写真・文/矢崎海里
暑い夏が続いていますが、夏バテなどはしていませんか。
夏はカレーや辛いもの、スパイスの効いたものが食べたくなりますよね。今回は暑い日に食べたくなる、アジアンごはんをご紹介します。
最近食欲がなくて麺類や冷たいものばかり、という方もぜひ参考にしてみてくださいね。
家にある調味料で作る! ナシゴレン
【材料】(2人分)
合いびき肉 100g
玉ねぎ 1/2個
パプリカ(赤・黄) 各1/4個
干しえび 大さじ1
ごはん 400g
中濃ソース 大さじ1
醤油 大さじ1
塩・胡椒 少々
みじん切りにんにく 少々
サラダ油 小さじ1
卵 2個
サニーレタス 適量
【作り方】
1.玉ねぎ、パプリカは小さめの角切りにする。
2.フライパンにサラダ油を熱し、卵を落として目玉焼きを作る。
3.同じフライパンに干しえび、みじん切りにんにくを入れて炒める。香りが出てきたら合いびき肉、1を入れてさらに炒める。
4.ひき肉の色が変わったらごはんを入れて炒め合わせる。中濃ソース、醤油を加えて、塩・胡椒で味を調えて火を止める。
5.うつわに盛り付け、サニーレタスと目玉焼きを添えて完成。
ナシゴレンはインドネシアやマレーシアで親しまれているチャーハンのような料理です。
ジャスミンライスで作られているものが多く、ほかにさまざまなスパイスや辛み調味料、魚醤などが使われていますが、今回は家にある調味料でできるようアレンジしたレシピをご紹介しています。
中濃ソースには野菜や果物、スパイスなどが使用されているので、中濃ソースと醤油のみの味付けでも、いろいろな調味料を組み合わせたような味わいになるのがポイントです。
えびは干しえびを使用して、最初に炒めることで香ばしい香りをプラスしています。
辛みはないので、辛い物が苦手な方や小さなお子さんでも食べられますよ。
また、パパっと作れるので、忙しい日のお昼ごはんに取り入れたり、生春巻きなどほかのアジアン料理と組み合わせたりするのもおすすめです。
エネルギー:573kcal
食塩相当量:2.0g
エスニックから揚げ
【材料】(2人分)
鶏もも肉 300g
★オイスターソース 小さじ2
★レモン汁 小さじ2
★ナンプラー 小さじ1
★おろし生姜 小さじ1
★おろしにんにく 小さじ1
片栗粉 大さじ2
小麦粉 大さじ2
揚げ油 適量
グリーンリーフ 適量
水菜・白髪ねぎ・青ねぎ 適量
レモン 適量
【作り方】
1.鶏もも肉は一口大に切り、★の調味料をもみ込んで30分漬ける。
2.1に片栗粉・小麦粉をまぶし、170℃の揚げ油で返しながら5分ほど揚げる。
3.油を切り、ちぎったグリーンリーフの上に乗せる。水菜・白髪ねぎ・青ねぎを混ぜたものを散らし、串切りにしたレモンを添えて完成。
ナンプラーが香る、爽やかなから揚げです。
下味にレモンを使用していますが、食べる際にもレモンを絞って食べてください。
から揚げの衣は小麦粉と片栗粉を同量で使うのがおすすめです。
小麦粉を使用すると揚げたてはサクっと、冷めてもしっとりしたから揚げになり、片栗粉を使用すると粒子が粗いので、ザクザクとした食感が楽しめるから揚げになります。
2種類を混ぜることで外側がカリッと、中はジューシーに揚がり、揚げたてはもちろん、時間がたってもおいしく仕上がります。
エネルギー:501kcal
食塩相当量:1.8g
* * *
今回ご紹介した以外にも、スパイスやハーブ、酸味や辛みを効かせた料理も夏にぴったり。
しっかり食べて、暑さを吹き飛ばしましょう。
文/矢崎海里(やざき・かいり)
管理栄養士やフードスペシャリストなどの資格を生かし、企業で働く傍ら、Webメディアでも活動。おいしく食べて健康になれるごはんを研究中。