仕事をしていると、「仕事から逃げたい」「会社に行きたくない」「もう辞めたい」と思ってしまうことがありますよね。株式会社ビズヒッツが運営する、「ビジネス上の問題解決を考えるメディアBiz Hits」( https://media.bizhits.co.jp/ )は、仕事から逃げたくなったことがある500人に、「仕事から逃げたくなる瞬間」についてアンケート調査を実施しました。その結果をランキング形式でまとめました。

「仕事から逃げたいと思う瞬間」ランキング

仕事から逃げたいと思う瞬間のランキング

さまざまな回答が寄せられた中、1位になったのは「ミスをした」です。2位以下は、「業務量が多すぎる」「人間関係がツライ」と続きます。11位以下には、「苦手な仕事を任されたとき」「責任の重い仕事を任されたとき」「プレゼン・発表を控えているとき」なども入っています。

人間関係よりも、「仕事そのものがうまくいかない、失敗した」「仕事でプレッシャーがかかっている」というときに、仕事から逃げたくなる人が多いことがわかりました。

1位~5位の具体例を紹介! 

【1位 ミスをした】

・締め切りを間違って認識しており、多くの人に迷惑が掛かるとわかったとき(40代男性/広告代理店勤務)

「取り返しのつかないミスをしたとき」「会社やお客様に迷惑がかかるミスをしたとき」など、大きなミスをしたときに逃げたくなるという人が多数。中には、「新聞に載るくらい」「損害賠償になるくらい」の重大なミスをしてしまったという人も…。一方で、「小さなことでも落ち込む」という人もいました。

【2位 業務量が多すぎる】

・こちらの作業量を考えないまま、膨大な仕事を振られたとき(30代男性/経理)

「やってもやっても終わらない」「自分のキャパを超えている」と感じて、逃げたくなってしまった人が多数。「自分ひとりに大量の仕事を言い渡された」「不公平に自分にばかり仕事を割り振られた」という人も。「自分ひとりだけに過度の負担がかかっている」と感じると、ますます逃げたくなってしまいそうですよね。

【3位 人間関係がツライ】

・職場の人間関係が悪いとき(50代女性/スーパーのレジ担当)

いじめを受けたり上司とモメたりして逃げたくなった人のほか、自分は当事者ではないものの「他人同士のいがみ合いに巻き込まれそうになったとき」に逃げたくなった人も。入社してすぐで、まだ職場に馴染めなかったころに「逃げたい」と感じた人もいました。

【4位 怒られた】

・上司から人前で怒られたとき(40代男性/営業職)

「人前で怒られたとき」「大声で怒られたとき」に逃げたいと感じた人が多数。「理不尽に怒られたとき」と答えた人も目立ち、「納得できないまま怒られている」という状況に不満を感じた人が多いことがわかりました。

【5位 仕事がうまくいかない】

・計画に対して大きく未達しているとき(40代男性/営業職)

ノルマが達成できなかったり、「頑張っているのに成果が出ない」と感じたりしたときに、逃げたくなるという回答が寄せられています。また、「営業成績が最悪で役員会議に呼ばれた」「頑張ったのに上手くいかず、責められた」など、「成果が出ないことを責められた」ときに逃げたいと感じる人も多数いました。

「仕事から逃げた方法」ランキング

「仕事から逃げたことがあるか?」の質問に、約3割の方が実際に「ある」と回答をしています。残りの7割強の方は、逃げたくても我慢しているという現実があるのですね。では、逃げた方法を確認していきましょう。

仕事から逃げた方法のランキング

ダントツの1位は、「仕事を休んだ」でした。2位以下はかなり差があいて、「退職した」「仕事を他の人に任せた」と続きます。「早退した」「長期休職した」「その場を離れた」など、期間の長短に関わらず、一旦仕事・職場から離れた人が多くなりました。8位以下には、「仕事を先延ばしにした」「嫌いな人とシフトをずらした」といった回答もありました。

具体的にどのように逃げたのか? 

【1位 仕事を休んだ】

・「親戚が危篤になった」と電話連絡して休んだことがありました(50代男性/技術職)

仮病を使ったり、「親族に不幸があった」と嘘をついて、休んだ人が目立ちました。休んで家にいた人もいれば、「日帰り旅行にいった」という人も。家から休みの連絡をしたのではなく、通勤途中で会社にいけなくなり、引き返したり休みの連絡を入れたりした人もいました。

【2位 退職した】

・仕事の責任が重くなり、自分には重荷であることや退社も含めた話を上司にしました(40代女性/アパレル販売)

我慢の限界を迎えて、退職・転職した人もいたことがわかります。「無意識のうちに、気づいたら退職届を書いていた」という体験談も。「最低限の引き継ぎはした」「抱えている案件が終わるまでは我慢した」「年度末までは頑張った」という人もいましたが、「突然辞めた」という人も多くいました。

【3位 仕事を他の人に任せた】

・面倒な仕事が舞い込むのを察知して、わざと席を外して他の人が担当するように仕向けた(40代男性/営業職)

具体的には、「クレーム処理を上司に代わってもらった」など。「英語プレゼンを帰国子女に代わってもらった」という人もいました。「頼んで代わってもらった」という人もいれば、席を外したりわざと他の仕事をして、「同僚がやるよう仕向けた」という回答もありました。

【4位 早退した】

・苦手な仕事を任されて、やってはみたもののやはり合わずに苦戦したので、体調不良を理由に早退してしまった(50代男性事務職)

早退理由は、「体調不良」にした人が目立ちました。最初は体調不良を申し出て早退し、数日休んだ後に退職したい旨を会社に伝えた人もいました。

***

仕事から逃げたくなる瞬間とその方法を見てきました。ほとんどの方が逃げたくなる瞬間を経験していますが、実際に逃げた方は3割弱。残りの7割強の方々は、気持ちを奮い起こして頑張っておられるようです。ある日突然ストレスが爆発しないように、上手くガス抜きをしながらやり過ごせると良いですね。

調査概要
調査対象:仕事から逃げたくなったことがある人
調査日:2021年6月8日~9日
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:500人(女性304人/男性196人)

 

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