡萄品種、収穫年を明記する場合は、その原料を85%以上使うことが条件となる。例えば、「長野産葡萄 シャルドネ 2016年」とラベルに書かれていれば、長野で栽培された2016年収穫のシャルドネが85%以上使用されているとわかる。

「今後はラベルを見れば、ある程度ワインの素性が明らかになります。情報開示、消費者保護という観点から見ると、大変に意味がある。もしラベルに偽りを表記すれば、ワイナリー免許を剝奪される恐れもあります。ヨーロッパなどでは、葡萄の栽培法やワインの製造法、品質分類や管理が法律で厳しく定められています。日本も今後はある一定のルールを根拠に、対外的に説明できるメリットもある。日本ワインを輸出する際にも大変に有効です」(蛯原さん)

現在、海外原料の葡萄を使った日本産のワインは約80%を占め、価格も1000円未満のものまであり安価な商品が多い。海外原料の葡萄と国産葡萄を比べてどちらが良い、悪いという問題ではない。消費者が価格や品質に納得して、自らの判断でワインを選べるようになったといえる。

「日本ワイン」は国産葡萄のみを原料とし、日本国内で製造されたワインを指す。85%以上使えば葡萄の産地や品種などの表示も可能。「国内製造ワイン」は日本ワインを含む、日本国内で製造されたすべてのワインに関する呼称。ここに海外の葡萄を原料として、日本で造られたワインも入る。「輸入ワイン」は、海外で造られ、日本に輸入されたワインのことである。

「日本ワイン」は国産葡萄のみを原料とし、日本国内で製造されたワインを指す。85%以上使えば葡萄の産地や品種などの表示も可能。「国内製造ワイン」は日本ワインを含む、日本国内で製造されたすべてのワインに関する呼称。ここに海外の葡萄を原料として、日本で造られたワインも入る。「輸入ワイン」は、海外で造られ、日本に輸入されたワインのことである。

新基準で銘柄名を変えたワイナリーも

今回の新基準適用により、ワインの銘柄名を変えたのが山形県のタケダワイナリーだ。地元でも長く親しまれた「蔵王スター」シリーズを、「タケダワイナリー」という銘柄に変更した。新基準に則れば、「蔵王」と名乗れるのは蔵王山麓に隣接している市町村のみ。白のデラウェアを栽培する上山市は特に問題はなかった。しかし、赤のマスカット・ベーリーAの主な産地である天童市は、蔵王山麓からわずかに離れていることから、今回の規定に触れる恐れが出てきた。当主の岸平典子さん(52歳)はこう語る。

「初めて聞いたときは、天童市も該当するのかと驚きました。『蔵王スター』の歴史は1920年にまで遡れます。当初は『金星ブドー酒』として発売されたワインを、『蔵王スター』に改名したのが1979年のこと。日常的なワインとして地元の人に愛されてきた『蔵王スター』の名称を切り替えるのには多少、葛藤もありました。でも、私たちはこの法律の趣旨を理解し、尊重しています。これがザル法にならないためにも、自主的に変えて範を示すのが、日本ワイン界に一石を投じることになると考えました」

変化を恐れず、それを逆に契機と捉えた。栓をコルクからスクルューキャップへ。容量も日本独自の規格である720mlから国際規格の750mlへと変更した。

「栽培農家も代替わりして、葡萄の質も上がってきました。今までは“蔵王スターらしい味”を守らなければと思っていましたが、元の味わいは残しつつもより品質を向上させていきたい」(岸平さん)

タケダワイナリーの「蔵王スター」は1年前からラベルを右のように変更。この機会に1200円だった定価を、農家を守るためにも1600円に上げたという。

タケダワイナリーの「蔵王スター」は1年前からラベルを右のように変更。この機会に1200円だった定価を、農家を守るためにも1600円に上げたという。

農業の経済活動が日本ワインを発展させる

フジマル醸造所の代表取締役・藤丸智史さん(42歳)も「日本のワインにとって、この法律は大事な一歩」と歓迎の姿勢を見せる。藤丸さんは大阪、山形や山梨などでデラウェアを栽培する農家の葡萄を引き取り、大阪・島之内と東京・清澄白河で醸造してきた。

フジマル醸造所が仕込むデラウェアの葡萄。粒が小さく、糖度と酸も上がる。日本では約120年前から栽培され、気候も向いているといわれる。

フジマル醸造所が仕込むデラウェアの葡萄。粒が小さく、糖度と酸も上がる。日本では約120年前から栽培され、気候も向いているといわれる。

「葡萄栽培農家は後を継ぐ人が少なく、耕作放棄地も多く見られます。後継者がいないのは、儲からないからです。農業を経済活動として、成立させる必要がある。葡萄はワインになった瞬間に付加価値がついて、地球の裏側の人々にまで届けることもできる。私は、日本のワイン業界や市場をもっと発展させたいと考えています。日本でワイン造りに携わる人が現在より増えて、ワインを飲む消費者も増える。そういった明るい未来のためにも、法整備は必要です」

日本ワインが真の文化となるため、新基準の適用はその第一歩だ。

取材・文/鳥海美奈子 イラスト/大塚砂織

* * *

こうした背景もあり、最近「日本ワイン」への注目が高まっています。

この春、日本ワインをまだ飲んだことがない方からすでに愛好しているという方まで、気軽に楽しめるイベントが東京・日比谷公園にて開催されます。北海道から大分県まで14都道府県49ワイナリーが集結、日本ワインを学べるセミナーやプレミアムなアイテムを飲み比べられる試飲会、映画上映会、豪華景品が当たるスタンプラリーなど盛りだくさん。

青空の下、「日本ワイン」を存分に味わってみてください。

『第5回 日本ワイン祭り~JAPAN WINE FESTIVAL~』

会期:4月12日(金)15:00~21:00
4月13日(土)11:00~19:00
4月14日(日)11:00~16:00
開催場所:日比谷公園 噴水広場

※出展ワイナリーの情報など詳細は、『第5回 日本ワイン祭り~JAPAN WINE FESTIVAL~』の公式HPをご参照ください。

http://www.nihonwine-matsuri.jp/

主催 日本ワイナリー協会  後援 国税庁
協賛 メルシャン株式会社 サントリーワインインターナショナル株式会社 キッコーマン食品株式会社・マンズワイン株式会社
協力 NPO法人チーズプロフェッショナル協会 敷島製パン株式会社 株式会社リンクバル・JAPAN

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