写真・文/矢崎海里

冷凍食品売り場に必ずあるフライドポテト。
細切り、ナチュラルカット、ハッシュポテトなどさまざまな形のものが販売されていますが、大きめで食べ応えのあるナチュラルカットタイプは日々のおかずにも大活躍します。
今回は味のついていない冷凍フライドポテトを使用した、ごはんが進む炒め物と、主食にもなるグラタンをご紹介します。
切る手間なし、保存が効く、加熱時間短縮とメリットがたくさんある冷凍フライドポテト、ぜひ活用してみてくださいね。
シーフードポテトグラタン

【材料】(2人分)
冷凍フライドポテト(ナチュラルカット) 200g
冷凍シーフードミックス 100g
冷凍ほうれん草 150g
有塩バター 20g
小麦粉 大さじ2
牛乳 200ml
顆粒コンソメ 小さじ1
胡椒 少々
ピザチーズ 60g
【作り方】
1.フライドポテト、シーフードミックス、ほうれん草はそれぞれ冷蔵庫で解凍しておく。
2.フライパンにバターを入れ、水気を切ったシーフードミックス、ほうれん草を加えて数分炒めたら、小麦粉を加えて粉気がなくなるまで炒める。

3.牛乳を少しずつ加え、よく混ぜる。顆粒コンソメ、胡椒を加えて火を止める。

4.耐熱皿にフライドポテトを並べ、3のソースをかける。ピザチーズをのせて、オーブントースターでチーズが溶けるまで焼いたら完成。

すべて冷凍の具材で作るグラタンレシピです。
冷凍フライドポテトは一度火が通っているので、加熱時間が短く、グラタンにしたときにじゃがいもが固かった、などの失敗もしにくく安心です。
大きめのカットでホクホクしたじゃがいもが楽しめます。
ホワイトソースは今回手作りのレシピをご紹介していますが、市販のものを使用しても大丈夫です。
ホワイトソース以外にも、明太マヨグラタンやミートソースグラタンなどのアレンジも手軽にできます。
冷凍の具材はそれぞれ解凍しておくことで、加熱時間や焼き時間を短くしています。
シーフードミックスやほうれん草を凍ったまま調理するとホワイトソースが水っぽくなってしまうため、時間がない場合は電子レンジで解凍し、しっかり水気を切ってから調理してください。
フライドポテトも凍ったままトースターで焼くと温まるまでに時間がかかるので、あらかじめ電子レンジで解凍しておくのがおすすめです。
エネルギー:433kcal
食塩相当量:2.2g
豚肉とポテトの甘辛炒め

【材料】(2人分)
冷凍フライドポテト(ナチュラルカット) 200g
豚ロース肉(とんかつ用) 2枚(200g)
小麦粉 小さじ2
さやいんげん 10本
★醤油 大さじ1
★砂糖 小さじ1
★みりん 大さじ1/2
★おろし生姜 小さじ1/2
サラダ油 大さじ2
白いりごま 適量
【作り方】
1.豚肉は1cm幅に、いんげんは5cm幅に切る。

2.豚肉に小麦粉をまぶす。フライパンにサラダ油を熱し、凍ったままのフライドポテトと豚肉を焼く。

3.それぞれ焼き目がついたらいんげんを加えて軽く炒める。ペーパーで余分な油をふき取り、★の調味料で味付けする。

4.火を止め、うつわに盛り付けて白いりごまを散らして完成。
甘辛い醤油の味付けでごはんが進む炒め物レシピです。
フライドポテトと豚肉を焼く際は、あまり動かさずに焼き目がついたら返すことで、カリカリに仕上がります。
ナチュラルカットのポテトは皮つきのものも多く、食物繊維やカリウムが補えます。
またじゃがいもにはビタミンCも含まれていて、いんげんと合わせて1日の推奨量のうち、1/3以上が補えます。
エネルギー:531kcal
食塩相当量:1.4g
* * *
冷凍フライドポテトは今回ご紹介したレシピ以外にも、オーブン焼きやジャーマンポテトなど、揚げる以外の調理法で飽きずに楽しめます。
ただし煮物やカレーなどは煮崩れしやすいため、加熱時間やタイミングに注意してくださいね。
文/矢崎海里(やざき・かいり)
管理栄養士やフードスペシャリストなどの資格を生かし、企業で働く傍ら、Webメディアでも活動。おいしく食べて健康になれるごはんを研究中。











