フランスの名匠が伝えた「ねずみ」と「白鳥」のシュー

ルコント 渋谷店(東京・渋谷)

「スワン」562円。シュー皮はふんわりとやわらかめで、軽い生クリームとよくマッチする。約11×5cm、重さ約50g。
「スウリー」562円。カスタードクリームはバニラビーンズ入り。耳の部分は薄切りアーモンド。約11×5cm、重さ約65g。
「パリジェンヌ」497円。シュー皮にカリッとしたアーモンド粒。中はカスタードクリーム+生クリーム。径約7cm、重さ約85g。

『ルコント』は、昭和43年に東京・六本木に開店。創業者のアンドレ・ルコントは、パリ随一の老舗高級ホテル「ジョルジュ・サンク」のシェフ・パティシエ(製菓長)を務めたのちに来日。「万事、フランス流に」を合言葉に、日本向けにアレンジしていない本場そのままのフランス菓子を提供して、日本の洋菓子界に驚きを与えた。

シュークリームもフランス流である。フランスのシュー菓子は、フォンダンという砂糖を煮詰めたコーティングがかけられていることが多いが、『ルコント』の「スウリー」(ねずみ)もフォンダンがたっぷり。白いフォンダンにチョコレートで目と鼻と尻尾を描いている。ルコントが子どもたち向けに考案したという。フォンダンとカスタードクリームが絡み合った濃厚な甘さが魅力だ。

一方、「スワン」は白鳥形のシュー皮に生クリームがのる。フランスでは昔から作られていた菓子で、ルコント流は、塩気の効いたシュー皮が生クリームの甘さとコクを引き立てる。口に含むと、生クリームがふわっととろけて、白鳥が舞うような軽やかさ。個性的な2品で、シュークリームの真の奥深さを堪能できる。

アンドレ・ルコント(1931〜99) 昭和38年に「ホテルオークラ東京」に招かれて来日。仏国政府から「レジオン・ドヌール勲章シュバリエ」を受章。

●ルコント 渋谷店
東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア1階 電話:03・3400・0018 営業時間:10時~21時 定休日:渋谷スクランブルスクエアに準じる 交通:JR・東京メトロ渋谷駅直結(改札外)

※「スウリー」「スワン」はクリスマスの繁忙期は休み。「パリジェンヌ」は不定期販売。 

取材・文/大塚 真 撮影/宮地 工

※この記事は『サライ』本誌2021年12月号より転載しました。

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